超合金機動居合拳
替え歌やばいの思い出して日和るマン
エルサー! Apexやろうぜー! お前ジブラルタルな!!
思わず歌ってしまうほどに更新です
◆◆◆
カースドプリズン学会というものがある。
カースドプリズンとは何も脱獄した後の超性能だけが売りってわけじゃあない、むしろその前の呪鎧の姿で戦う方が大半なのだから当然シャンフロエンジンで動作する呪鎧の性能を検証する声が上がる。
そうして鎧の深奥に迫るべく数多のカースドプリズンによる破壊行為が行われ……ある一つの事実が判明した。
「二腕二脚じゃねェ姿……特殊形態か」
「特定機械群のエンジンユニット十二基搭載が条件だ、この番組が始まる直前に発見された特殊形態さ」
カースドプリズンは基本となる鎧を中心に破壊したものを纏っていく。だが例外として特定のオブジェクトを特定の数吸収した場合、人型ではないフォルムになることがある。
恐らく先程の八脚カースドプリズンも俺が知らない特殊形態なのだろう、機動力はそこまで高くないがマニュアルorオートで遠距離攻撃に秀でた性能ってとこか。確か「機械群」のターゲットエネミー三種を取り込んだ場合も特殊派生だった気がする。
であれば俺は武装拡張を捨て、機動力と馬力に特化した特殊形態でてめーを倒す。
俺は常に時代の最先端を行く男、そして多段的にキマったエナジードリンク・パワーによって俺は全てを振り切って加速する!!
「はン、使いこなせるのかよ?」
「ライオンが自分の爪の使い方を忘れるのか?」
荒ぶるトムソンガゼルの魂を見せてやろう、ライオンなんてクソ喰らえだぜ。
「ようガキンチョ、そこで頭引っ込めて隠れてな」
「気取ってんじゃねェよ!!!」
今の奴は「大佐」と「総帥」を吸収している、WΔでターゲットエネミーを自身の糧に変えるキャラはそれなりの数存在するが、そのどれもが強力な性能をしている。それにターゲットエネミー撃破ボーナスもある、残り体力だけで見くびれば今まで切った啖呵が全て末代までの恥になるだろう。
だが、
「恥も後悔も過去から掘り返せばいいのさ!」
未来を恥じてたら何もできねーんだよ! 突撃だぁぁ!!!
奴の右肩から腕を覆う装甲として纏っている「大佐」の砲口が凶悪なスパークを溜め始める。荷電粒子砲、直撃すれば体力の二割は消し飛ぶだろうが……拡張性皆無、機動力全振りをナメんな。
正座を中途半端な形で崩し、浮いた膝から伸びた二つのサブレッグを含めて四脚とする奇妙な姿は鳥型機械群を取り込んでいる事で常時ホバー状態で挙動する!
轟、と下半身が爆ぜたかのような爆発的推進力がカースドプリズンの身体を爆進させ、それでいて単純な直線軌道とは異なる滑らかな動きで距離を一気に詰める。
「クラッシュしやがれ!!」
だが相手は全米二位、つまりあの機動力の権化たる全米一位を相手に戦ってきた猛者だ。的確に合わせられた砲口から放たれた砲撃が俺の身体に叩きつけられる。
だが、
「一割しか……!?」
「超・重・装・甲! 移動要塞ってなぁ!!!」
「ぐぅうっ!!」
この十二エンジン形態は本来ならもう少し武装の選択ができたはずだった、だが規格外の機動力を実現する形態の「上」にさらに纏っているこの装甲こそが俺の真の切り札。
「……っんだその装甲は!」
「金庫の扉さ」
ミサイルすら跳ね除けるセキュリティシールド、アメリア・サリヴァンが重量級キャラを使うと知った時点でこのバトルスタイルはおぼろげながら見えていた。
カースドプリズンの装備能力には容量がある。重量制限の緩和などいろいろ頭を使う点が多いキャラではあるが今はそこは関係ない、本来であれば武器三つくらいは積める余裕がある筈の残り容量を二枠分潰し、更に本来の機動力の四割近くを削ってまで装備した超質量の金属塊……質量とはパワーだ、熱量とはエネルギーだ!!
「この一撃は物理学の叡智ィーッ!!」
「ぐっ……おぉ!!」
シルヴィア・ゴールドバーグと戦った時のバイク装備ラリアットを思い出す、だが今回はアレよりも数段重く速い。
アスファルトに焦げ跡を残しながら突っ込んだ俺の身体がアメリア・サリヴァンへと肉薄、伸ばした腕が奴の首へと水平に叩き込まれ……そうそう、確か動画じゃこんな感じだったな?
