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クッキング☆えんじょい   作者: 霜三矢 夜新
クッキング開始編
5/204

主人公達 ちょい足し勝負 3

 読んでいただいている方、申し訳ありませんでした。別に書いている連載小説が紛れ込んでいたようです。


ただいま修正終了(25年 2月6日)

   キムチ     ちょい足し     (有音 51点)


 清  味総合   8     独創性 10


 高美 味総合   7     独創性 9


 番参 味総合   8     独創性 9



            23  +       28

     

      豆腐      ちょい足し     (奏53点)


 清  味総合    9      独創性 9


 高美 味総合    10     独創性 8


 番参 味総合    9      独創性 8



             28  +        25


 両者の得点が発表された。そして、勝者となった奏にはどこが勝因だったのか惜しくも敗者になった有音には敗因が伝えられてお互いこれからの糧にするように伝えられる。


「独創的という面でいうのなら、有音さんの方が一歩リードしていたよ」

「私が味の評価厳しかったのはホットケーキの味はシンプルか、甘くしてという好みなだけだしね」


 清さんと高美さんが有音の「ちょい足し」についてのコメントを述べる。どうやら敗因の最たるものを述べるのは番参委員長の出番のようであった。


「私も面白い発想で美味しいと思ったのだが、いかんせん腹にたまる感じもどこか感じてしまった。大会時間も勝敗にな……」

 

 番参理事長が言葉を濁した。それから、奏の方に向き直し、勝敗を語っていく。


「まずはなめらかな食感で食べやすさを感じたな。高美くんが言っていたようにお菓子みたいでペロリと平らげてしまったしな」


 そこで一息入れてから、番参理事長がさりげない工夫を褒めた。


「それと見た目! 有音くんの同じような均一の大きさも見栄えが良いのだが、奏くんの大中小と大きさを変えて見た目を変化させた発想を気に入った」


 かなで有音ありねの試合は初対戦者同士ということもあり、注目度が高い。観客達が予想より名勝負だったということで盛り上がっていた。その集団の中から、真奈部長と風良副部長が駆け寄ってきた。


「惜しかったわね、有音ちゃん。でもこの大会の雰囲気を感じられたのは大きな経験になるわよ!」


 真奈部長に励まされて、有音は笑顔でお礼を言う。


「大会前から助言をありがとうございました」


 肩に手をおいて、真奈部長が有音に伝えた。


「これからもいろいろと教えるわよ。覚悟しておいて」


 一方風良副部長が、奏の元にかけつけて称賛する。


「いやーっ、良い試合だったよ。君のさりげないフライ返しの使い方一つとってもね」


 興奮している副部長に圧倒されかけた奏だったが、気を取り直してこれからの活躍を誓った。


「今度から料理勝負が出来るということで楽しみです」


 キリの良い時間になったのか、番参理事長が大会終了を合図する。


「観戦していただいたお客様方、ありがとうございました。しばらくちょい足し勝負はお休みとなります。次からは料理勝負をお楽しみくだされ」


 この料理スタジアムはどうやら今度から名前通りの事を中心に行うようになるようである。「ちょい足し」勝負もそれはそれで盛況だったようで不定期に行う予定になったようだ。


 奏はいろんな人と料理を通じて知りあえることに目を輝かせていた。



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