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クッキング☆えんじょい   作者: 霜三矢 夜新
得意分野で勝負編
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第15試合の前に―― コンビニなどの商品活用 7

「本格的な感じじゃね~、こいつはがっつりいけそうだ」

 まず1品作り終えた奏が「鶏のからあげを使った料理、サラダも作ります」と言った。鶏のからあげとコンビニの野菜サラダ、使う調味料も自分達のいる調理台に置いておこうという考えなのかもう1品作るための準備を整えつつある。

「後、これを外せないというのがりんごなんだけどちょっと遠いところにあるな」

 奏が食材を取りに行く途中で香理にりんごを数個手渡された。

「はい、どうぞ。どれくらい必要かわからなかったので数個渡しましたが多かったですか?」

 笑顔の香理に聞かれた奏。満足そうにうなずいてそれから明るく返事する。

「これで良いよ、ありがとう。香理ちゃんは何を作るつもりかな?」

「それ、聞いちゃいますか。じゃあ1品だけ、調子が良かったら一気に2品いっちゃいますけどね」

 

 自分の料理を作る手は休めて、一時的に奏は香理の料理に注目する。香理が持って来たのは豚ロース2切れ、これを用いて何かを作るつもりなのだろうか? ブロッコリーを小房に分けて、皮をむいたじゃがいもを1cmの輪切りに。ここで豚ロース肉の筋切り、塩こしょうで味付け。

「下ごしらえはこれ位ですね。焼く時はまさかの調味料を使います」

 香理の持っている、そしてフライパンに入れた調味料を見て奏は驚いた。

「サラダ油とかじゃなくて、フレンチドレッシング大さじ4で豚ロース肉を焼くとはね。豚ロース肉は大きいからフライパンを2つ用意するか、または2回に分けて作るのが良いかもだ。それはそうと、野菜も蒸し焼きにするのか~」

 

 香理より少し歳上な程度の奏の反応が嬉しい、こういう発想で作ったんだけどどうかな? と聞かれなくても期待しているみたいで。

「はい! 楽しみにしてもらいたいな~と思います。さて、もう1品手早く作りたいと思ったから行きます」

 先程の料理にも使ったプチトマトを4等分に、そして餃子の皮にマヨネーズを塗ってからシーチキンとかプチトマトを並べる。その上にピザ用チーズをトッピングだ。


「後はトースターに5分お任せ。キツネ色が基準でしょうか。ピザっぽいのが出来上がるんですよ」

「うん。2品とも出来上がりを待つまでに匂いからして美味しいだろうなって思っちゃう。香理ちゃんに取ってもらったりんごを使って僕も後1品作らなきゃ」

 奏に褒められて声を弾ませ、嬉しい気分を表情に出す香理、彼が何を作るか密かに期待していた。


「鶏のからあげを1口大に切るよ。りんごはいちょう切りってところかな。それとりんごでドレッシングを作るから」

 そう言って奏はボウルにりんごのすりおろし大さじ2と酢大さじ1、オリーブオイル大さじ3をちょろちょろと。最後に塩こしょうで味を調える。それでりんごドレッシングが完成だ。

 最後にボウルへ野菜サラダと鶏のからあげ、りんごを入れて和えれば食卓に並べられる状態となる。粉パセリをかけるとなお良い。


「わぁっ、おかずにもなるサラダって感じですね。私のつまみピザも焼きあがりましたよ」

 温かくて食欲のそそる匂いで近くの人を誘惑する両者の品。食べるのはもうちょっと先だと番組が用意している保温装置内蔵機械にしまった。もちろん今まで作った人の料理もここに置いてある。


「2人ともマネしたくなっちゃうような発想で、食べたいと思わさせられるおかず系を作るもんだ。わしのもう1品も見てもらえるかのぅ」

 込流の開けた炊飯器には、フライパンなど別の道具で作るのが普通な料理が出来ていた。

「これってオムライスですか? 炊飯器で作れるんですね」

「僕もそう思ったな。それで作れるものなのか」

 炊飯器1つで作れたのには感激したなと込流が2人に聞こえるようにつぶやく。


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