己の加速と遠心力を併せた必殺ラリアット、相手の首に腕を叩きつけロックし……そのまま敵ごと一回転して壁に叩きつける、その技の名前は……
「モータル・ラリアットォ!!」
投げ技でも食らったが如くビルのガラスを突き破って中へと吹き飛ばされていった1Pカラーを余所に決めポーズ。どうせ別ゲーの真似をするならポーズまで決めなくちゃな。
「お前を地獄に連れて行ってやるぜェ……」
「……Death Match4のモータルテディかよ、作品が違ぇぜ顔隠し」
「同じツラが殴り合ってんだぜ、今更壁の向こうからネタを持ってきたくらいでシケた文句言ってんじゃねーよ」
それに、ネタはまだまだ用意してるんだからさ。
「喰らってくたばれ! 存分になぁ!!」
この形態には一つ弱点が存在する。姿勢的には延々と膝カックンしているようなポーズで固定されているがために踏ん張りが利かない。その点は膝から伸びたサブレッグ、鳥型機械群のジェット付きウィングをそのまま脚にくっつけたとんでもパーツで解決できるが……それ故に根本的な問題としてこの特殊形態はバック、後退ができない。
だからこそ後がないこの状況で俺は更に踏み込む、人間ちょっと死にかけてるくらいが一番楽しいのさ!!
「調子乗ってんじゃねェ!」
「ノリノリなんだよなぁ!?」
クロスカウンター、どうやら向こうも死を恐れない覚悟は決まっているらしい。相手を削る直感と己を守る思考が合致して、双方から放たれた拳同士が激突する。
俺は踏ん張れない、だから進むしかない。拳と拳の拮抗を敢えてこちらから崩し、 握った拳を掌に変えて奴の腕を掴む。原理が一緒なら同じ技と言っていいのかな? 見様見真似改め独自改変!!
「変則「大時化」!!」
見様見真似の「大時化」が自身の身体を車輪による高速機動で実現させた横軸回転による一本背負いであるなら、こちらはブースターが齎す縦軸回転による超高速ジャイアントスイング……!!
「波濤を越えて飛んでいけッ!!」
「やられっ放しは性じゃねェんだよオラァ!!」
ガション! と奴が取り込んだもう一体のターゲットエネミー「総帥」のパーツである機械翼が無理矢理に稼働する。
飛行能力はない翼ではあるが、見掛け倒しかと聞かれればンなわけ無い。
「どうせ長く保たせるつもりもねェ……消し飛べ!!」
その正体は大出力レーザーを放つ砲塔を翼の形にしたもの、翼一枚につき七門、一組故に合計十四門の極悪レーザーが変則「大時化」で吹っ飛ばされそうになった奴の巨体を砲撃の反動で無理矢理その場へと押し留める。
そして光条を無差別に放つ翼が蠢動し、俺一人を狙って収束せんとする……いやあれ全てに直撃したらヤバい、ならば取るべき選択肢はただ一つ、前進だ。
だが迫るレーザーの脅威はすぐ近くまで来ている。どうすればいい? 幕末参考イアイフィストだ、借りるぜ「銭鳴」氏!
「拍子撃ち!!」
「く………何っ!?」
殴りかかるかのように拳を叩き込む……フリをして寸止め、一瞬の間を置いて指パッチン!
ガヂィン!! と指パッチンにしては物々し過ぎる音が鳴り響いたものの、音量は普通の指パッチンとは比べ物にならないビッグボリュームだ。
これすげー便利だなぁ、幕末だと三回目くらいから普通に対処するような連中ばかりだからアレだけど、強制的に「間」を生み出せるからイアイフィスト流とのシナジーが高い。
「一秒呆けるとか悠長過ぎねぇ?」
「ぐはっ!!」
イアイフィスト流は武器持ちにも対応してます、皆も始めようぜ!
なお入門条件は「便秘」ストーリーモード一面ボス、三倍速分裂釘バット使い(バグ)をノーダメ撃破してください。大丈夫! 三面まではヒットボックスを自分の背後に移動させるバグ技「幽体離脱」が有効だし、それを加味しても二面以降はもっと地獄だからな!!
肉薄、隙を生み出し機械翼の根元を掴んで捻りあげる。カスプリが纏う装備は破壊可能オブジェクト! 当たる前に壊せば何ら問題はねぇ! そして回転ブーストさせたサブレッグを引っ掛けて喰らえ強引足払い!
見たかこの美しいコンボ、名付けてイアイフィスト幕末インストール……脳漿沸騰するまで加速してこうぜアメリア・サリヴァン!!
「ニューロン息切れしてんぞお眠の時間かぁ!?」
イアイフィストは組み技、関節技、拳、蹴り、ジャーマン……ありとあらゆる技に繋がる最強の流派だァーーーッ!!
・WΔ実装前の色々
GH:C製作会社「……という感じのルールで実装したい」
創世「何故それを私に聞く」
GH:C製作「heyジーニアス、あんたから買ったシステムに対応できる脳みそはどこにも売ってないんだぜ!」
創世「いやそうではなく」
創世「なんでサーバー君に聞かないの?」
GH:C製作「???」
サーバー付属AI「おk、大体わかった。マップはこうして……各キャラに入力されたデータを参照してこういう追加要素とかどう? 新しい敵の大体のデータ入れたからキャラデザよろ」
GH:C製作「??????」
大体こんな感じ、ビル一つ新規で建てただけあってすごいね! 創世さんの技術力がファンタジー領域に突入してるけどモチーフ的にそこまで違和感はないのでこのまま超テクノロジー貫いてもらいます




