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有翼人(9月14日 渋谷 芽依) ②
トイレで一時間唸っても、なにも好転しなかった。
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けっきょく、ひと晩、頭痛と腹痛に悩まされ、……頭痛薬をのんでしまったので、かさねて胃腸薬を飲む気にもなれず、脂汗をかきながら、ベッドに横になっていた。
それでも、夜半すぎには意識が消えて──、
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なにか、悪夢を見たような気がする。覚えていないが。
だれかと、話したような。
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朝方、毛布のなかに、小さな硬い感触があった。
うぇ、と起き抜けのざらざらした声で悲鳴をあげて、這い出す。毛布をどかすと、その下に、白い卵があった。




