スペースオペラ
フェアリ大戦 Vol-9
黒騎士団の章⑤
【語句の開設 Vol-9】
アヴァンクォータ・アール。
ミレーヌ妃専用戦闘母船。
タートルクィーンミル。亀鑑。
ミレーヌ妃専用の亀鑑。直径6800メートル。
クィーンミル・ゼロ。搭載戦艦。
ミレーヌ妃専用搭載戦艦。直径120メートル。
タートルゼータセル。
超巨大なレスキューは。
ハイペトロン銃(原子核崩壊銃)
エネルギー兵器。
パダメンタルテレキネスソード。
ミレーヌ妃専用の万能兵器。
テレキネスソード。
通常能力者の兵器。
ニュートラル砲。
全てのエネルギーを無効化するフィールドビーム。
ニュートラルバリア。
スッピットルバリア。
ハイペトロン砲。
物質、原子核を崩壊させる新兵器。
ヒュウジォトロン砲。
全てのエネルギーを中和させ、圧縮させる新兵器。
(超古代のミラクルスーパー兵器)
ゼロフィールド砲。
次元ダンパー。
半物質フィールド砲。
次元震動砲。
リストラバイブラー。
ダッカル泡。
物質転換機。
スッピットルメンタルバリア。
ゼロフィールドバリア。
パダ・エモシオ・メンタルバリア。
ゼロ次元航法エンジン(ゼロスペンサーが)。
フィクティブ転送機。
震動爆弾。
アロイド機動部隊。
完全ロボット化した機動艦隊。10個部隊。
アロイド1個機動戦艦部隊。6万台。
アロイド第1機動部隊(10個部隊)。
亀母船。アーヴァンクォーターAR1。直径5400キロメートル。半球型亀甲母船。ミレーヌ妃直属。
神聖幻影機動軍団(1万台)。
第1~第10機動艦隊。
第1神聖幻影機動軍団(1千台)。
ミレーヌ妃直属の軍団、
戦艦母船アーヴァンクォーター。
直径5400キロメートル。
ゴットライナー台数。100万台。
セントライナー台数。10万台。
科学調査戦艦。直径5400m。
通信専用戦艦。直径5400m。
セントライナー。直径5400m。
ゴットライナー。3600m。
中型母船セントライザ。540km。
小型母船ゴットライザ。360km。
極秘基地ゴルバ。
フェアラン銀河ハロー部内の球状星団C1。
秘密基地ゴルゴ。
フェアラン銀河外縁のゴル星系。
フェアラン銀河。
ミレーヌ妃の傘下銀河。
アトランテリアン超銀河団。
フェアリ種族が統轄する銀河団。ミレーヌ妃が統轄。
ダークサイダー。
闇の帝国の守護組織。
シャドウエンパイア。
闇の帝国。
無秩序転位能力。
次元間移動する能力。
ダークサイダー超銀河団。
アトランテリアン超銀河団とボイドを挟んで対面に有る超銀河団。
シャドーエンペラ。
闇の皇帝。シャドーマスター。
【登場人物 Vol-9】
ミレーヌ・フェアリ ・ヴァール。
新世代の神聖女王。フェアラン銀河の女王。
プリメラ・フェアラ・ザン。
フェアラザン連合銀河の統一女王。
エバ・ピンクドール ・フェアリル。
幻影ドール騎士団司令。
ラレイ・フェアラ・ルーベン。
幻影騎士団副司令。女性騎士団の司令。
アルティミス・ミュ・サクソン。
白天使騎士団の司令。ミュ種族の王女。白天使。
メディウス・ミュ・サクソン。
アルティミスの双子の姉。黒天使。幻影騎士団の副司令。
セレーネ・フェアル・ムーザリオス。
白天使騎士団の副司令。ムーザリオス国王女。
ミネルバ・フェアラ・レムル。
白天使騎士団の副司令。
ロドン・フェアラ・ゾフ。
幻影騎士団司令。
サンドラ・ドール・フェル。
ミレーヌ妃の腹心の一人。フェアラン銀河の銀河執政官。ミレーヌの代行。
(ザン連合帝国)
(第一エリア)
プルトリオス・フェアラ・ザン。公爵。アドルフの従兄弟。ザン連合帝国皇帝。
ザブロン銀河。ザン銀河連合帝国の本拠地。
マベル・セゴ。
第一元帥。
(第三エリア)
プリウス・フェアラ・ザン第一王子。
ザンピア銀河連合の総帥。
ナグロ・ブルン。参謀長。
プリウス第一王子の腹心。
プリロス・フェアラ・ザン第二王子。戦死。
(第四エリア)
