第十七章15 【覇王杯/オーバーロード・カップ/唯野 芳一チーム】90/【芳一】の第9班の展開(【フィクション・レジェンド三部作/フィクション・レジェンド・ノベル(虚構伝説小説)編】)8
【道化】はこの【フィクション・レジェンド三部作/フィクション・レジェンド・ノベル(虚構伝説小説)】の世界の各地に【異能武具】をばらまいた。
その内の3器が【芳一/聞虚無】達のすぐ近くの地面に落ちてきた。
1本は両刃の剣、
1本は片刃の刀、
1本は小太刀、
となっている。
【道化】は、
『基礎の基礎です。
まずは刀形の3振りを近くに起きました。
それぞれお持ちください。
後は先に進めば敵が現れますので対処してくださいな』
と言う事になった。
【芳一/聞虚無】は、
『了解いたしました。
では、誰が、何を手にするか決めましょうか?
わたくしは最後に残ったものでかまいません。
忖度はいりません。
お二人で先に決めて下さい』
と言った。
【美耶魅】は、
『じゃあ遠慮無く私から。
私は両刃の剣をいただくわ』
と言った。
続いて、【サーバド】が、
「では、私は小太刀で・・・」
と言うと、【芳一/聞虚無】は、
『わたくしに遠慮はいりませんよ。
小太刀だとリーチが短いのでは?』
と気遣った。
だが、【サーバド】は、
「いえ・・・
小回りが利く方が私の方に向いていると思ったのでこちらで」
と言った。
【芳一/聞虚無】は、
『そうですか。
ではわたくしは刀という事ですね。
それでは、お二方とも覚悟は宜しいですか?
恐らく、刀を手にした時点でスタートになりますよ』
と言った。
2人は黙って頷いたのだった。