表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/168

夜明け前2

 これから、カーナンへと、向かいたいと思います、そう、告げられた。


 俺には当然、土地勘もアテも無い。地名なんて聞いてもサッパリ分からん。


 で、

「お願いします」とだけ、返事した。


 ホームセンター、それは、コー…いや、何でも無い…


 弟さんと親戚さんは、一緒には行かないらしい。


 何でも、それぞれ別の仲間と合流してから、こちらの班に合流するそうだ。


 「それではどうか、お気をつけ下さいませ」っと、すごく丁寧にお見送りを受けた。


 「そちらもご無事で」


 そう言って、俺は大きく手を振って、神殿を後にした。


 暫く歩いて気がついた。

 空腹感が消えて、しかもカフェインでも摂ったような覚醒感まである…


 え?さっきのアレ…実は、違法薬物なのでは?


 …まあ、ここで警官に職質される心配は無いだろうけど、


 たださあ、あんまり食いすぎてシャブ中毒って、


 …マジで洒落にならんや?


 例え、すごく飢えてても、

 …量いくのは辞めとこう、まあ…そもそもマズイし。


 そ言えば、俺が回収したヤツも同じなのかな?後で聞こう。


 待てよ…そういや多分、自分のカバン漁ったら、何か食えるもの有るはずだ。落ち着いたら後で探そう。



 やがて、空が白み始めた。俺達が行く先は、緩やかな下りが多く、大軍が移動したであろう行軍の跡は、踏み締められていて、割と歩き易かった。


 時刻(仮)は、間もなく朝5時になる。


 都合、昨日の朝から24時間営業の、まるでコンビニ状態なんだが…


 寝てないし、

 疲れて無いとは、とても言えない状況の筈なのに、


 …何だろう、割と全然元気だ。


 ああ、そっか、

 緊張しているから…

 気が張っているから…

 アドレナリンが出まくってるから…


 俺、若いからな…とか?




 …いや、自分に嘘はつけない…


 そうだと思いたい、思いたいが、違うな、



 きっと、あの黒丸脱法ドラッグのせいだよな…ヤバくない?



 更に暫く歩いて、やがて行軍のルート跡を大きく外れ、

 やがて河にぶち当たった。

 幅は10メートル弱、深さはは4〜50センチ位かな。底は見えているので、歩いて渡れそうだ。

 例の激渋ワインの袋型水筒を取り出し、アマジャさんは水を汲み始めた。


 俺が、コレ飲めますか?っと聞くより先に、


 アマジャさんは水を手ですくって、美味そうに飲んでいた。


 で、


 こっちを見る熱い視線が、

 お前も飲めよっ…美味いぞ?

 て、感じだな…


 一瞬、死体が流れて来そうな嫌なビジョンが頭に浮かんだ。


 血とかゴミ。あと色々浮いてないかマジで心配。あと、腹壊さないかな〜めっちゃ心配…


 だがもう、


 あの熱い視線に、屈した。


 飲んだった。


 何なら顔を水面に突っ込んで、ガブガブ飲んだった。美味かった。


 サムズアップ!&スマイルだ。



 …神様ありがとうって言いたい位だったが、





 あ、いけね、俺が…神様だったな。



 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