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クッキング☆えんじょい   作者: 霜三矢 夜新
得意分野で勝負編
61/204

第11試合目 2

「まっ、こんな程度で十分と手を抜かれるよりはいいがの。気を張り詰めすぎるというのもな……加減は難しそうとはいえ、自己流を極めるのを期待する」

 ヒントを言い残していった審査委員長。だがそれの答えを出すのは大変なので今の段階では深く考えないことにした。これは大いに悩んで損はないだろうという問い、人によって回答も異なるだろう。すべき事は試合出演に備えることである。ちゃんと切り替えた様子の彼彼女ら、今日の試合は誰が選ばれるだろうか。早速電光掲示板の作動スタートボタンと動作終了ストップボタンが使われる。

「今度こそ僕が私がという気持ちや連戦でもどんと来いという出演者の皆さんの考えが伝わってくるかのようです。対戦カードが出たようですよ!」


 みことが電光掲示板に出演者達の視線を誘導する。どうやら『おもい』と『込流こめる』の2人が選ばれたようだ。それとキーワード"楽"豆腐料理という表示。これは確か5試合前後辺りで同じ題材があったはず。機械のランダム表示だとこうした事が起こりえるという例になったと思われる。そういえばこの2人、ランダム選択に恵まれていなかったので対戦は久しぶりなのだ。その間にどれだけ腕を磨いてきただろうか気になる所ではある。2人ともやっと対戦で料理勝負が出来るというのを喜びの表情で表している。想なんかは、はしゃいでしまっているくらいだった。

「楽な豆腐料理、数ヶ月か前にも同じ題材がありましたよね。そういう事もあり得るという事です。制限時間は15分と決められていたようですよ」

 誰が制限時間なんて決めているのかを触れたかどうか忘れたので改めて。番組制作スタッフと審査員達で決めているのである。

「開始しても良いですよね? さて、お2人に作って頂きましょう。もういつでもスタンバイOKといったところでしょうか」

 

 すでに込流と想2人ともが調理台でいつでも開始しても良いという姿勢のようであった。むしろ想なんかは――

「もう作りだしちゃって良いですかね~?」

 込流に聞かれて司会の命が応じる。

「そういえば合図をしていませんでしたね好きなタイミングで作って頂いて構わないですよ」

 この後で制限時間タイマーをセットする命。料理の道具など準備、材料の用意をして作る料理も思い描いた込流はまず豆腐をキッチンペーパーを数枚置いたザルにのせて、水気みずけを切り始めた。

「今更ですが想君はフライングですね。試合の合図をする前に作り出していたようで」

「どうもすいません。今までの試合の流れから判断して始めちゃいました」

「今回は想君の判断も間違いと言いきれないので流しましょう。込流さんもそれでいいですか?」

 想が軽く注意されたものの、込流も特に気にしないという事で合図前にお湯を沸騰させようとしていた想はそのまま料理続行。彼のこれは早とちりとも取れるし、制限時間の説明は受けたので決断力のある姿を見せたともいえる。

「気にせずに……気にしてなさそうですね。まだ小学生の彼、良い図太さを持っています。作り方を見ていきますか」



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