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とりまインベントリア

重力床は主に三種類の条件でギミックが発動する。

まず一つ目はプレイヤーによる手動の破壊。

二つ目は最初から破壊状態。

そして三つ目はプレイヤーの関与しない偶発的な破壊。


あのクソ雨は二つ目と三つ目のどちらかもしくは両方が原因のステージギミックだ。勇魚の予報がなければガチもんの即死ギミックだぞこれ………だが、こちらからも干渉が出来る以上、真上に落ちる(・・・・・・)反重力の仕掛けは強力な武器として成立する、成立させることが出来る。


雑魚を蹴散らせば入手できる銃器、武器種そのものじゃなくて高火力の遠距離武器ってのがミソだ。

届かない場所に届く、猿でも分かるアドバンテージだ。そしてある程度慣れてしまえば………こうなるわけだ。









「ふっははははは!! どうしたどうした! 頬ずりしたって壁はどいてくれねーぜ!」


壁面に銃創六発、左から右へと「落ちる」斥力が放たれたことでひとかたまりにこちらへと迫っていたテクノマギジェルスが対面の壁に叩きつけられている。


横幅四メートル、機械的にこちらを襲うなら俺達が傍に寄っているだけで向こうも同様の動きをする。あとは適当に壁を起動させれば横向きに吹き飛んでく(落ちていく)ってわけだ。


「っと、いい加減奴らに構ってるのも面倒だな……ようしサイナ! アラバ! アレやるぞ!!」


「疑問:アレ、とは」


ははは、手が滑って足元の床に弾丸を叩き込んでしまった。

ほら早く早く、勢いつけて前に一歩踏み出すんだよ、勇気出せ!!


「ちょっ………」


「はいファーラウェーイ!!」


足元の重力が下から上へ、その上にいた俺達三人の身体は逆立ちしたような感覚と共に宙へと跳ね上がる。


「せめて事前に言ってはくれまいか!?」


「疑問:先程の経験から学習していますか? インテリジェンス足りてますか?」


「まぁ見てろって」


そろそろ地面か、アグアカーテを地面に突きつけ狙いを定めタイミングを測り……発砲。

銃口から飛び出した小さな輝きが一瞬で白と黄色の中間みたいな輝きの光を纏って空を突き進む。

そして着弾し、暴走する重力床へと落ちていく俺達の身体はその勢いをみるみるうちに減衰させていく。そりゃそうだ、俺達はケツにロケットエンジンを積んでるわけじゃねぇ……どれだけ空高くジャンプしたっていつかは重力に地面まで引きずり落とされる。


「ギアを上げていこう、攻略スピードは次の段階だ」


「ルルイアスで宙を泳いだ時以上に形容しがたい気分だぞ……」


「知るか、次のセーブポイントまで行ったら休憩すっから気張ってけ!!」


全弾リロードにはMP150が必要だ、いちいちMPを回復するためにポーションキメてたんじゃあ効率が悪すぎる。

金晶戦衣は月の光がないと魔力が溜まらないし、瑠璃天の星外套は他用途に流用できない。


だが俺にはコイツがある、傑剣への憧刃(デュクスラム)時代と比較して耐久値半減とかいう笑えてくるデメリットを代償に魔力をチャージする能力を得た傑剣との憧焉終刃(エスカ=ヴァラッハ)君がな!!


「リローデッド!!」


アグアカーテの台尻に傑剣との憧焉終刃の柄尻をぶつければ、剣から銃へと光が移る。

大百足殺しの偉業を宿すこの剣は魔力を蓄積するがそれを魔法として解放する機能を持たない。故に魔剣ではないのだ……とイマイチよく分からないカテゴリらしいがMPを貯めて還元できることさえ分かっていれば問題はない。


「六発……剣に貯めれる最大はMP100ってところか?」


よーし、次行ってみよう!!








◆◆


【旅狼】


サンラク:仮に俺がリヴァイアサンの中にいるとして銃器を手に入れましたって言ったらどうする?


鉛筆騎士王:とりあえずジークヴルム戦ではっちゃけすぎて各方面から情報開示をせっつかれてる私様に対して土下座するべきかな


サンラク:半分拉致監禁なので俺に対してもっと優しくすべき


オイカッツォ:善意を他者から毟ろうとする外道達の共食いだ……


サンラク:脂身も赤身も足りてねぇ旨味皆無の骨がなんか言ってますよ


鉛筆騎士王:煮込めばガラ程度なら出せるんじゃない?


オイカッツォ:贅肉の塊と肥満体に言われたくないでーす


鉛筆騎士王:次デブって言ったら二度と表舞台に顔出せないようにしてやるから


オイカッツォ:ごめんなさい


サンラク:うちの妹まで動員されそうだからサバトはやめろ


サンラク:ていうか俺達しかいないのか


鉛筆騎士王:一応今深夜三時だからね?


