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RuiN-花の咲く音-  作者: みづき
三部
12/21

2

ちょっと鼻血でます。注意

残ったオレ達は今まで通りお姉さんが持ってくる食材を食い、その日を何とか生き延びていた。


何度もお姉さんに

「オレ達も金を稼ぐ」

「何でも良いから手伝う」

と言ったが

「大丈夫よ」

「外は危険だからここにいて」

と返された。


おばさんが襲われたと聞いてからお姉さんはオレ達を極端に外に出さなくなった。


だが、理由はそれだけではなさそうだ。

お姉さんの次に年長の少年法がこっそりと外に出たときがあった。十分もせずに帰ってきた彼は鼻から血を流していた。

どうしたのかと聞くと、外に出てすぐにある噂を聞いた。

年長組だった彼が街で悪さをしていると。盗みや強奪を繰り返し、小さい子供達にもスリやらを仕込ませてめちゃくちゃな生活をしているらしい。


彼はこう思った。本当だったらこちらにも被害が出るかもしれない。そうなる前に対策を立てないといけない。


噂が本当か確かめに行った。彼らはすぐに見つかった。

少年が噂のことを聞くと是と答え、さらには自分のことを仲間に引き入れようとしてきた。

自分たちの暮らしがいかに良いか、食べ物をちらつかせながら

「一緒に暮らそう。家がある。」

「テント暮らし何かではなくベッドで寝たくないか」

と言われた。

だが少年はそれを断った。

「人を傷つけるのはやめろ。いずれお前が痛い目にあうぞ」

その言葉を聞いた彼は突然殴りかかってきた。

周りの奴らが彼らは抑え込んでくれたおかげで鼻血だけで逃げ帰ってこれた。


その事を戻ってきたお姉さんに言うと

「知っていたわ」

「彼にはこちらに手を出さないようにして貰ってるの」と。

取引をしたと言っていたがその内容は教えてくれなかった。

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