表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ベストフレンド・モアイ  作者: ザクロ
1/3

その出会いは、突然だった

その出会いは、突然だった


春、出会いの季節。なんて言ったのは誰だろう

今まで、春にやってきた転校生で、ロクな奴はいなかった

中学校3年生に上がった今年も、きっと、いい出会いなどないのだろう

あーあ、なんでもいいから、面白い転校生でもやってこないかなぁ

キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴る。朝の会が始まる。今年も、いつもと変わらないメンバー、平凡、何一つ変わりのない3年生だ

「はい、今日は転校生が来ています」

うちのクラスの担任、角田先生。髪の長い女の先生。特技は、機械いじり、そして爆発させる

しかし転校生かぁ・・・・どんなやつなんだろ。かわいいやつだったらいいんだけどな

「モアイくん、入っていいよ」

その先生の言葉に、俺は冷や汗が出た

も・・・・モアイ?!いや、俺の聞き間違いだよな、模合くんの間違いだよな?!

ガラッ!

教室を開けて、そいつが入ってくる


その出会いは、突然だった


「もっ・・・・モアイィィィィィィィィィィィ!!」


俺は叫んだ。いや、叫ぶ以外ないぜ、ありえないだろ

顔は完全に、イースター島のモアイ。体は全身、石で出来ている。おそらく特注であろう大きな制服に身を包んだ、2メートル近くはある、ほぼ巨人だった

だって、教室に入ってくるときも、ドアが小さいから、ちょっと身をかがめて入ってきてるし

「石田君、そんなに驚かない。モアイくんに失礼よ!」

先生はそう言うが、驚かないほうがおかしいぜ

だってクラスのみんな、笑ったり、固まったり、ねて・・・・って、気絶してるやついるじゃねぇかあああああ!!

うぉいうぉい!どうして、モアイがこんなところにいるんだよ!

「はーい、みんな、静かに」

誰も口開けねぇよ!

「今回、1週間限り、この学校にいることになった、イースター島から来た、モアイくんです」

「せんせー、モアイくんの狙いは、この学校の侵略ですかー」

このクラスで一番の、肝が強い男、佐上が手を挙げた

佐上は、こんなことじゃ驚かない。あいつは、目の前にカエルがいようが、死体が転がってようが、爆発が起ころうが、驚かない

おばけ屋敷に入れると、お化けを全員フルボッコにして出てくるほどだ。恐ろしいやつだ

佐上の将来の夢は、地球侵略、らしい。2年の頃、好きな四文字を習字で書こう、という授業に

俺は「威風堂々」なんて、カッコ付けで書いたが、あいつは堂々と「地球侵略」と書くほどだから、よっぽどだ

そんな、侵略大好き男は、侵略してくる外部のやつを徹底的にたたきつぶす、そんな姿勢を取っていた

「いえ、僕は決して、学校侵略は考えていません。今、世界のことを知ろうと、イースター島からたくさんのモアイが世界に旅立っています。僕はその、日本を任されたに過ぎないんですよ」

モアイが喋った。低くて、優しい声。これが・・・・イケボってやつか・・・・・!

「それって侵略じゃん」

佐上は負けじと、言い返した。するとモアイは言った

「侵略者で強いのは、どっちなんでしょうね」

俺は、佐上は、クラスの全員は悟った

モアイには、勝てるわけないと・・・・!

こうして、若干威圧されながらも、俺のクラスとモアイの交流は始まった

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