一週間戦争我奇襲に成功せり
(切り込み隊!してやったり!)
威信が、中部親衛隊より、先回りし、道路に、有刺鉄線を、三重に、仕掛け、連中に奇襲攻撃をかける、手筈あった。
「伊東、タイミングは、この、ライトで、合図する、そしたら、有刺鉄線を、思いっ切り引け、そしたら、ドミノ倒しに、なっつた所を、切込隊が、奇襲攻撃を、かける、これは、時間との勝負だからな、倒れた連中を、縛り上げたら、軽トラに、載せて離脱する、待ちがっても名古屋本隊と合流させては、いかん」
「解っとります、引くタイミングは、お任せを、奴等を捕虜にすれば、シンジゲートの窓も開きますからね。しかし、『作戦名ドアノッカー』とは、いきな、名前です。」
「剣大佐が聞いたら、喜ぶぞ。」
「成程」
本部!こちら、ポイント1、奴等、扉に向かっってます。
「威信了解、」
本部、こちら302号線、ポリの集団が、一号に、向かってます。
威信は、時計を見た、足止めが欲しい、しかし、そんな、足止めできるほどの、連中が、残っていない、くっ!どうする!
そんな時、見知らぬ番号からの、PHSが、鳴る。
「もしもし?」
「こちら、7代目朱雀、最後の卒業パレードが、連合潰しなら、302号から、北上する、パトは、俺達が、抑えてやる。」
「遠藤大尉ですね?」
「そうだが、今は7代目朱雀総長の遠藤だ、これで、貸し借りなしだな。」
「やはり、初陣の時の欠員は。」
「黒歴史を、引き出すな、では、302は任された」
「来るぞ!」
バイクの爆音を、ならし、我が者顔で走る連中の前に、有刺鉄線の、ネットが、飛び出し先頭から、横滑りで、転んで、行った。
「かかれ!」
両方の田んぼやら、に隠れていた、浩二会切込隊が、襲い掛る。
中部連合親衛隊も、後方数台は、転ばずに、止まれたが、完全に命令系統が、分断され状況が、読めない状態で、7人は、普通に、止まれただろうか、その前に、状況を見て停車した、ヘッドギアを、装備し、長太刀を装備した、特務警備隊員が、現れた、まあ、彼等にしてみれば、犯人確定と言わんばかりに、鉄パイプや、木刀、摸造刀で、特務警備隊員に襲い掛かる。
「我か!こんな下らん罠しかけおっつたのは、生きて、帰れると思うなよ。」
「帰れないのは、貴様等であり、我々ではない、豚箱で、反省してこい。」
彼等の敗因をのべろと、言うなれば、逃げずに、勝負を挑んだ時点で、両腕が、明後日の方角を、向く羽目になる結末を、迎えたのが、現実なのである。
けたたましい絶叫が、聞こえるなか、親衛隊捕縛作戦の、縛り上げた物から、軽トラに放り込んでいく作業に取り掛かっていた、抵抗らしい抵抗もなく、ほとんどの者が、バイクが、転んだ時点で、戦意喪失してしまっていたのである。
伊東が威信に、聞いてくる。
「奴等のバイクはどうしますか?」
「警察に、処理してもらおう、今回、全然働いてないのは、警察だからね。」
全員を、軽トラに積み込むと、切込隊は、全速で、現場からの離脱をはかり、心道会所有のコンテナ街にむかっつた。
鉄条網のネットだけは、回収し、コンテナ街に向けて走らせる、コンテナ街には、偵察部隊が、待機していて、捕まえた、親衛隊を、コンテナに、放り込んでいく。
薬の出先や、販売ルートは、本職の、心道会の組員が、取り調べに当たるそうだ。
威信は、まだ警察のが、優しいのかもしれないな。
我々は、その時点で、最初の作戦を、成功しており、彼等からの情報は、特務と心道会で、共有するとの事だ。
威信は、自宅に帰り、どっと来る疲れに、完璧でない作戦にはならなかったのではと、考えているうちに、ベットで、寝息をたてつつ、泥のように、眠りについた。
(情報習得、大規模作戦準備開始)
次の日、威信は、中村駐屯地に足をむ向けていた。前日の、作戦から、まだ、アドレナリンが、でていて、興奮状態では、あるが、あそこまで作戦がうまくはまるとは、思っていなかった。
「時田少尉入ります。」
なかからは、澄んだ声で、どうぞと、返答があった。
「剣大佐、先日の作戦レポートの第一弾を、提出しに来ました。」
「ご苦労、中々派手にやったわりには、味方への損害は、0とは、賞賛にあたいするな。」
「ありがとうございます。」
「しかし、捕まえた、奴等は、親衛隊長以外、売人だな、広域暴力団志水会が、薬を流してるようだ、この事実で、心道会と、清水が、抗争に、突入したと、朝の新聞にも大だい的に、報道されていたぞ。」
「そうですか、我々は、残る残存兵力の壊滅を、持って作戦終了とします。」
「そうなるな、学校クラスの喧嘩の域は、そこが、落としどころだろう、どうする?今回の作戦が終了次第、中尉への昇進の話がでているが?」