プリメラ・フェアラ・ザン第一王女。
フェアラザン銀河連合共和国の統一女王。
マグ・ロゴ。
女王補佐官。摂政。
グル・ダガン。
軍事統轄。
(第二エリア)
ロペス・ガラン摂政。船団長。
ロゴン銀河連合の総帥。
(黒騎士団=ダークサイダーの守護者)
シャドーマスター(闇の皇帝)。
黒騎士団のマスター。
ノバ・カダル。
黒騎士団第二部隊頭。
ダークサイダーエンペラ。
ダークサイダーの皇帝。
【本分 Vol-9】
超弩級母船ラム外縁全周リング中型格納庫から、3個アロイド機動戦艦部隊が次々と射出される。下部中型母船格納庫からは、3台の戦闘母船アーヴァンクォーターが発進する。
3個軍団は、三方を目指してハーフスペース航法に入った。其の主目的は三大勢力圏の重要な軍事惑星を急襲し、戦力の弱体化と三大勢力圏間の三つ巴の戦乱を勃発させる事で有る。
皇帝派の最重要軍事星系外縁に、第一アロイド機動戦艦部隊と其の母船がドロップダウンする。星系内を詳しく調査。ターゲットマニアルを作成してから全船団同時にスピットルバリアを展開させ短距離第一アロイド機動戦艦部隊は主星近くに現実復帰し、大気圏に突入する。
アーヴァンクォーターAR1は、星系中縁の防衛要塞リング手前に復帰する。反撃の機会を与えずに超強力な麻痺砲で攻撃。続けて、牽引ビームで下部大型格納庫に引き入れる。特殊科学ロボットと戦闘アロイド部隊が降下し、科学ロボットは防衛要塞の外壁に取り付く。ぐるぐる周りながら出入口を探す。出入口ハッチと格納庫口が見つかる。ロック解錠しハッチを開く。待機していた戦闘アロイドが次々と内部に進入して行く。
科学ロボット等は最後に進入し、司令室と動力セクターに向かった。司令室に入ると、アロイド等が意識を失っている兵士の武装解除して捕虜として搬送中だった。
科学ロボット等は、空いている司令席に陣どり分析を開始。完了するとコントロールを開始。新たなセキュリティロックをする。次に緊急警報と救難信号をザン帝国本国に送信する。其の内容は、第一王子プリウスの艦隊の急襲を受け壊滅的打撃を受ける。直ちに救援を求む・・❗️等で有る。
緊急通信を受けたザン帝国皇帝は直ちに戒厳令を布令し、マベル・セゴ第一元帥傘下の大艦隊を第一王子プリウス打倒の為に発進させた。
ミレーヌ妃傘下の第二機動部隊は、ロペス・ガラン摂政傘下の第二エリアの本拠地ロゴン銀河に向かった。第三機動部隊は、第三エリアに出撃していった。此の擬装攻撃作戦により、ザン銀河連合帝国は三つ巴の全面戦争に発展した。
フェアラン銀河内ではミレーヌ妃の人気が異常な程高まり、女王就任を希望する声が広がる。旧銀河評議会がミレーヌ妃との会見を要望。
ミレーヌ妃は、快く会見を受け入れ公式場で会見する。没頭、旧評議会議長が「全銀河の民を代表して、ミレーヌ・フェアリ・アトランテリアン・ヴァール神聖女王陛下に、我が銀河の女王に就任して欲しい事を御伝えし、私からも改めてお願い申し上げます❗️」と、公表する。
ミレーヌは微笑んで「申し出誠に有り難う御座います❗️」軽く会釈する。「私は当銀河を支配管理する意思は全く有りません。何故なら、此の銀河は皆様方の銀河で有り故郷です。皆様方が自立して作り上げれるべきだからです。とは言え、皆様方の申し出を無下に断る事も出来ません。従って、当銀河の象徴的存在、並びに守護神としてお受け致します❗️」割れんばかりの拍手が沸き上がる。静まってから
「当銀河は、将来的に非常に重要な役割りを果たさなければならない。と、言うのも、既に皆様方は御存知だと思いますが、ザン銀河連合帝国は三つ巴の戦争に発展しました。我々の調査によれば、謎の黒騎士団の陰謀だと解りました。彼等の目的は、我々フェアリ種族を分裂させ弱体化する為なのです。そして、弱体化するの見計らってダークサイダーの精力が我々を滅ぼそうとしています。其れを阻止する意味に於いても、一致団結して戦力を増強して備えなければなりません。
