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鬼退治 1

 どうもこんにちは。

 鬼退治でお馴染みの、桃…ならぬ龍太郎です。知らんけど。


 いつもながら…確か俺はジオラマ作成の真っ最中だったはずなのに…


 ふと気づくと、今度は鬼退治だってさ…


 まあ、下心全開でひき受けた案件な訳だが…


 いっつもこんなに無軌道で、果たして本当に良いのかな?という…

 全くもって今更な疑問に今、正面からぶち当たってます。


 まあ…良いか?良いよね…までが、最近特にデフォだ…この流れは良くない。完全にパターン化しつつ有る…

 良くない。これは良くないよな。


 いちいち気にしたら負けだと…そう言う聞かせて、今日まで頑張って来ましたが…

 若干、そう思えなくなってきました、そんな今日この頃です。


 自分の国造りは勿論だが、扶養家族を養っていかなければという、強めなプレッシャーもあるし、


 商会連合の運営は勿論だが…最近特に、海賊退治や魔獣退治をサボりがちだったんだよな…


 やらなきゃいけない事が、日毎に増え続け、今でさえ無限に有るのだ…


 にも関わらず?

 それらを全部ほっぽらかして、

 まさか呑気に鬼退治とか…これって、実は現実逃避なのかな?


 こんな事してて、良いのかな?


 なあ〜んって、思ってる間にもうすっかり現場でしたね。


 まあ…来ちゃったんで、ここは気持ちも切り替えて行こうかな。

 うん、やっぱ俺は今日も、通常営業ですわ。こーゆうトコなんだろうなって…思います。



 大きな水源…湖の周囲には、噂の鬼族さんが…


 え~~っと?ざっと数百人くらい、いっぱいウジャウジャ見えてますね。


 なる程…アーマのデカい方の、ニメートルくらいのヤツによく似てるけど、大きく違うのが…

 おお、流石に角が有るね!アーマには無かったな。


 大体は一本だが…中には四〜五本生えてんのもいるね。

 へー、まるでパンクの兄ちゃんみたいで、面白いな。


 で?

 この泉の中に、地竜夫婦のお宝?レリーフが有ると。

 奪われるのも問題だが、万が一破壊されると、修復出来無い…つまり、なんかあった場合の、完全復活に支障が出ると。

 ちな…レリーフの移動は良くないらしく、想定外だった。

 

 立ち退きか排除か?



 じゃあ、まずはステルスで、鬼族周辺に潜入してみよう。地竜夫婦はここいらで隠れててね。

 一応、ミューに地竜夫婦のボディガードをお願いしとうこう。


 九郎も周辺をサーチ(アンド デストロイ)で…


 ジョンは……えーーっと?


 ………もうちょっと?


 …た、待機な。

 「キュウウウウ…」


 

 鬼族だが…もう見るからに戦闘民族って感じだよな…佇まいとか雰囲気?もういかにも、って感じ。


 住居は無い?…雨除けの屋根を葉っぱや枝で造ってる程度だ…

 なら立ち退き…引っ越しも、割と容易なのかも。


 複数の…家族…っぽいな。

 うわ…子供もまあまあいるね。


 …となりますと、流石に全員、殺処分とかは俺はヤダな…


 ただ中身がアーマみたいなクズなら、

 そりゃ悪いが、子供だって容赦は出来ん…うん、ここはもっと慎重に、詳しく調査してみよう。


 取り敢えずは…リーダーでも探すか。


 リーダーの人柄?方向性も、重要な判断基準だよね。


 しばらく湖の横…林の付近をウロウロしてて…お?見つけたぞ。


 うわあ…出たよ!悪だよ?

 見るからに悪役…ラスボス感タップリなヤツが…偉そうに座ってんやがんの…


 その顔が…もうヤベエな?


 うちのコワーイさんよりも怖いって…

 そりゃもう、ワールドレコードをサクッと塗り替える、まさに偉業なのだが?知らんけど…


 周りの取り巻きもいかにも、な?

 少なくとも中ボス…にしか見えない顔が、ズラリですわ。


 もういっそ、顔が怖い族に改名したほうが絶対に良いよね。


 ん?…作成会議かな?


 よし、じゃあ俺も参加しよう。


 ほお…食料不足とな。付近の獲物を狩り尽くしたと…

 うわうわ…身体デカいし、コイツら燃費悪そうだもんな。


 一体、コイツらのエンゲル係数は…って、いや、悲しくなりそうだし、今はやめておこう。


 おっと、どうやら付近に有る獣人の村を襲う計画の様だが…


 狩り続けりゃそのうち行き詰まるとか…一切考えてもえてもねえな。


 コイツら…こんな俺よりも、俄然無計画なのでは?ヤベエな…ダメだぞ無軌道で無計画なのは…

 そう言っておいてなんだが…


 なぜか俺の心も痛いのはなぜ?

