挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜 作者:硬梨菜

間章:第三段階

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

220/238

幕間 世界の真理書「深淵編」

深淵のクターニッドの適性攻略人数は「8人以上」です。
パーティメンバーの職業をなるべく少ない種類にすることが推奨されます。
基本的にどの職業でも問題はありませんが壁タンクがいれば創造態での戦闘が幾分か楽になります。
クターニッドのユニークシナリオEXの発生条件は初回限定で「深淵の使途を穿て」を受注し特定条件を満たすことで移行しますが、クリアされて以降は「クターニッド撃破から二週間経過し、なおかつフィフティシアで発生する「嵐の日に海に船出するNPCのユニークシナリオ」を受注する」ことでクターニッドが遣わす幽霊船とエンカウント可能です。


反転都市ルルイアス概要
この特殊エリアでは昼と夜で出現モンスターが変わります。
昼間の間は「深淵の眷属」「深淵の偽人魚(ぎじんぎょ)」が主に出現し、夜の間は深海エリア「冥府の深海」に出現するモンスターがランダムで出現します。
ルルイアス内部には多くの廃屋が存在し、無事なベッドであればどのベッドでもセーブ、ログアウトが可能です。
エリア四方には四つの塔が存在し、それぞれに特殊エネミー「封将」が存在します。
この封将はそれぞれが後述するクターニッドの特殊能力と対応した能力を保有しており、封将を倒すことでクターニッドの能力を封じることができます。
中央のルールイア城の地下空間にクターニッドがいますが、最上階のギミックを起動するまでクターニッドは「妄想態」であり、この状態のクターニッドを倒した場合、強制的にユニークシナリオEXが終了され、プレイヤー及びNPCはいずれかのエリアにランダムで転移させられます。
ルールイア城の上層には「王の執務室」「要の玉座」「望郷の最上階」の三つの部屋が存在します。
王の執務室にはギミックのヒントとなる女王の日誌が存在します。
要の玉座にはクターニッドの「妄想態」を破るギミック「反転の要石」が存在します。
望郷の最上階にはギミックアイテム「かつての栄光」が存在しますが、モンスター「虚飾の鮫怪」を倒す必要があります。

反転の要石に嵌め込まれた宝石をかつての栄光に戻すことでギミックが作動し、自動的にクターニッドの「妄想態」が解除され戦闘に移行します。



封将攻略
クリーオー・クティーラ
クリオネの姿をしたこのモンスターは魔法を封じる能力を持っています。
触手による隙のない攻撃を仕掛けますが近距離攻撃か遠距離のどちらかしか攻撃できないため、対処は割と楽。ただし純魔は攻撃手段の九割が無効化されるので大人しく手を引きましょう。

スレイビール・ダーゴーン&ハイドーラ
いわゆる二体で一体のボスである二対の半魚人は物理攻撃、ひいてはスキルによる攻撃を無効化します。一切のスキルの発動を封じるため攻略難易度は一番高いものの、ボス自体のスペックはそこまで高くはなく、さらにボスからの攻撃を防御することは可能なので魔法職をメイン火力として動けばあっさり倒せます。

バーシュド=メルナクル
一種の群体モンスターのようなものであり、体表から生み出される大量のフジツボの幼生が本体の身体に纏わり付くことで近距離攻撃を封じてしまいます。ただしド近眼なので10メートル以上離れた遠距離攻撃であれば幼生ガードが発生せず、さらに転倒耐性が低いため簡単に転びます。
瞬間的な攻撃ではなくオブジェクトや縄などのバーシュド=メルナクル自体のバランスを崩す圧力的な攻撃が有効です。

アンモーン・オトゥーム
騎士の決闘に飛び道具は無粋、近距離による真正面からのタイマンのみが攻略法のアンモナイトを模した騎士です。近距離肉弾戦のセオリーが通用するため、もっとも戦いやすいボスではありますがそれなりに高度な行動を取るため油断しているとレイピアで一突きにされているでしょう。