我々種族の滅亡を防ぐ為、私に力をお貸し願いたい❗️」再び大歓声。ミレーヌコールが沸き上がる。ミレーヌの言葉にはヒュプノエコーが有り、心酔している。
暫し間を於いて「我が幻影艦隊の増強を図りたいと考えています。故に、皆様方の中でで私と供に戦って頂ける有志を求めています。近々、ラムインフォメーションセンターから広報が流れます。其に従って応募して下さい。
次に。旧評議会は当銀河の評議会として正式活動していただきたい。無論、旧政府も同様です❗️と、言うことで、本日を新紀元のスタートとさせて頂きます。尚、皆様方を守る為に、銀河執政官として、サンドラ・ドール・ファルを任命致します❗️」等、話を続ける。そして、最後に「私くしと供に勝利を❗️」と、締め括る。
ラム・インフォメーションセンターから広報が流れる。公募と同時に、ラムへの移民者は数十億人を超えてしまった。幻影部隊の応募者も数億人に達した。
ミレーヌは現在までの状況を元老院に報告。報告を聞いたアトラス大王は、ミレーヌの功績を称えアーヴァンクォーター1万台を送ると約束。先行して、完成している1000台を送り出した。アーヴァンクォーター500台は極秘基地ゴルバに到着する。此処で、ミレーヌ妃専用として擬装調整を開始した。
プリメラ統一女王の艦隊は、3個軍団に別れフェアラン銀河外縁で待機していた。プリメラ統一女王の軍団とマグ・ロゴ摂政の軍団とグル・ダガン副摂政兼軍事統轄官の3個軍団で有る。ミレーヌ妃の幻影艦隊の合流を待っている。
待機してから1時元後(15時間)。ミレーヌ妃の幻影艦隊がドロップダウンしてきた。其の台数1004台。
ミレーヌはプリメラとコンタクトする。「神聖幻影艦隊1001台と、アロイド機動艦隊3個軍を引率して来ました。3エリア制圧に必要な軍団ですので❗️」と、切出し作戦会議を提唱。3次元コンタクトを取る。先ず始めに現況を説明し、最後にザブロン銀河の座標が判明したと報告する。
暫し間を於いてから「生体脳ラムとフェアリが協議して、戦略的作戦計画を作成してくれた。詳細はラムが作戦データを送信します。其のデータに基づいて行動して下さい❗️
座標内容を簡単に説明すると、私がザン皇帝派の第一エリアを制圧する。プリメラはロペス・ガラン摂政派の第二エリアを制圧して下さい。
マグ・ロゴ摂政は、プリウス第一王子派の第三エリアを制圧して下さい❗️」と、説明する。
「ミレーヌ、何故此の様な作戦を立てたのかしら⁉️」問い掛けるプリメラ。
ミレーヌは微笑んで「如何に父を増悪してたとしても、肉親なのです。いざと言うときに咎めるかも知れぬ。故にです。ガランなら何ら利害関係も無く、行動するのに何の躊躇いも無いでしょう。だからです❗️」と、答える。続けて「此の三つ巴の戦いは、黒騎士団の陰謀と策略で必然的に勃発する事件です。我々が其れを数公年早めただけに過ぎない。早めた理由は、我々を絶滅する為に急襲するダークサイダーの勢力を迎え撃つ為に一致団結させる為の戦い何のです❗️第一、第二、第三エリアを滅亡する為の戦いなのです。従って、極力人的被害、戦力の低減をさせずに勝利する事が大事でなのです。
3個アロイド機動部隊が各勢力の最重要星系を制圧した時は、人的被害は皆無。戦力に関しても全く損失する事無く制圧させました。難しい事ですが、我々も其の様に戦わなければなりません。」と、ミレーヌ。
「既に戦いは始まってます。人的被害、戦力的損害は甚大だと想定出来ますが❗️」と、マグ・ロゴ摂政。
「報告内容では、小競合い程度で其の被害は微々たるものです。此のまま捨て置けば被害は甚大なものとなります。従って我々第四エリアが
介入して其れを食い止めて双方とも味方に引き込むのです❗️非常に難しいとは思いますが、やり遂げなければ。故に、プリメラが最も重要なファクターなのです。」
「重要な役割りね❗️」ミレーヌの説明を聞いてプリメラは納得する。
