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そして俺は、途方にくれた3

 さあさあ、皆様お待ちかねの…ひらパーじゃ無いよ、


 イカパーの時間だよ~。

 はい、拍手〜イエーい。パチパチ…




 獲物のイカ…

 上からではなく、真横でそいつを改めて見てみたらば、


 それはそれは、思いの外デカかった。


 その見た目も有って、ぶっちゃけ小型ロケットかミサイル?って、感じだった。



 俺が思っていたよりも…

 空中で俯瞰で見るよりも、

 実際に横に立つと、実は遥かにデカかったのだ。

 とんでもねえバケモノやないかいっ!



 この数のメンツでも、この脚一本だけでさえ?


 到底、1回では食い切れ無い程の、大きさと量だった。


 当初、イカ刺しやゲソ天とか、もう色々頭に浮かび、考えもしたが、


 そもそも、脚一本の長さは軽く3メートル以上で、太さが最大50センチくらい?

 肉厚もエグい、太いとこで20センチ位はあるのだ。


 仮に振り回せば、かなり殺傷能力の高いムチの様な武器になりそうだよな。

 おっといかん、これは食い物だったな。




 まずは、そう…素直に?

 適当な大きさにカットして、ステーキにして食ってみた。


 味付けは、ひとまず塩で頂く。

 勿論、醤油もスタンバイ、準備済だよ。



 では、いざ実食。


 うわ、旨…!!

 モッチもちやん?



 しかも肉の弾力、歯ごたえが超いい感じだわ、

 

 普通の肉…赤身の様なしっかりした噛み応え?を感じるな。


 そんな感じも有って、美味いぞこりゃ、もう堪らんね。


 そして…お待ちかねの圧倒的一番人気、

 イカの素揚げカレー風味だ。

 今回は、衣の代わりに、ワカメとか小魚も巻いたった。


 まあ…当然だが、このサイズのイカリングなど、到底無理なお話だったな。

 どんだけデケえ鍋が要るんだよって…


 いや…油もえげつない程の量だよな?



 まあ…でも、これは食わんでも判るよ?これは絶対間違い無いヤツだ。


 これ、もう見ただけで絶対美味いヤツ、に決まってるよね。



 で、まあ…


 実際マジで、超〜美味いんだよな。


 ああクソ、ビールが欲しいぜ…



 そうそう、忘れないうちに、一夜干しも用意しておこうか。





 しかしまあ…

 腹一杯食えるのは、


 この戦時に於いては貴重で、大変ありがたいお話なのだろうが…



 だがしかし…だ。




 調子ぶっこいて、こんな大物を捕獲したものの…


 この超巨大イカ…



 これを食い切るのには、一体いつまでかかるんだろうか?




 下手すりゃ、毎日腹一杯食っても、きっと年単位かもな…



 うん、絶対無理だな。



 きっとイカばっか続けたら、二〜三日で皆、飽きるよね…もう、絶対に。


 しかもだ…


 まだあの巨大ヘビだって、5分の一くらいしか消費し出来て無いんだよな…しかも、


 その胃の中から出た牛やらなんやら?も、

 全部キレーに残ってるんだよ…



 参ったな。毎日焼きイカとか…


 あと、焼き肉と素揚げ?無理でしょ?



 

 まずいな。


 これ、結構な…圧倒的大ピンチじゃね?




 これは急ぎ、ちょっと真剣に…

 今後について、真剣に考えねばならんよな?


 そうだ、大物ばっかに気を取られちまう、

 このアホな俺が、実は一番の問題なのだが…


 まあ…一旦、一旦それは置いておこう。



 もう、メイン食材は良いんだよな、


 寧ろ、俺達に必要なのは強力なサイドだ…



 超攻撃参加型の、器用で有能なサイドバックが、

 大至急、必要なんだよ。知らんけど…



 最高なのは、絶対に米なんだがな…


 ちょっと、なさげなんだよな〜、こっちの世界に。


 

 だが、少なくとも小麦や蕎麦、ニンニクもマストだし、

 何らかの豆類とか、キノコ、

 その辺なら、探せばきっと有りそうな気がするんだよな。

 根拠は一切無いんだけどさ。


 明日以降、割と本気で探してみようかな。


 じゃなきゃ…絶対最初に飽きるよね…


 この、俺がな。



 あとは、チーズにバターやマヨネーズ、一味唐辛子や、頑張って柚子胡椒とか…


 余裕が出来たら、次はその辺だな。多分、いけると思うんだが…



 まあ…今?


 せめて、小麦粉が有ればさ、唐揚げもフライも、

 数段美味くなるのはもう誰よりも知ってる、

 決して間違いの無い、絶対の事実なのだが。


 

 お?

 どうしたジョン?


 ん?

 お前もイカステーキ、欲しイカ?


 ああ、そうだな、みんな美味そうに喰ってるもんな、判るぞ。


 よし、くちばしサイズに小さく切ってやろうな。


 お?そうか、これが人…いや獣生初の?


 生まれて初めての海鮮かよ?良いな。

 どうだ、自分で運んだイカのお味は?


 そうかそうか、美味いか?良かったな。


 え?生が良いのか?うーん、ちょっと判るわー


 イカソーメンとか、イカ刺し、美味いよな?

 よし待ってろ、直ぐに生も切ってやるぞ。




 ミューのは…アレ?イカって血液有るんかな?

 あ?…あのさっきの青黒いの…血だったの?

 さっき、キモいし、メッチャ臭かったんで思わず捨てちゃったよ、

 ごめんなさい。

 

 あ、そうだ。イカスミはどうだ?

 イカ墨の袋を、シレンさんに、上手にに切り分けて貰ったんだよ。


 …いる?よし、出そうか…よっこらしょっと。


 さあ、飲んでみてみ。


 イカスミってさ、料理に使う位だから、味は旨い気がするんだが…


 それだけを直接で、食ったり飲んだりした事は流石に、俺は無いからな〜。


 まあ…ものは試しで…ん?


 え?凄い食いつきだが?…美味いのか?


 そうか…旨いのか、じゃ、イカスミは全部、ミューのもんだな。


 え?俺?…ああ、


 いや…大丈夫。


 イカスミって、何か、使えそうって、直ぐに思いついたんだけどさ…


 そもそも、パスタも無いんだよな、ここって…


 すっかり忘れてたんだわ。


 だから…気にすんな。遠慮無く、全部飲んでくれ。





 ところで…深淵の主よ…


 いやあ凄いね、イカってこんなに美味いんだね。あんな見た目で気持ち悪いのに…


 初めて口にした…

 いや、そもそも食べるって発想も無かったんだがね…


 本当に、心底驚いたよ。


 こんなに美味いのに、何で、皆食べないのかな、正直判らないよ。


 あ、流石にか?


 あれを…あのバケモノを海で倒すなんて、相当頭のおかしな奴しか考えないのかな?いや、きっとそうだよね…


 まあ…実際、我でも簡単には勝てる気が一切しないんだけどさ。


 でも、我はイカって大層気に入ったね。



 「お、おう、そりゃ良かったな…」

 で、ヨミさんよ…アンタ…マジ良かったよな…


 寧ろ、そりゃおめでとうだよ?



 あのイカさあ…


 なんなら、死ぬ程有るからさあ…


 もうね、遠慮せずに、お前は毎日毎日、ひたすらイカだけ食って食って、

 永久に食いまくってくれて、全然構わんですよ?



 いや、頼むから…むしろお願い…



 イカをもっとイカが?…って、




 どうも、

 お後が宜しいようで。


 

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