サンラク:……?


オイカッツォ:カタギの人間は普通に寝てる時間だよ


鉛筆騎士王:酷使するのは脳だけだからボディが休息してればいいのだよ……


サンラク:起きてる奴らに言われるとなんだか腹立つがまぁいいや


鉛筆騎士王:話戻すけどこちとら不特定多数が詰め寄ってきて大変なんだぞー


鉛筆騎士王:秋津茜ちゃんとかさらにやばかったし


オイカッツォ:火消しというか矛逸らし頑張ってたしね……まぁイロモノ枠かと思ってたらいきなり超忍法発覚したらそうなるか


サンラク:なんかやらかしたの?


鉛筆騎士王:ノワルリンドと合体した


サンラク:……えぇ


オイカッツォ:性転換してなんか赤いモンスターになったやつに困惑する権利はないでしょ


サンラク:お黙り顔面両性類


オイカッツォ:おっ、喧嘩か?


鉛筆騎士王:ていうかそっちの内部はどうなってんの? 銃器の入手難易度は? 大量購入はできそう?


サンラク:第一殻層……あ、最初のエリアな。出てくるモンスターはレベル30程度、倒しまくると経験値的な感じで「スコア」ってポイントが貯まる。それと交換


サンラク:制約の関係上雑魚敵をスローターしてると色々響くから大量購入は無理


鉛筆騎士王:役立たずめ


オイカッツォ:組織に貢献することもなくただ貪る娯楽は美味いか?


サンラク:おいちい!!!!!


オイカッツォ:こ、こいつ……!


サンラク:それはそれとしてエリアクリアしないと帰れねーから割と切実なんだぞ


鉛筆騎士王:雑魚しか出ないならさっさとクリアしちゃいなさいよ


サンラク:ヒント、第一「殻」層


オイカッツォ:大陸規模ダンジョン……?


サンラク:かえりたい


鉛筆騎士王:実際見立てとしてはクリアまでにどんくらいかかるの?


サンラク:いやこれ一週間は持ってかれそうだぞ、フルコンプは考えるだけ無駄として


サンラク:今第二中継地点でセーブしてるが……


鉛筆騎士王:ちなみに君以外が入る方法はないの? 試してる連中はあの大陸鯨の背中に乗ろうとしても弾かれてるって話だけど


サンラク:俺がクリアしないと開かないんですってよ


鉛筆騎士王:マジですの?


オイカッツォ:それゲーム的にどうなんですの?


サンラク:オホホ、わたくしがリタイアするか一定期間挑戦しないなら開くらしいですけどそのつもりはありませんわよ!!


鉛筆騎士王:出てきたところを捕獲して断頭台にかけたほうがいい?


サンラク:おいやめろ


オイカッツォ:まぁさっさとクリアしないと君へのヘイトやばいことになりそうだけどしばらくは時間稼げると思うよ


オイカッツォ:ジークヴルム戦で大量に出てきた新種族やら、いきなり現れた征服人形やらで前線拠点は今凄いことになってるから


鉛筆騎士王:具体的に言うと合コンパーティー?


サンラク:大概そっちも面白そうなのなんか悔しいわ


サンラク:こちとら顔見知りの魚人族と人形引き連れて遭難中だぞ


サンラク:あとガイドがちょっとウザい


オイカッツォ:これすごい遠回しに自慢されてる?


鉛筆騎士王:ていうかさ、


サンラク:ん?


鉛筆騎士王:君、今インベントリア使えるよね? なんか妙な瓶詰めやたら増えてたし


サンラク:まぁ普通に使えて……あ。


オイカッツォ:シャンフロ内で普通に会えるじゃん……


サンラク:ナーフメール送る? やっぱぶっ壊れアイテムすぎるなインベントリア


鉛筆騎士王:そういうのは運営側のたゆまぬ努力でいつかは解決されるものだよ二人とも


鉛筆騎士王:だから今この瞬間私たちがインベントリアを堪能していたとしてもそれは企業努力の不足によるものだよ


サンラク:結論


鉛筆騎士王:別にチートでもないんだから使っても問題なし! とりあえず格納空間内に全員集合!!


サンラク:うぇーい


オイカッツォ:うぇーい






インベントリア内アイテム事情

サンラク:なんか定期的に大量のアイテムが増える、水晶多すぎ

オイカッツォ:ちょいちょい使わなくなった武器が増えてる

ペンシルゴン:そ、そのアイテムは毒薬の調合に使……だ、誰だこんな時間に? おま、やめ

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― 新着の感想 ―
「顔面両生類」は煽りにしてもちょとヒドいw
外道2人のうぇーいが好きすぎる
[一言] 外道‘sの会話大好き
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