「それは、お受けできません、心道が、今回の責任を取り、警察に、出頭しますので、自分だけ、昇格なんて、持っての他です。」
「そうか、まあ、薬のデータ確保と、拠点制圧作戦が、近いうちにある、そうなれば、嫌でも昇格するだろう。」
「で、心道は、少年院行ですか?」
「それだがな、中部連合が、薬の件で、色々ばら撒いたから、彼は、良くて上々酌量か、実刑二、三週間だろう。」
「そうですか、まだ捕まえらせるわけには、いきませんが、よろしくお願いします。後ですね、凄い分析のプロが、居まして、彼のおかげで、今回の作戦が、上手くいきました、名前は鈴木マコといいまして、PCを扱わせれば、ずば抜けた、能力を持っています、ぜひ、彼を、特務警備隊員の分析官に、推薦したいのですが。」
「ほう、またちがった、タイプの能力者だな、良かろう、スカウトマンを、送る。」
「お願いします。では、自分は、学校に行ってきます。」
思い出したかのように、剣は、威信に、始末書を、渡した、押収品の警棒の件、始末書な。
威信は、苦笑いをうかべ、始末書を、受け取った。
その頃、戦樂では、二年の中部連合親衛隊が、消えた事が、三年から、一年に、かけて、話題になっており、二年の中部連合本隊は、スーツ集団の中に、特務が、いただとか、三年の朱雀じゃないかとか、一年の八代目だとか、情報が、錯綜していた。
威信は、一組に、入ると、皆さん爆睡していた、ま当然だろう、昨日の疲れが、取れない状況なのは、当然だが、心道、いびきがうるさい。
そんな中、最新のノートPCと、にらめっこをしている、マコに、話しかけた。
「本体のリストとは、入手できそううか?」
「うん、だけど、昨日の親衛隊に、結構本隊もまざってるね、心道会さんから、頂いた情報だと、後は、6人だけど、一人は、県外に金持って、逃げようとしたみたい、そこを、清水会に、捕まったようだよ。」
「残りは、ステゴロの強い、5人か、学校にきてる?」
「無い無い、奴等、地下に潜た、ようだけど、3ちゃんねるの、情報では、家に引きこもってる奴が、3人、後二人は、マリファナ工場かな、栽培場に、隠れてる。」
「そこの、位置を、特務警備に、回せる?」
「もうやっといた。」
「仕事が早いね、なあ、特務の解析部に来ないか、最新のスパコン使えるよ」
「行きます。」
「はや!まあ、近いうちに、スカウトマンが、行くから、入隊したら、同じ同業者だな。」
「そうなったら、よろしく。」
「でもマコは、PCいじってるとコミュ症なくなるな?」
「うっ・・・」
さて、残り5日か、一人一日だと、割が合わないな、しかも、腕がたつなら、三人は、家にいるなら、電話番号で、呼び出すか?
「それなら、調べてあるよ、戦樂の、PCに侵入して、電話番号は、確保済み。」
「なら、明日にでも、呼び出すか、今の浩二会は、皆、疲れきってるからな。」
「問題は、中部連合の、頭と副長だな、どうやっつて、誘い出すか、親衛隊の奴に助け呼ばせても、見捨てるだろうし。」
「なら、その工場を、警察に通報すれば?」
「そっか、なら、逃げるわな。」
大倉が、なあなあマコ君、俺にも、PC教えてよ、エロゲーいっぱいあるじゃん
「え!ほんと、なら、俺も教えてほしい」
「威信、習う動機が、不純だな」
「大倉だって、そうじゃん、しかし、凄いな、こんなにエロゲーて発売されてたのか。」
「いいよ、解りやすい、所から、入れば覚えやすいからね。」
威信は、それが、後にエロゲーの人形使いとよばれるとは、思ってもいなかったのである。
心道は、最終決戦に備え、自宅で、休んでいた。
その後は、少年院か、観察処分になるだろうと、覚悟は、していた。
最初の、初撃で、敵戦力は壊滅状態、残るは、頭と、ステゴロ自慢の4人を、潰せば、浩二会での役目もおわる。
最初の初陣にしては、これほど、自慢できる、初陣もないだろう。
しかし、まだ、大将首を、取ってない、親父達は、清水会との抗争に突入した、本来鉄砲玉の役は、俺が、努めたいのだが、親父からは、浩二会の戦争が、終結していないものに、鉄砲玉は、やらせられんと、マサの叔父貴が、鉄砲玉で行くと、話を聞いた。
それを聞いた、おれは、まだまだ、ガキの喧嘩の域を出ていないのだと、痛感させられた。
中村駐屯所中隊長室
「剣よ、今回は、俺が、鉄砲玉として、清水会を、潰す事になった。」
「マサ、塚井も、まだ日本に帰還してないのに、大変な仕事を、任されたな。」
「若達が、ここまでやるとは驚きだがな、わしが、勤めに、言ってる間、若を、特務で任せられんか?」
「俺、お前の中だろ、出てくるまでには、一人前にしておくぜ。」
「すまんのう、いつも雑用ばかり、押し付けてもうて。」
「気にすんな、身体には気負付けろよ」
「おう、じゃのう」