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深淵を覗く時6

 そう、これは本来の神の力を取り戻す戦い…いや、


 本来? 

 そもそも、俺は神でさえ無いが…


 それはまあ一旦、置いとく。


 現状、この【深淵】にアクセス、出入りできるのは、

 どうやら俺だけ…らしい。


 普通の人間、 例えばエッタさんは、【深淵】も見えないし、それに触れようとしても、手は空を切るだけ…


 【目】を持つ者も、【深淵】を、見る事は出来るが、

 決して触れる事は出来なかった。



 では、例えば神族。


 それらは巨人の様な大きな身体で、とても強い力を持ち、

 更には不思議な力も使い、

 そして不死という…


 だが、やはり?

 

 そんな神族でさえ、【深淵】には直接触れる事は出来ず、

 【深淵の破壊神】の、その力の前に、成すすべ無く倒され、消滅していったという…不死なのに…



 …って事は?


 俺は、少なくとも少し位は、重要な存在?


 もしくは何らかの【カギ】だったり?


 キーパーソン?

 

 いや、ただバカンスを満喫する管理人が戻る迄の、臨時の、単なるアルバイト…とか?


 或いはただの…


 飛んで火…いやヒビ穴に入る、

 実は神の【供物】でした…とか…




 まあ…、何れにせよ、だ。


 俺に至っては、そもそも元の世界に帰るアテも一切無いし、


 特に、ここの世界で用も無い…


 …あ、スパイス界の頂点には、ちょっと興味あるが…


 だが、今後一人で生きていくのは勿論だが、彼ら3人の協力が無くては、


 最早、俺の生存率もダダ下がり、

 間違いなく即、ゲームオーバーだ。


 つまり、ギブアンドテイク、彼らとの協力関係は必須。



 現状、正規の管理責任者と思われる【深淵の破壊神】は何故か不在…


 状況的に?今の世界を諌めるため、ソイツが出て来ても可笑しくないタイミングなのに…


 何故かそんな重要な局面で、


 で?


 まさかの俺?


 …が、まあ…ノコノコ出て来たと。


 運命?…いや、何か、間…が、悪かっただけなのかも。




 いや、

 なにせ【呪】だ…


 神族の一番偉いのが、何か無理矢理、無茶な事を色々やった挙句、


 それを逆転サヨナラ、無かった事にするべく行なった、儀式大魔法?魔術?で…


 何でもアッチ側、

 すなわち、俺の元々居た世界の中で、

 まあ…知らんけど?強く、清く正しく生きてきて?

 病気や事故、自殺とか、そんなんじゃ無くて、


 大病や大怪我なども一切せず、


 とーっても、クリーンに?その天寿を全うした人間…


 その中でも更に!?

 

 特に、その偉いさんと何かの波長?が合う…

 そんな人間を選び出し…


 それを、こっちの世界に強制連行する為…

 無理矢理【深淵】を通過させる為、


 その境界線を、無理くり破壊する為の、マジで身勝手な禁呪…


 何でもその、長生きでクリーンな魂だけじゃ無く、


 エネルギーの詰まった本人の身体、亡骸も必要らしく…


 ただ、その世界と【深淵】の境界線を越えるのに、

 そもそも死亡が確定して無いと、


…死んで、更に魂でないと、


 そこ、【深淵】には入れない…


 で、

 まだ魂を内包した、死後間も無いピチピチ遺体?を選んどいて…


 【呪】で、


 本来、境界線を通れる筈の無い【生身の身体】、つまりその遺体を狙い撃ち…


 無理矢理【深淵】のカベをブチ破らせて、こっち側に掻っ攫って来た…と?

 尊厳もクソも無いな…

 神族か何か知らんけど…


 遺体泥棒…遺体パクるとか…


 マジでクソやな…




 で?

 全てを鑑みて、考えてみた。



 おいおい、ひょっとして俺…それに、偶然巻き込まれたとか?



 仕事で運んでた、あのお婆さん…

 あの人が、実は神族セレクションの合格者?


 え?…何で俺も…?

 まさか、おまけ?


 わしゃ、グリコかっ!



 まさか…昔一回、一瞬死んだんで、


 …死亡者扱い…遺体の一部に認定された?




 えーっと、特に俺が選ばれた理由は、微塵も思い当たらず…



 だって、大怪我したしな…





 単なる?

 完全な貰い事故の可能性が大?っすか…




 そうか…


 そ~なるかー、



 しゃあない…



 

 まあ…

 笑とけ、笑とけ…


 クソが、



 許さんぞ、クソ神族め、

 いつか絶対に、ああ絶対だ、


 テメエのそのケツに、俺の渾身のフルスイングブチ込んだるからな…


 いいか、俺はー…

 ゴッドオブダークネス(仮)…


 「Everything is evil… It's Real…」


「すべては、EVILだ…」


「よーく、覚えとけ」




 …知らんけど…。




 



 

 

 

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