赤ちゃん
目が覚めると
「ここは天国かな?」
最初はそう思ったがちがったみたいだった。
まず体が動かない、そして声にだせるのは「あぅ・・だぁー・・」とかの声だけでほかがしゃべれない・・・。目もぼんやりとしかわからない・・・
まずおもったのは捕まって拘束されていること、そして薬物による意識の投与である。
・・・やばい・・・
「あぅーーー!! だぁーーー!!」
おもわず叫んでしまっていた。
「□#☆%!! \%&!!」
隣から怒鳴り声が聞こえてきた。
やっぱり捕まっているんだ・・・
こんなときパニックになったり叫んだりすればひどいことをされるおそれがあるためおちついて行動することにする
それにしても何をいってるのかわからない。もしかして違う大陸まで連れて行かれたのか?
あれからなにか言うたびに怒鳴り声しか聞こえないが、何を言っているかがさっぱりわからないし体も動かない。ここはまず魔術を使って体の拘束と視力の復活をしよう
そうおもって魔術使おうとするのだが・・・
「あぅ・・」
ここで意識がなくなってしまった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・~うん・・・
最初はなにが起きたかわからなかったが、魔力不足で意識がなくなったんだと気がつく!
目が覚めて気がついたが、ここなぜかマナが少ない。まったくないわけではないがマナが薄すぎるぞ!!
マークはここで初めて自分の魔力も減っていることにきずいた。元が100だとすると今は10程度まで落ちていた。それにさっきから男性と女性とおぼしき2人の声が聞こえるが、さっきから怒鳴り声しか聞こえないし、いったいどうなっているんだ!!
さっきは魔術を使いすぎで意識がとんだが、10あるうちの3くらいしか魔力が回復していない。たぶんマナが薄いせいだとおもうがこれだと魔術が使えないしどうしよう?
ていうか魔方陣ちゃんとかけているのか?ちゃんと発音しなくて魔術が発動するのか?
エストークの魔術は魔方陣を描いて、その中に、魔力量、何をするのかいろいろきめたあとにがとに詠唱する
初歩のファイアにしてもこの手順をふむ
ファイア
魔力量:5
属性 :火
用途 :火が小さくでる
魔術のランクも、初級、中級、上級、王級、帝級、神級とあがるにつれより複雑かつ大量の魔力がいる。
初級:3~50
中級:50~100
上級:100~500
王級:500~1000
帝級:1000~5000
神級:5000~
神級が5000~といってはいるが神話時代のはなしでしかなく、現在はあるのかどううかもわからないからである。
属性は火、水、風、土、闇、光、無である
詠唱は
生成→サイズ設定→用途設定→発動
ファイアだと
魔方陣描く→魔力設定:5→用途設定:右手から小さい火が出る→ファイアと唱えるのだ
マークはこれの初歩ができているのかわからないのである。
人生で初めてここまでの危機的状況なのだ、パニックになってもしょうがないだろう。
「あーー!!あぅーー!!」
知らない間に叫んでいた。
「"#$%%#!!」
叫び声と同時になにか物がとんできて自分にあたった。それがものすごく痛いのなんのって
「オギャー!!!オギャーーー!!」
当然パニックに拍車がかかり自分でもなにがどうなっているかわからない。
・・・死ぬ・・・
激しい痛みとパニックで意識をてばなした・・・・
近寄る女の人、胸に刺し傷らしきものがある
「ごめんね・・・ごめんね!!」
包丁を赤ちゃんに向かって振り下ろす・・・
カチン
「!!」
見えない壁に幅なれてとどかなかった・・・
そこで女も力尽きる・・・
「東京都文京で、男女の遺体を発見。2人には刺し傷が見られ女が男を刺し・・・そばにいた赤ちゃんは保護した・・・次の・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
次に目が覚めると前とは違う場所にいるのがわかった。
なぜか?
マナがちょっと濃くなっていたからである
でも魔力は前ほど感じないがちょっとだけ安心する。
「おや?起きたのかい?」
声のするほうに向くと50才くらいの女性がいた。
「あぅ。あー」
声は相変わらずしゃべれないし、体も動きにくいが声は普通に聞き取れたし、視力も復活していた。
女性は俺を抱きかかえようとしたので俺はあわてて逃げようともがくと
「はいよしよし~~」
あっさり持ち上げてしまった。
あれ?なんで?
そこで自分の目線がおかしいことに気がついた。
なんでこんなに低い?手も小さいぞ?
赤ちゃんみたいだな。
ようやく自分が赤ちゃんになっていることに気がつく
誤字、脱字などあったらやさしく指導おねがいします><