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第十七章12 【覇王杯/オーバーロード・カップ/唯野 芳一チーム】87/【芳一】の第9班の展開(【フィクション・レジェンド三部作/フィクション・レジェンド・ノベル(虚構伝説小説)編】)5

 【道化】との契約内容を【芳一/聞虚無】では無く、外部協力者である【サーバド】に頼む事になった。

 これは他の班にはあまり見られない事だった。

 他の班は何だかんだで【芳一】が主体になって動いているからだ。

 誰かに任せる。

 それは勇気がいることでもある。

 命がかかっているのならなおのことである。

 【芳一/聞虚無】にはそれを行える度量があった。

 だから、【サーバド】に任せる事にした。

 【執事メイド】の中でも【サーバド】程、重要な役目を与えられた者は居ないので彼女は【執事メイド】冥利に尽きると言うことになるだろう。

 それだけに思いつきだけの案は出せない。

 【執事メイド】が主に死をもたらすなどあってはならない。

 責任重大である。

 【サーバド】は、

「僭越ながら、お嬢様方の戦力分析をさせていただきます。

 他の人格と比べお嬢様方の特筆すべき点。

 それは、

 【芳一/見虚無お嬢様】は真実、何者をも見抜く【目】、

 【芳一/言虚無お嬢様】は物の本質、核心をつく【言葉】、

 そして、【芳一/聞虚無お嬢様】はあらゆる気配を感じ取る【耳】かと存じます。

 お名前に【見】、【言】、【聞】が入っているのもそれが特化しているからと推察します。

 なのでそれを活かせる【契約】を結ぶのが得策かと存じます」

 と言った。

 【芳一/聞虚無】が、

『と言うと例えば?』

 と聞く。

 【サーバド】は、

「鬼退治・・・などは如何でしょう。

 お嬢様の出身国、日本では古来、鬼を退治したという伝承が残っていると耳にした事がありますので」

 と言った。

 【美耶魅】が、

『それをどう【契約】と結びつけるの?』

 と聞いた。

「鬼退治には武器を使用してのみ有効というのは如何ですか?

 お嬢様は剣などはご使用になられますか?」

『学校で剣道を習った程度ね。

 まぁ、それについては【主人格】よりは才能はあると思うわ。

 武器は剣って事?』

「武器ならば何でもというのは如何ですか?

 武器に異能の能力を付与するという形で」

 という話になった。

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