深淵のクターニッド攻略
特殊エリア「反転都市ルルイアス」に入った時点から七日間がルルイアスに滞在できるリミットであり、七日以内に深淵のクターニッド「妄想態」または「想像態」の撃破でシナリオクリアになります。

形態別情報
「妄想態」
初期状態、巨大な漆黒の蛸に見える(・・・)姿。その実態は「クターニッド」の認識に作用する幻像であり、厳密にはクターニッドではない。
この状態時は常時シナリオ参加NPC全体に「呪い」を振りまく特殊行動「深淵錯視(フェイク・アビス)」を発動します。
影響下にあるNPCは偽想態のクターニッドに戦闘を積極的に仕掛けるようになります。
この形態のクターニッドは打倒することは不可能であり、城内の「王権ギミック」を解除することで初めて幻想態に移行します。
主な攻撃手段としては触手を使った薙ぎ払いや叩きつけを用います。


「幻想態」
第二形態、八芒星の魔法陣から触手と目玉が生えた異形の姿。
戦闘開始と同時にシナリオ参加NPC全体に「恐怖」を振りまく特殊行動「深淵凝視(グレア・アビス)」を発動します。
これは攻撃に用いられる八本の触手全てに一定ダメージを与えると解除され、次の形態へと移行します。
主な攻撃手段としては触手を枝分かれさせてプレイヤーに軽度のホーミング攻撃を行います。


「空想態」
第三形態、魔法陣を組み合わせて作った中身のないハリボテの蛸のような姿。
八本の触手が持つ杯がそれぞれ異なる特殊能力を発動し、それに対応した反転効果がプレイヤー及びNPCに適用される。
・赤:近距離無効化の効果によりクターニッドから十メートル以内の座標から放たれた攻撃をすべて無効化します。
・橙:遠距離無効化の効果によりクターニッドから十メートル以上離れた座標から放たれた攻撃をすべて無効化します。
・黄:物理攻撃無効化の効果によりクターニッドに対して物理、およびスキルによるダメージの一切を無効化します。
・黄緑:魔法攻撃無効化の効果によりクターニッドに対してMPを消費する魔法によるダメージの一切を無効化します。
・緑:色彩反転の効果によりプレイヤーおよびNPCの視界の色調を反転します。
・青:性別反転の効果によりプレイヤーおよびNPCの性別を反転します。体型や年齢などはステータスやプレイヤー(およびNPC)の行動ログから生成されます。
・藍:ステータス反転の効果により、ランダムに選択された二つのステータスの数値が反転します。
・紫:ダメージ反転の効果により、クターニッドおよび「杯」に対して与えられるダメージは回復効果に、回復効果はダメージに反転します。

全ての触手が持つ「八色の聖杯」を破壊することで次の形態へと移行する。なお、この形態での反転効果は戦闘終了まで継続します。
主な攻撃手段はありませんが、第三形態で反転した効果は戦闘終了まで持続します。


「仮想態」
第四形態、周囲の生物を吸い込むブラックホールのような漆黒球体の姿。
五分間魔法「ランダムエンカウント」を無差別かつ無尽蔵に発動し続け、三十秒ごとに召喚されたモンスターを吸収します。この形態時に吸収したモンスターの総数によって第五形態のHPが変動します。
プレイヤーおよびNPCにたいして攻撃を行うことはありません。


「想像態」
最終形態、血肉を基底として仮初めの実態を得た蛸頭人体の姿持つ深淵の盟主。
形態とは別に想像態は二段階の行動パターンを持っている。第一段階では深淵宝玉によってランダムに選出されたプレイヤーおよびNPC八名のモーションログを参照し、自身の行動パターンに反映させる「Analysis(アナライシス).」「Reflexus(リフレクス).」を使用する。
想像態第一段階のクターニッドは五つの「ダメージアーマー」が備えられており、一定以上のダメージを与えることで一つずつアーマーが解除されます。そしてすべてのアーマーがブレイクされることを条件に第二段階へ移行します。
第二段階ではクターニッドは八つの深淵宝玉を基点として八本の「巨神触手」を展開します。
第二段階ではこの八本の巨神触手を展開する深淵宝玉をすべて破壊し、破壊後に一定量のダメージを与えることでクリアとなります。
一定量のダメージはプレイヤー一人でも達成は容易な量であるため、実質的には八つの宝玉を破壊した時点で撃破成功と言っていいでしょう。





