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プロローグ
宜しくお願いします
ピカッと眩ゆい光に思わず目をつむる。
次に目を開けた時、目の前の光景に伸ばしていた手を思わず引っ込めてしまった。
考えてもみてほしい。
思いを寄せていた男性が全裸で全裸の男性を押し倒していた姿を目の当たりにした私の気持ちを。
衝撃である。
失恋である。
変態である。
「ウォルターさんの変態ー!!!」
思いの丈を叫べば座り込んだ床の上で時差式の魔法陣が淡く輝き始める。
「ちょ、ま、誤解だ!!これは、、、」
相手の男性とくんずほぐれつしながら思い人、ウォルターさんが叫ぶがその時がきたのか私を包む魔法陣が強く発光した。
暗転。
次に目を開けた時にはこんな形で戻るつもりではなかった元の世界の見慣れた自室にいた。