来ないで、ほしかった。
グロテスクか?
゜:。* ゜.+.:✩✩:.+
この世に、欲のない人間などいない。
たとえそれが、人外であっても…
゜:。* ゜.+.:✩✩:.+
「できたよね?」
「多分、ね」
まあ、上出来ではないけど…≡ ˙-˙)
いいか!
んんん…疲れたな。
「明日は学校?」
「かもね…」
そっすね。はい。(´;ω;)
少しでもティアスと休める時間が欲しい。
と思うのは簡単だった。
次に起こること。それは今わかった。
ボクにとって、1番嫌なことが起こる。
ガシャン
「え?何!?」
来ちゃったか…
「ティアス、とりあえずハムスターを安全なとこに連れてこ!」
わざと慌ててる調子。こうじゃなきゃ。
「う、うん…!」
真っ青になっちゃって…
連れてったあと、ティアスを魔法で隠す。うん、簡単!
じゃあ、行ってくるね。
「よ、久しぶりだな」
「ですね。」
「俺のこと覚えてるか?」
「忘れられるもんですか、あんなやつら。」
「ほお?」
忘れない。忘れたい、忘れちゃいけない。
「…お兄様」
「正解☆」
相変わらずですね、その姿は。
17程の見た目なのに、23歳らしい。薄灰色の髪はまるで女性のように三つ編みがあるが、特に目立たない。
「質問させていただこうか!」
「…」
「お前、なんでここにいる?」
あんな牢獄を我慢できて一生すごすやつなんか、いませんよ。
「ほぅ?ここはなにがいいんだ?」
決まってます。
「てめぇらがいなきゃいいんだよ、ボクは。」
「急に口が悪くなったなぁ。どうしたよ?」
知るか。出ていけ。
「じゃあね。」
すぅ…
消えてく。
まあ簡単だろこんなん。楽なもんだ。
「ティアス、やっぱりのらねこだったみたい!」
「そ、そっか…うーん、窓どうしよ?」
あ、直します。
「え?」
ボク魔法は余裕なんで。
「あ、そっか。」
うん、じゃあ直すね!
って言ってるうちに終わっちゃうんだよなぁ…
「っ…は!」
「?…えええ!?大丈夫!?…」
あれ…なんか手に赤い…あ。
待ってくれ。これまさか…
あれか?なんだお兄様に会ったからなのか?待てこらどんだけあいつら嫌いなの。自分でもびっくりだよ
吐血って。
「えええ!?まってええ?大丈夫?寝る?」
大丈夫です。布団血で汚れますよ?
「シランナ」
「ここでネタ入れてくるんだねw」
まあ可愛いからいいけど。
って待て、血ならいくらでも補充できるけど、待て。それが逆に血押し出したらどうする。
あー、そんなこと言ってたらなんか…頭いたくなってきた…目の前が暗くなってくる…?
「ちょ、大丈夫!!?」
ティアスの声も遠くなってくような…