最終的打合せを済ませ、三方に別れドロップアップして行った。
ミレーヌ妃の軍団1002台が、ザブロン銀河外縁にドロップダウンした。全艦幻影バリアを天開しているので探知される事は無い。にも拘らず、探知された様だ。今まで見た事の無い形の宇宙戦艦数万台がドロップダウンしてきた。其の形は3角錐状で有る。
ミレーヌは瞬間的に搭載脳アルに問い掛ける。「アル、何故探知されたのだ。探知されたにしても現れるのが早すぎる❗️」疑問を投げ掛ける。
「現在、想定外非現実ランダム推論確率計算を実行中です」
「ラム、探査ロボットを射出せよ❗️」
命令を受けたラムは、全艦に伝え探査ロボット100台の射出を命じる。合計10万台が射出され、あっと云う間に銀河に向かって消え去った。
第一神聖幻影機動艦隊1000台が動き出した。全艦超古代のミラクルスーパー兵器並びに防御兵器を搭載されている。第101から109艦隊が司令船アールを防衛する体制を整え、第1001艦隊は戦闘体制を整える。
「アル、相手の出方を見よう❗️」
「敵艦の戦力、防御力を知るためには単艦による攻撃が必要かと考えます❗️」と、アル。
「確かに。では、アルに託す❗️」
アルの命でアロイド第一機動部隊AR1が敵艦に向かって発進して行く。転位速度に達する直前、射程距離の長いヒュウジォトロン砲で砲撃し、反撃された直後にドロップアップした。
謎の3角錐戦艦のバリアが青白く輝き、膨張して弾けとんだ。敵艦の砲撃が幻影バリアに命中すると同時に、真っ赤に燃え上がり揺らめいた。双方ともに相手側のバリアに影響を与えたが崩壊させる事は出来なかった。
分析していたアルは「敵艦のバリアは、6次元成分を含む未知エネルギーです。砲撃ビームは全く未知のエネルギーです❗️」と、報告。
暫し考えて「アル、損害厭わぬ。一斉攻撃を開始して敵艦2、3台拿捕せよ❗️」号令を発した。続けて極秘パダ・エモシオ・メンタル通信で超弩級母船ラムとコンタクトを付ける。状況説明し、アルからデータを送信させる。最後に救援要請とレスキュー母船の派遣を伝える。
司令船アーヴァンクォーター・アールの搭載脳アルは、全艦にスッピットルバリアとニュートラルバリアの二重バリアを天開させてから攻撃命令を出した。
射程距離に入ると同時に、ニュートラル砲とハイペトロン砲で攻撃を開始する。敵艦のバリアはニュートラル砲の攻撃を受け、バリアが揺らぐが持ちこたえる。僅か数万分の一秒後にハイペトロン砲がバリアに命中。揺らぐバリアが真っ赤に燃え上がり膨張し、瞬時に弾け飛んだ。敵艦のバリアは持ち堪えていた。
アルは作戦を変更して一端距離を開ける。そして、第110軍の戦闘戦艦ゴットライザーを全て射出させる。1アーヴァンクォーターの搭載数は100万台。合計台数は1億台で有る。司令脳アルは、5千万台を敵艦隊を球状に取り囲む様に命令を出した。残り5千万台は、射出後にドロップアップして行く。目的地はザン帝国の母星だ。
「アル、敵艦数台を拿捕。残りは殲滅せよ❗️手段は問わない」
「承知しました❗️」
第110軍所属のゴットライザー全艦が、同時に次元振動ミサイルを発射し大きく後退する。ミサイルは発射数秒後ハイパー空間に突入、同時に敵艦隊のど真中に現実復帰し爆発する。爆発と同時に強烈な光球が数万個発生し、蒙スピードで膨張と縮小を繰り返す。
敵艦隊は其の振動に翻弄され、至る所で戦艦同士が衝突し大爆発する。次元振動は十数分間続き敵艦隊は大混乱となり、大多数が何等かの被害を受け収拾がつかなかった。
タイミング良く、超巨大なレスキュー母船タートルゼータセルがドロップダウンして来た。状況を瞬時判断し、比較的被害の少ない敵艦数十台を牽引ビームで引寄せ上部甲板に着地させて行く。終了後。小破並びに大破した敵艦隊のレスキューを開始する。
タートルゼータセルが超空間に消えるのを確認して、ミレーヌは全船団に発進命令を出した。