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-君と僕と幸せに-  作者: CORE-失踪P-
4/9

お兄ちゃんが大変な人です。

ああお兄ちゃん。

『起きろ…』


ん、なんだろ?誰かの声がする…


『起きろ…』


?起きてみますよ。


「起きなさいアトラくん!!」

「ひぁ!?」


ん!?だ、誰ですかぁ!?


「僕は!ティアスの!お兄ちゃん!ティアスは買い物!ショタは最高!」


最後の意味わからないよ…

って、ティアスは買い物かぁ…

後ろのクリーム色の髪が長く、中心のあたりで結ばれていて、背は普通に高いほう。あれだ、かっこいいってやつ。


「え、僕かっこいい?ほんと?」

「だれから見ても」


とボクは思う。


「いやぁ…嬉しいなぁ…あ、でも決してそれはないからね?かっこいいのはアトラくん。可愛いのはティアスとアトラくん!」


シスコンとショタコンという不思議な組み合わせ。人それぞれだしいっか。


「…寝ていいです?」

「襲っていいなら」

「おはようございます目が覚めましたこの野郎」

「きゃーかわかわ可愛い」


うるさいです。

静かに寝たい。

吐血してたんだぞ。


「んー、じゃあ寝ていいから条件つきね」

「…なんですか」


嫌な予感しかしない。


「メイド服姿でニャーって言いなさい。」

「おい変態」


いやねまあ寝たいけど。

しかたない…やるしかない!


「メイド服がないです」

「あるあるぅ!」


なんでだよ!


「狐族でしょ?ならなら耳も尻尾もついでに羽も!」


うわぁ引く。でも寝るため。


「わ、わかりましたよ…」

「よっっっっしゃ!!!」


とりあえず…


「き、着替えるので見ないでくださいよ!?」

「フリかな?」

「見たら殺す」

「申し訳ありませんでした」


いやでもいいかも…などとドM発言しているやつを無視して布団に潜り込んで着替える。む…女物ってふわっとしてない?


「…お、わりましたけど…」

「((^ω^≡^ω<ギャアアアアアアア可愛い」


な、なんなんだこの人…ティアスの兄ってことは天使でしょ?


「っていうか、あれ?翼黒いね?」


当然です。悪魔さんですから。


「え?」

「知らなかったんですか?」


着替えていいですか?


「いやまだニャーって言ってない」

「…に、にゃぁ」

「キタコレ」


そうだな、そのまま安らかに永眠しろ。


「まさか悪魔とは…抱いていい?」

「ボクが抱くのを許す人はティアスだけ」

「リア充かな( ˙-˙ )」

「は?」


知らん。

ボクはティアスを好きかもしれない。

ティアスは?

それがわからないんだもの…あれなんか前…

んー記憶を探ろう。

…ベッド…萌え袖…ティアス…外…


「にゃああああああ!!!」

「( ՞ټ՞)ギャァァァァァァ」


ふぁぁぅ…なんでだよぉ…ここでかよぉ…


「ふっ…ぅ…あああ…」

「え"!?何で泣いてるの!?抱こうか!?」


うるさい…バカ…。


「バカとかいうなよ可愛いだろ!?」


もう知りません。ボク寝ます!


「…すんっ」

「ギャアァァァァ━━(゜Д゜)━━!!!!!!」

「もう知りませんもん…ティアスが帰ってくるまで泣いてますもん…お兄さんのせいにしますもん…」

「もんって可愛いなどうぞどうぞ」


メンタルだけは強いんですから…ふんっ…


「(´・ω・`)」

「え、ティアスいないと寂しい系男子?えーやだ可愛い」


お話ししようよ、なんて言われる。

こうゆうとこだけ優しいとか…泣きますよ?


「どうぞどうぞお泣き下さい♪」

「うわぁぁぁん」

「え"ぇ"!?そんなに!?」


嘘ですよ…


「ただいまー…あれ、お兄ちゃん来てたの?」


ティアス


「はやぁ!?」

「寒かったぁ〜あれ!?アトラなにしてるの!?/////」


抱いてます。あったかいよぉ…安心するよぉ…


「ぐすん…」

「え、お兄ちゃんになんかされた?」

「いやいや、メイド服姿でニャーっていってもらって軽く発狂しただけだよ?」

「怖いわよ」


怖かったです。


「あーはいよしよし」


あ…あああ…ああああ…


「ふにぇぁぁぁ…」

「天使かな?」

「えぇ、間違いないわ。」


悪魔です…ふぁ…ぁ


「にぇむ…ひ」

「え?あ、うんおやす…え、お兄ちゃんなにしてるの?」

「寝る準備」

「一人で寝かせてあげなよ…」


…う…


「…れ?アトラ寝た?」

「す…ぅ」

「みたいだねぇ」


おやすみ……

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