恷君の出現。
きききき
「もちもちもちもちもちもち」
「キュ-」
ハムスターをもちもちしてますね。ティアスが。
どうしよう…昨日あんなんしちゃったから遠慮が…
「アトラもっちー」
「アトラ餅!?」
ボクは餅になるの!?
あれ、ツインテールの日っていつだっけ?
「ティアス!こっちおいで」
「んにゃ!」
おい待て。今抱きつくな。昨日ので理性が危ない。
そしてあったかい。
-学校-
「よ!」
「…えと、こんにちは」
誰。
「あー言ってなかったっけ…恷だ!」
は?こうだ?
「いや、恷。恷だから。」
「…なんですか…?」
「なんとなく!」
「…はぁ」
おい。なんでボクの宿題を見る。
「…え、間違い多くね?」
「今まで学校なんて行ってなかったからわかりません」
「あ、はい」
ちなみに、平均点数家庭科以外10点代ですちくしょうめ。
泣ける。
泣かないけど。
「おー!そんじゃなー!」
唐突すぎる。
~家~
「ただいま、ティアス〜」
「え?あ、おかえり!!」
-ピンポーン-
「あ、出てくる!」
ガチャっとドアを開けると、恷がいた。
「…なんでいるんですか?そしてその袋はなんですか?」
恷は袋を持っている。
「アトラに着て欲しいものがある!」
「名前呼びですか…」
ごそごそと袋を漁って取り出したのは、
は?メイド服?
「着ろ!」
「…」
「着ろ」
「…」
ティアスが来て、メイド服を着ろと言っている恷を見て言った。
ボクに。
「…着て…!!」
「ボクの味方はいないんだねOKわかった着ます。」
「ティアスに弱いな…」
自分の部屋で着替えて来た。
「はい、着ましたけど…」
「似合うな…」
「〜っ!〜っ!」
なんかティアスがうずうずしてます。
正面衝突するかのように抱きついてくる。ちょいまち。
「…それで、なんですか?」
「新聞に」
「却下」
クククク…←