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クッキング☆えんじょい   作者: 霜三矢 夜新
得意分野で勝負編
158/204

20試合目の前に――缶づめクッキング 8

 後は宣言通りスパムを開けて一口大に切っていった。それを炒めものとしてチョイスした材料は卵とキャベツ。キャベツも食べやすい大きさに切る。

「ではレンジにかけます」

 2分程加熱。加熱し終わったものはフライパンにサラダ油を入れて熱した調理器具へキャベツ、スパムの順に入れて炒めた。もう少し野菜を追加、もやしを入れてしょう油と砂糖を小さじ1ずつに塩を小さじ1/3、こしょう少々で味付けをすぐ行う。2個分の溶き卵を入れて好みの固さになるまで炒めた。


「出来ました! 俺が選んだ野菜以外でもこれに合う野菜はありそうだとは思います」

 スパムと卵の炒めたおかず独特な匂いに少し魅了されながらも司会者は職務を遂行する。

「こういうおかずは美味しそうって肉食本能を刺激されますね。つまみ食いしたくなっちゃいそうだから香理さんの料理を見に行きます」

 本当につまみ食いしそうで怖いからだが他出演者の失礼に当たってないかとフォロー(?)した。

「誰の料理も美味しいだろうとわかるんですが人間、肉に一番反応してしまう人もいるんですよね~」

 少し恥ずかしそうな表情の命が香理の作ろうとしているおかずを聞く。


「私は風良さんから手渡しして頂いたオイルサーディン缶を活用したおかずです。魚も体に良い成分が多くて美味しいですよ」

 まずオイルサーディン缶の油を流しに捨てる(油が少ないなら捨てないでそのまま)、続けてにんにくのみじん切りまたはスライスにして缶づめの上に適当に散らした。レモン汁を適当にふりかける。しょう油を回しかけ、パン粉をその上から乗せた。仕上げはオーブントースターにオイルサーディンにアルミホイルをかけ、約5分焼くというもの。アルミホイルを取って焦げ目がついていたら食べ頃だ。

「これはこれでおつまみの様で気になりますね」

 肉に意識がいっていた司会者(みこと)だがインパクトあるおかずで興味を引いてくる、それだけの実力が備わっている出演者達は改めてすごいなどと思っていた。


「わしがご飯ものを用意したタイ。簡単で美味しいと思う」

 司会者と視聴者に聞かせるがごとく、込流が炊き込みご飯の説明を始めた。最初はにんじん半分を細切りに。しめじは石突きを落としてほぐして長さを半分に切る。炊飯器にお米と油を切ったツナを入れて、2合分の水を入れる。塩昆布とにんじんとしめじを全体に散らして炊くだけ。

「ざっくりいえばこれもお米と具材を炊飯器に入れたらそれでOKという感じじゃ」

 炊きあがり時間になったのでこういう感じに炊きあがると観客の皆さんに見せて終了した。


「他の皆さんがご飯ものと缶づめおかずを作っていましたね。私はデザートを作りましたよ。使うのはホットケーキミックスと桃缶中心です」

 高美が作ると言ったのはタルト的デザート、どうやらこのデザートも炊飯器を活用する作り方らしい。「桃を薄くスライスしたり、炊飯器の釜に薄くバターを塗って。桃缶スライスを釜の下に入るだけきれいに並べるのが最初の工程ですね」



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