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クッキング☆えんじょい   作者: 霜三矢 夜新
得意分野で勝負編
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第15試合の前に―― コンビニなどの商品活用 9.

 なるほどとばかりにうなずく司会者みこと、後2人にコメントを聞いたら試食タイムだと言わないとなどと進行を考えて再確認した。

「飯尾さん――失礼、皆さんともに名前で呼びあっているのですから香理さんとお呼びすべきでしょうね。多めに作った料理のおかわりを求められると思いますか?」

 別に食べてもらう量で何か良い事がある訳ではない。どういう場面でどんな料理が好まれるのかわかるだけだ。それでも食べてもらった喜びを感じ取れますと微笑む。

「はい。もしかしたらつまみやすいおかずの分、食べてもらえるのは嬉しいというのはありますよ」

 最後に待ってましたよという様子の込流へ質問した。

「今回のコンビニ食材を使った発想はご飯もので勝負というか、提案しましたね」

 込流が冗談めかした口調で言う。

「別に風良君を意識はしていなかったタイが、彼を嫉妬させてしまったかのぅ」

 全員に質問をした命は、試食準備の合図を出した。それによってスタッフ達が高美の使っている右側のキッチン台をのぞいてフランスのビュッフェに似せたテーブルセットを配置。料理はホテルの様な場所をイメージしているよう配置される。


「皆さんから作り方をお預かりしていますので、試食の料理がなくならないよう市民ホテルの料理人研修生の助力を頂くようにしました」

 料理人見習いの人達が下ごしらえをすませて、どの料理もなくならないようにすると会釈したので審査員達と出演者全員でお辞儀を返した。


「みんな、何から食べるか決めたよね!? 行こう」

 食べるものどれから手をつけるのも自由なはずなのだが、考えている事が一致したのか高美の作るインスタント麺に集まる。

「麺を2分か3分くらいゆでて、ごま油を回しかけるわ。その後にほぐすの」

 ごま油香る麺につけダレをつけて食す一番手の奏。つけダレとごま油のマッチに、一時的に陶酔していた。

「高美さんも一緒に試食しましょうね」

 皆の前で実演してみせた高美が試食中の全員と合流した。インスタントつけ麺は見習いの方に任せて。つけ麺を受け取っている香理が一人足りないと気にする。

「あれ? 一番後ろに並んでいたはずの風良さんはどうしたんでしょう」

 まだ他の品に手を付けている人はいない。と、いう事はどこにいるかと思ったら――


「いや~、高美さんの仕上げ作業を見てたらもう1品作っちゃおうとうずいちゃって」

 風良の用意したものは<クラムチャウダー>、鶏もも肉100(グラム)を切って、玉ねぎとにんじん半分を炒めて手早く済ませ、牛乳400ccと多めに入れている事からシチューではないだろうか。

「後は煮込んで塩こしょうとパセリで調味するだけだよ。煮込んでいる時間に料理をもらいに行こうかな」

 風良の近くにあるテーブル席にインスタントつけ麺を置いてすすめる有音。彼女はもう一度並ぶと去る事で遠慮させないようにした。


「後輩の好意を無下には出来ないよな。さて、食べてみよう」

 あっという間にシチューも料理人見習いに任せる。それからつけダレに少し長めにつけてからすすった。


「うん。つけ麺ってラーメンより作るのが面倒な印象ですよね。これならあまり難しくない、せっかくだから丼ものと一緒に食べようっと」

 ラーメンに合いそうなご飯ものは何かなと風良は考える。鶏カツ丼だと重いかもとか、炊飯器オムライスが良い気がするなど。風良はオムライスを選んだ。

「オムライスは主食材が卵だから麺類と合うな~。麦茶でも飲んで他も食すとしよう」

 最初に高美も早く試食に参加してもらいたいから協力してつけ麺を食した出演者全員。それから水や麦茶またはお茶などを飲んでリフレッシュした彼彼女らは料理に目を移す。



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