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クッキング☆えんじょい   作者: 霜三矢 夜新
得意分野で勝負編
189/204

第24試合目 5.5


       ◇         ◇          ◇

 収録後数日経過の放課後。奏達はこの日もスーパーで買い物をしようと入店。店内でまたもや男の子と出会った。どことなくふっくらした印象。

「こんにちは、お兄さんお姉さん」

「また会ったね。ところで前より大きくなってない?」

 そう聞かれてちょっともじもじする男の子。照れ気味に事実を話す。

「実は色々美味しい食べ物を食べちゃって。お母さんにも太ってきちゃったわねと言われたばかりなんだ」

 男の子が一緒に買物周りしていると思っていた母親がいないのに気付いたらしい。男の子の名前を呼んでいる。「ここだよ」と男の子が言うと母親がこちらへやって来た。

「もうこの子ったら。またお菓子売り場にでもいたの? あら、またあなた方にお会いしたわね」

 母親が息子が学生っぽい男女と話している? と用心しながら確認、安心した表情をする。その後で料理の話を質問して来た。

「今までこの子に食べ物の我慢させちゃった反動で作りすぎちゃって。気をつけなきゃいけないかしら?」

 それには有音が返答する。

「そうですね。今までが今までなので理解は出来ます。時間をかけて一般的な食事量に戻す感じでいいのでは? 幸いな事にあの子は平均体重より少し太っている程度みたいですし」


 それを聞いた母親が客観的意見を聞かせてくれてありがたかったというお礼をした。

「幸せそうに食べてくれるからというのもあるのよね。でも、食べられる料理が増えても食べちゃダメな食品があるのは忘れちゃいけない。まだまだ面倒みてあげないと」

 母親の意見に共感した2人はいろいろ食べさせてあげたいけど徐々に料理の品数も減らしていけるだろうと思った。

「君、お母さんも料理ばかりじゃ疲れちゃうから話す時間をもらったらいいんじゃないかな」

 奏に小声でお母さんとの話す時間を作ったらと提案された男の子はストレートに伝える。

「お母さん、料理はいっぱい作ってくれなくていいよ。学校の事とかお友達の話をしたいし」

「そういえば一週間くらいあまり話をしてなかったね。ごめんね。色々教えてくれたら嬉しいな」

 親子愛を間近で見た2人は家族って良いものだよねと改めて思うのであった。


少なめの文字数で投稿。この話(24話)はここで終了なので。


次の話は今年中に1回投稿可能かどうか? わかりません^^;

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