第2話 着陸準備
さて、このお話も第2話です。今回も短くなってしまいましたが、ぜひお楽しみください。
えーーーっと、ニックのエンジンは1時間で100光年くらい進めるから、だいたい5時間ぐらいで作ってことになるね。このエンジンのこの出力を出させることができるようになるためだけに、一年くらいは使ったのはいい思い出だな。これからも出力を上げていって、この星につくのに30分くらいでいい、なんていう風にはしたいね。だってこの待っている間がめちゃくちゃ暇なのだからね。さて、暇なのだしつくまでは眠っているかな。
「マスター。目標ノ星二着キマシタ。」
「うお!」
なんだ、ニックの声か。びっくりした。さてとだれだれこの星の姿を拝んでみますか。窓の外からG-Y-048星を見てみた。
「すごい。」
俺は思わずそう呟いていた。美しい水色と言っていい海?と緑の大地。うまく伝えられないが、とても美しく俺はしばらくみいっていた。
「マスター。コノ星ノ気候ガ少シ判明シマシタ。」
え?それってここから見てわかるものなの?と心の中で思いつつ聞いてみる。
「一日ハオヨソ25時間。気候ハ温帯。星ノ大キサハ地球ト大シテ変ワリマセン。コレ以上ハ降リテミナイト調ベラレマセン。」
どうやって調べたんだ?と思いつつここにいてもしょうがないので着陸してみよう。
「わかったありがとう。じゃあ実際に着陸してくれ。」
「イインデスカ?下手ヲスレb」
「別にいいよ。降りても大丈夫でしょ。」
心配してくれるとはなかなか粋なことをするではないか。でも俺も考えているから、大丈夫だよ。
「シカシ……」
「くどい。着陸してくれ。」
「…了解シマシタ。」
うむ。そういうと、どんどん星が近くなっていく。さーて、あの星に何があるのか今からとても楽しみだ。
今回はいかがでしたか。ぜひ次回も見てやってください。