 

 だが、こんなんほっといたら、そのうちデリターニャ辺りまで来ても、なんの不思議もないぞ。


 食料…とにかく食い物がカギだな。


 食い物か食い扶持を与えてやりゃ、なんとかならんかな?



 ここは一つ、面と向かって相談してみようかな?



 話し合いに応じるタイプには、ちょっと見えないのが、若干ネックだが…


 まあ…差し当たり、親分をねじ伏せりゃ、

 最悪、俺のお話も聞いて貰えるんじゃないかな?


 もしも暴れたら、さっさと意識奪って黙らせりゃ良いしな。



 うん、ここは正面からぶつかって行こうか。


 そう、俺の座右の銘は、当たって砕け散れっ…だからな。



 俺って邪悪どころか、親切な正直者だしな。つまり正面からが良く似合うって、そういう事だよな?



 じゃあ、せーのーで、




 よお!こんちは、俺やで。

 


 お触り禁止モードで、お話中の顔が怖い族のど真ん中に、

 ジャジャーーん!!っと、飛びたしたった。



 で、思わず笑ってしまった…


 これほど恐ろしい顔のクセに?

 短い悲鳴とともに?

 一斉に尻もちを付く勢いで、その場でひっくり返えってる…


 完全に、ビビり散らかしまくってる…な。


 いや、ごめん、ごめんて。そんなびっくりするとか、思わんやん?

 だって君たち、その顔やで??


 まあ…そこから当然、鬼さん達ったら怒って、

 武器を引っこ抜いて、ブンブンと振り回してるよね。


 まあ…俺は侵入者だしね。それも当然だとは思うが…


 でも、みんなの気が済んだら言ってね?


 俺は寝っ転がって肘をつき…居間でテレビでも見てるかの様な格好で、


 鬼さん達の、取り敢えず気の済む?のを、ゴロゴロしながらしばらく待ったった…


 戦闘民族って割にさ?

 こうも一向に、当たら無い攻撃など無駄だと、気づかんもんかね?

 親分に聞こえるように、そんな嫌味を言ったりしながら…


 無駄に頑張ってるが、いい加減にそろそろ飽きてきたんで、

 いよいよ俺のターンって事で良いかな?


 まあ…一回、一回落ち着けよ?


 俺がアンタらを殺す気なら、最初からそうしてるって、判るよね?ねえそうでしょ?


 …って、言ってるのにな?


 なに?

 …この人の話を一切聞けない感じ?

 どっか竜種にも匹敵するよな?


 まあ…一回、一回、罰だな。取り敢えず、食らっとけな。

 ガキンッ!ガコンッ!バキッ…ドコッ…

 「ぐあああ…」

 「ぎゃああっ」

 「うぐぐぐぐぐぐ…」

 「いっ…ううがあああ…」


 良いね、ゴロゴロしちゃってるよ

 うん、やっとだ。取り敢えず止まったな。やりゃできるじゃん。


 もう良いか?わかったろ?一切無駄なの。

 お前らの攻撃は、俺には絶対の絶対に当たらんから。


 ブンブンと武器振り回すのさあ、うるさいし、疲れるだけなのよ。分かった?


 そして、俺は話し合いに来たのであって?


 え?殴ったって?


 そりゃ悪いが殴られたのはさ、お前らが俺の話を聞かないからでしょ?


 もう良いか?

 次暴れたらもっと痛いやつ行くぞ?良いな?落ち着けよ?黙って聞いとけよ?


 大体さあ、よく見ろよ?こんなヤバいトコにさ、こっちはたった一人で来てるんだぜ?


 それなのにさあ、寄ってたかって大人数で攻撃カマまされてさあ、


 そりゃ俺だって、ちょっとは怒るよね?そうだべ?


 つまり正当防衛だからね?知らんけど。


 あとさ…お前らの話はちょこっと聞かせて貰ったが、


 幾ら困ってるからってさ、生き当たりばったりな生活はさ、

 この人数じゃあ、絶対に長続きしないって、判らんもんかね?

 

 お?…なんだよ、薄々自覚あるんじゃん?


 

 ところで…改めまして、俺はシヴァだ。

 親分?そう、そこのアンタ、名は?


 だから、睨むなよ?怖いでしょ?


 俺だっていい加減、ビビっちゃうぞ?良いのか?


 え?…問題無い?無いの?


 あ、そう、そうですか…



 まあ…じゃあ、親分、俺とタイマンだな。


 話はまあ…それからで良いや。



 では…遠慮は要らん。


 いつでも掛かって来なさい。

 では、本日のメインイベントと、洒落込もうぜ?


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