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逃避行1

 何か、一気にメンバーが増えましたね。

 アマジャさんに、親戚さん

 ミゲヤさん、エッタさん…

 で、かわちいかわちい、マーオちゅわん


 で、俺。


 6人パーティーだな。


 馬は、道産子?の様なゴツゴツで、サラブレッド見たいなシュッとして、無いタイプ、


 で、

 デカい角の有る鹿?は、オッカ、と呼んでるみたい…だが、


 俺は…

 ヤックルって呼びたい… 

 が、

 怖い大人に怒られるだろうか?

 知らんけど。


 で、

 馬に、アマジャさんと俺、

 もう一頭の馬に、ミゲヤさんと軽い荷物、


 鹿には親戚さんと子供、もう一頭の鹿に、エッタさんと荷物が乗った。

 …しまった、親戚さんに飴ちゃんを渡しておけば良かった…


 あと、ミゲヤさんが身軽なのは絶対、強いからだな。あれだ、遊撃だ、

 説明が無くても判る、知らんけど、納得だ。



 …だが、何故俺は?


 前から矢を撃たれては困ります故…って、あ、はい、


 …おこちゃまみたいで、恥ずかしいんですケド?


 まあ、確かに馬乗ったこと無いけど…。


 だが、俺は鳥取砂丘でラクダには乗ったぞ?


 …いや、あれって、乗せられてた?…だけだったかも。





 時刻は午前11時過ぎ、

 俺達は深い山の中に居た。


 結構な登りで、視界も悪く、時々、先頭のミゲヤさんが単騎で偵察に向かい、


 その間、馬たちを休ませ、水を与えた。



 そろそろ昼だな。


 腹が減った。…


 だが、

 だがしかし、


 例の違法薬物は嫌だ…

 嫌過ぎる…


 一回、一回で良い、

 マトモなモンを挟もう、

 背に腹だが、仕方がない。


 カバンには、スティックタイプのスープも有るし、

 時間も食器も無いんで、今、ラーメンは無理だ…


 ここは一つ、

 黄色い箱の固形栄養補助食品、あいつの出番だな。


 あと役所で、

 防災の訓練だか啓発活動だかで貰って、もうすっかり忘れてた

 非常食のクラッカーも、有るっちゃ有る。

 そう、賞味期限期限が切れてはいるが、味!み…

 消 費 期限、ひ、の方は…多分…きっと、


 切れて…無い、

 と…良いな…



 腹が減っては戦はできぬ、

 否、それ以前に、

 小さな川魚2匹と、謎の脱法薬品?だけ、


 殆ど何も食ってない。

 育ち盛りのわんぱくな俺には、まるで足りん。


 ミゲヤさんを待って、問題無いなら、


 コレを皆で分けよう。そうしよう。


 そうこうしてると、ミゲヤさんが帰還した。


 「もう少し先に行って、更に下った辺りに、小さいが水場がある、

 そこ迄移動して、少し休もう」


 おっと、休憩とな?

 いや、今日の野宿ポイントを発見、だな。


 OK、飯はその時だな。もう少しの辛抱だ。


 


 そんな時、

 横の草むらでガサッと音がして、


 次の瞬間、

 電光石火、親戚さんが何か投げた。

 目にも止まらぬ早業で、


 ビックリする位一瞬だった。

 メチャ速かった。

 

 それはまるで、

 6、4、3…

 ダブルプレーの時の、


 ショート(俺)のグラブトスを受けたセカンドが…


 超速でファーストに投げる投げ方、みたい?


 ……うわ、カッコ良!


 直ぐに草むらで小さな悲鳴が聴こえた。


 俺の世界でよく見た、あの家の畑を荒らす、

 お馴染みの鹿?、ぽかった。


 眉間の辺りと、首の付け根辺りに、投げた太い針の様な武器?が、刺さっていた。

 え、実は2本投げてたんだ、凄えな。


 普段、ショートのポジションの俺は、


 凄腕のセカンド、新たなるパートナーに出会った?


 …これでもう、内野の守備は万全だな……


 そんな?謎の親近感と安心感に包まれていた。


 気分的に?

 そして勝手に…


 もしランナーが出ても、簡単には進塁なんぞさせはしない…



 鉄壁の2遊間誕生の瞬間だった…気がした…


 気の所為か…




 知らんけど。


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