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混沌4

 何か…よく分からないって状況は、こっちに来て以来、ずっと、ずっと、常に続いている。


 最近はちょっと、平和だったんですが…油断してたなと。


 そして、今も絶賛継続中だな…と。



 で、

 今一番の謎は、何故か大勢の獣人達に囲まれてて…


 そいつらに、一斉に謝罪を受けている…


 お願いします、お願いですから、どうか殺さないでください…


 命だけは…どうか…


 と、懇願されている。


 いや確か…

 

 俺が、


 …俺こそが、唯一の被害者だった筈でわ?



 …なんじゃこれ一体?

 まったくのイミフ状態なんだが…なんでこうなった?



 おい、まさか…お前が何かしたんか?

 …いやいや、微妙なぴょこぴょこしてんじゃねえよ。


 まあ…ある意味、逆に?

 落ち…着いたと…言えなくも…無いか。


 んん、コホン、

 では、えーーーっと、

 はい、静粛に、傾聴!



 コホン、始めまして、俺が、【破壊神】…です。

 まあ…宜しく、お願いします。


 はいはい、とりあえず殺さないから、大丈夫、殺さないから、

 

いや…キレて無い…キレて無いっすよ?


 そんな…簡単に殺さしたら、ソイツ大したもんだよ…知らんけど…


 

 まずは、話を聞かせて下さいよ。


 まずは、そう、そこの…俺を殺そうと…あれ?殺した?

 倒れてる黒い獣人さん、何者…お名前は?


 はい、申し上ゲマス。我等ノ知ってる…者では有りマセん。

 いつの…間にか、ここに、居タヨうで…

 誓って…申しアゲますが、我等とは、関係有りマセん。


  他の獣人も、みんな同意して、うんうん頷いてる…かなり必死で。自己保身を強く感じる…



 えっと、確かギーロ…さんだっけ?貴方がここのリーダーなの?


 ああ、一応ですか…っと。了解。

 で、コイツ、見たことない、知らない奴だと?


 ん?


 え?急にどうした、

 おいおい、どこ行くんだ…


 急にクモが、ぴょんぴょんと飛び跳ねて、容疑者…獣人?の横に行って…


 …!!ちょっ、おま…何?

 

 急に倒れた獣人、その肩の辺りに噛み付いて、更に、後ろに飛び跳ねた。しかも…


 獣人の身体から、結構長〜い、何かを咥えて引きずり出した…


 うえ、キモっ、何?

 …大ミミズ?


 いや…死んでんの、これ?



 「これは…アーガイタローテス…針魔蟲です…死んでますね」

 アマジャさんが、そう教えてくれた。


 「他の生物に寄生して、身体の自由を奪い、術者の操り人形にします。大抵、アーマの神族が使用してますね」

 …今度は、ちょっと落ち着きつつ有る親戚さんが、教えてくれた。


 えーと?つまり…


 するってえと、何かい?

 この獣人は、神族が操っていて、

 そして、あっしを…俺を殺そうと狙ってる…って事?


 「それは…まだ何とも…」


 ただ…やはり、こうなった以上、神様の身辺…護衛は、

 今迄以上に、もっともっと、強化せねばなりません。


 「お、おう…?」


 

 ところで、あの神様…その…クモなのですが…まだ…


 え?…あら?おいおい…


 おいおいちょっと?

 また、獣人噛んでるやん?何やってるのよ?まだ虫が居るのか?


 え?


 ……あ、血が?止まった?


 親戚さんが引き抜いた、投げナイフの跡からダラダラ出てた血が…止まってない?止めた?止めたの?


 え?おま…そんなん出来るの?

 おお、ぴょこぴょこした。


 おいやっぱ、何かすげえな、お前。

 流石、俺が見込んだだけの事は有るな…


 いや、なんなら、お前は、俺が育てたな…知らんけど…


 そうそう、そんな凄いお前さんの名前、今、決めたぞ!



 始めて会った時も、何故だか感じてたんだが、



 …俺の妹さ、美優って言うんだけど…

 

 なんでだろ…何か急に、あいつの事を思い出したんだよな…


 きっとお告げだ…


 なんで、その名前をちょっと貰って、


 今日から、お前は「ミュー」だ。




 おお、気に入ったか、そうかそうか、じゃ、今後とも、宜しくな。


 

 


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