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プロローグ
100年前、この地球は特別な能力などが使える人間もいなければ異常な身体能力を持った超人がいるわけでもなかった。
しかし、その時代にはまだ存在が確認されていなかった能力や、心具と呼ばれる武器を持った二人の人間の凄まじい衝突が世界に多大な影響を与え、100年後の今、この世界は誰もが能力、心具を使う異能世界と化した。
科学の発展に能力を生かす事により、科学もどんどん進化し、人々の生活はとても豊かになった。
もちろん良いことばかりでは無くて、能力を悪用する人がいれば、自分の能力が原因で悩みを抱えてる人もいるのだけれど。
そんな世界で僕達はなんでも屋として働いている。
僕はこの仕事が大好きだ。
皆と一緒にたくさんの人達に出会って、救っていく。
これまでも、これからも。
そして今日もまた、依頼人がドアを開け、なんでも屋の中に甲高いベルの音が鳴り響く。
「ようこそ、なんでも屋へ!」