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砕球!! 改稿6回目  作者: 河越横町
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試合開始!!

【こ、コマンドポストより各隊に通達。敵本隊の拠点への進軍を確認。数は15、球操手フラッグの方もいらっしゃいます】

 

 インカムに届いたオペレーターの索敵報告に、各小隊長が応答する。

 

 間もなく、襲撃ポイントに到着した隊員たちは眼下の獲物を視界に収める。

 

 相手チームは球操手と呼ばれるポジションの選手を囲み、周囲を警戒しながら、峡谷の先にある砦に向かって移動していた。


【15って、フルパーティーやん!! 的が多くて~嬉しいなぁ~♪】


【拠点取りたい相手をリンチ……いつかの惨劇を思い出すっすね】


【あれは酷かったわね】


【こちらましろ。お前ら、あんま無駄話すんなよ】


 蓮と名乗った部隊長を務める少年は、チームメイトたちの会話に割り込み、走りながら行軍している敵チームを見下ろす。


 敵の進軍妨害及び、拠点奪取。

 

 それが今から決行される作戦だ。


 フィールドに点在する攻め難く守り易いエリア――拠点をどちらが取るかで、試合内容は大きく変わる。


優那ゆな先輩がデカイのかました後、蓮隊と鵣憧せきしょう隊の二個小隊で突貫する。楯上ぬくがみ隊は優那先輩の護衛と周囲警戒。守矢もりや、背中取れたらガンガン撃て】

 

 各隊員が応じたのを確認してから、部隊長の少年は腰の剣帯から小刀を引き抜く。

 

 息を潜め、腰を落とし、得物を握り直して敵を睨む。

 

 そして一つ大きく息を吐いてから――


【総員、戦闘開始!】


 間もなく、試合が動き出した。

登場人物


蓮剛羽ましろ こうは


 本作の主人公。

 お父さんが元砕球のプロ選手……というテンプレ設定とか言うのやめよう!


 クールキャラですが年上の女性に頭が上がらず、幼馴染の優那先輩の前ではたじたじ……そこが可愛い!← 

 作者的には優那に可愛がられてる剛羽がすごく可愛いんです。

 男ですけどヒロインですね。主人公兼ヒロイン!


「一応クール系のつもりで書いてる」と、「めっちゃ書き難い」と、前作の後書きでも書きましたが、何度も改稿を重ねるうちにすごく書きやすいキャラになりました。

 もう剛羽以外の主人公だなんて考えられない!(それは作家としてまずい!)

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