1話 奴隷オークション
長い間更新できず、申し訳ありませんでした。
デブリ帯の中にある、廃棄され、忘れ去られた一つのステーション。
だがそのステーションは稼働しており、それだけでなく、中には幾人もの生きた人間が存在していた。
そこは、禁止されている人身売買を行うため、わざとデブリ帯の中の廃棄されていたステーションを再利用し隠れるようにして作られた奴隷オークション会場なのである。
ステーション内部のある一画、薄暗い部屋の中には、20人ほどの人影があった。
その人影に共通しているのは、拘束服を着せられていること、何らかの機械が組み込まれた首輪がつけられていることである。 それは、今回のオークションにかけられる人々だった。 それぞれ両腕を固定され、走って逃げることができないように、太腿のあたりを拘束されている。
これから、自分の身が商品として扱われ、その後どうなるのかわからない恐怖に震える者や、すすり泣いている者がほとんどで、誰もが希望を失い絶望していた。
ただ一人、長い黒髪の美しい少女を除いて…
唐突に、部屋のドアロックが解除される音が響き、部屋に光が射し込んだ。そこには、ド派手な色のスーツを着た細身の男が立っていた。
「ほらほら、サッサと立って移動しやがれっ!お客様が全員いらしたんだよ、お待たせするわけにはいかねんだ、グズグズすんじゃねぇっ!」
全員急き立てられるようにし、無理矢理連れて行かれた場所は、ライトの当たる大きなステージの上だった。
そして、ステージに向けられる無数の目。
ご禁制の奴隷オークションには多くの人間が集まっていた。中には大国の貴族も交じっていた。
『紳士淑女の皆様ぁ、長らくお待たせを致しましたっ!これより”ペット”オークションを始めさせていただきま~す。』
先ほどのド派手な色のスーツを着た男がマイクを持ち言った。
†††††††††††††††
奴隷は次々に買収が決まっていき、決まったものはどんどん端のほうに並べられ待機させられていた。
最後に残ったのは――――――
『さ~て、とうとう最後の一人となりました。 そしてなんっと、これが本日の目玉商品となっておりますっ!』
そういって前に立たされたのはただ一人目が死んでいなかった黒髪の少女だった。
その少女は、明らかに他の者たちとは一線を画すほどの美貌をもっていた。
それだけでなく、纏っている空気もどことなく静謐で高貴なものだった。
『この美しい”ペット”をどなたがかわいがって…』
「黙りなさいっ!」
と男の声を遮り少女が声を張り上げた。
「私は人間ですっ。同じ人間にこのようなことをして辱めるなんて恥をし…」
『ええい、黙んのはお前だよぉっ!』
叫びながら男は手にしていたボタンを押した、
「ああぁああぁ、ぐ、がぁぁぁあああっ」
首につけられていた機械は、万が一奴隷が抵抗した時のために、強力な電気を流すためのもので、少女はそれをくらったようだ。
そして少女は倒れこんだ。
『大変失礼を致しました、このように反抗的な”ペット”には躾ができるようになっております』
と男はにこやかに告げ、
『ほら、どうなるかわかっただろ?おとなしく従えや』
と少女に言った。
しかし、倒れてはいるものの、少女は目に強い光を宿し言い放った。
「だれが従うものですか!、何があろうと私はあなた達に屈したりはしないっ!」
男は顔を引き攣らせ、
『上等だよ、このクソアマぁ。自分の立場がその身にわかるまで刻み付けてやるよぉっ!』
そう言い、もう一度ボタンを押しこもうとし、それを見た少女がギュッと身を縮めた瞬間、
――ドゴォオオオオオオォォォォォォォンッ―――
会場に巨大な”モノ”が突っ込んできた。
母の入院、祖母の交通事故による入院など、不幸が重なり忙しかったため、長い間更新できませんでした。
本当にすみませんでした。
やっと、落ち着いてきたので、のんびりと更新させていただきます