深淵のクターニッドのストーリー的設定
大前提として深淵のクターニッドの価値観は人間のそれとは大きく異なっており、クターニッドは人間を「個」として識別せず人間という「種族」という枠組みで認識します。
クターニッドはその出自から人間という種族に対して「敬意」の感情を持っており、ある理由から拠点としているルルイアスへ「一号計画」及び「二号計画」の産物たる人類を誘い、その力を観測しているのです。

そのため、ユニークシナリオEX全てがクターニッドによる壮大な「盤上遊戯」に過ぎず、ゲームキーパーたる己が課した苦難を乗り越え、最後の試練(ボス)を打倒した者達を讃え、報酬を与えるのです。
既にお気付きの方もいらっしゃるかもしれません、まさしくクターニッドはTRPGのゲームキーパーそのものなのです。かつて己を生み出した優れた人類達、滅びに対して絶望に打ちひしがれ……されど歩みを止めなかった偉大なる人類。その後継を見極めることこそがクターニッドの根本原理であり、彼の生きがい(・・・・)なのです。

クターニッドの正体は神代の時代に行われた「二号計画」における前提実験「一個体における限定的現実改変特性の付与」の被験体として選ばれた一匹の蛸、その末路です。
第一、及び第二の実験で得た「術式」が肉体に施された状態で、無差別な現実改変を一個体の制御化に置くための処置が施され、その結果「反転」という条件付きでクターニッドの意思で自在に現実改変が可能となりました。
ただその副作用としてクターニッドは肉体を喪失し、自身の意識、思考能力、そして記憶を転写した自律魔法術式……それこそが深淵のクターニッドなのです。
言うなれば生きた魔法、魔法とはすなわち世界に刻まれた「概念」です。火によって物質が変質する概念を「燃焼」と呼ぶように、上に投げた林檎が下に落ちる概念を「引力」と呼ぶように、クターニッドという現象そのものが「深淵のクターニッド」という概念なのです。


そしてもう一つ、クターニッドという存在を語る上で欠かせないキャラクターこそが要の玉座に存在する反転の要石……人の女性を象ったそれこそが、クターニッドが唯一「個」として認識する人物。
それは「二号計画」における全権限を持ち、「一号計画」とは異なるアプローチで未来へと人類という種族を繋げた「アリス・フロンティア」を象ったものなのです。その詳細は世界の真理書「不滅編」に記述されています。


───以下、ワールドクエスト第四、第五段階で解放───
クターニッドがルルイアスを拠点とし、深淵に座す理由はルルイアスに存在する女王の手記にも記されている通り「狂える大群青」を封印するためです。
そもそも「狂える大群青」の正体は[──────]の[───]であり、即ち神代よりさらに前の時代「始源」の胎動を指します。
かつて神代の人類が総力を挙げて抵抗した[─────]の脅威は根絶されておらず、クターニッドは現在の人類を見極め、警鐘を鳴らすのです。

───意思亡き「始源」胎動せり。人類(ひと)よかつて成しえなかった抵抗を成せ。
上記を要約すると
物が燃える現象は「燃焼」です。
物が地面へと落ちる現象は「落下」です。
あらゆる現象、状態を反転し意思を持った現象は「深淵のクターニッド」です。
超やべー奴らがそろそろ目覚めそうだから気をつけろよお前ら、とりあえず一番やばいのは俺が封印しとくから。
あとお前、色恋に奥手そうなお前だよお前。お前めっちゃキーパーソンだからいろいろ覚悟しとけよ。

そしてついに明らかになる「アリス」のフルネーム、彼女こそが「シャングリラ・フロンティア」における超重要人物であり、「シャングリラ・フロンティア 〜クソゲーハンター神ゲーに挑まんとす〜」における極めて重要な意味を持つ「設定」です。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