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彼女が居ても、女の子と遊びまくる彼氏にお灸を据えたい!

作者: 七瀬






私の彼氏は、ほとんど毎日“男友達と遊びに行ってくる”と

言って! 女の子を交えて遊んで帰ってくる。

私が彼氏に、【女の子も居たんじゃないの?】と聞くと?

必ず彼氏は、【女の子なんかいないよ!】と答える。



・・・でも? どう見てもニヤけた顔をしているし、女性の香水

の匂いがする。

そもそも、女の子が居ない状態で彼がお酒を楽しく飲めるはずがない!

女好きの彼なら? 居酒屋で女の子をナンパしてでも一緒に飲むだろう。

彼氏の男友達も彼同様に“女好きばかりだからだ!”

彼女が居ようが、彼らには関係ない。

その日を楽しくするために傍には“可愛いもしくは綺麗な女性が居る事”

が彼らのステイタス。

これを、世の中では“クズ男”というのだろう。

私の彼氏も間違いなくクズ男だ!


だが、私が付き合う男はみんなクズ男ばかりで、、、。

そういう男しか私は選べないのだと気づく。

彼氏の男友達の彼女も皆、私と同じでクズ男ばかり選ぶ女の子ばかり

なのだろうと思った。

どこか選ぶ男が似ている彼女達。

私達は、彼氏の彼女としてちょくちょく会うようになっていった。





『今日も真人、男友達で飲みに行くって言ってたわ。』

『私にも同じ事、言ってたわよ。』

『ほんと、懲りないわよねぇ~』

『コッチは!女がいる事、分かってるっていうのにさ!』

『男ってほんとバカよねぇ~』

『でも? そういう男しか選べないのはわたしたちだしね!』

『そうそう!』

『見る目ないのよ!』

『クズ男ばっかり!』

『わたしは、付き合う男がみんなクズ男だったわ!』

『えぇ!? ワタシも!』

『私もよ!』

【私達! ほんと、見る目ないわよねぇ~】

【そうよねぇ~】





私達は、“クズ男”の彼女同士で意気投合する!

彼氏がいない時は、みんなで集まってお酒を飲んで彼氏の愚痴を言う

事で彼氏の鬱憤を晴らしていた。

似た者同士だから、本当に気が合った。

そして、、、一人の彼女がこう言ったわ。




『・・・ワタシ達も“男遊びしてみない?”』

『えぇ!?』

『いいじゃない! 彼氏どもは、平気で浮気してるんだから!』

『そうね。』

『・・・乗り気じゃないの?』

『そんな事ないわ。』

『じゃあー決まりね! 男の子はこっちで用意しておくから!』

『頼んだわよ、楽しみだわ!』

『・・・彼氏にバレたりしないかな?』

『別にバレてもいいじゃない! 遊んでただけと言えばいいのよ。』

『そうよ、そうよ!』

『・・・・・・』

『大丈夫! 絶対にバレないから!』

『・・・ううん。』

『それにバレたからって、向こうはいつもしてる事なのよ。1回ぐらい

なによ! バレても気にしないわ!』

『・・・そうね、』

『そうよ! 楽しみ!楽しみ!』










・・・こうやって、初めて彼氏以外の男性ひと達を交えての

飲み会に私は参加したわ。

セッティングしてくれた彼女は、イケメン男子を数人連れてきたの。

オシャレなお店で、イケメン男子を目の前にワインを飲む。

こんなに楽しいことはない!

私は羽目を外していた。

楽しすぎて、飲めないお酒をグイグイ飲みまくったの。



気がつけば、イケメン男子と○○ホテルにベットで寝ていた。

私は“初めて彼以外の男性と浮気をする。”



『あぁ! 起きちゃった? 今日は物凄く楽しかったよ。』

『・・・私も。』

『じゃあまた、ボクと会ってくれるかな?』

『勿論よ!』






そうやって、私はイケメン男子と分かれて家に帰ると?

彼氏が私よりも先に家に帰っていた。



『こんな時間まで、何処行ってたんだよ。』

『“女友達と会って飲んでただけよ!”』

『・・・男はいたのか?』

『居る訳ないでしょ!』

『・・・・・・』

『自分はどうなのよ!』

『俺も男友達と飲んでただけだよ!』

『じゃあー一緒だよね!』

『・・・・・・』












彼氏にお灸を据えるつもりが、本気になってしまった私。

彼氏は、完全に私が浮気をしていると思っているみたいだ。

彼氏は、男友達と遊びに行く回数が減っていった。

その代り、私を監視するようになった。

私が女友達と飲みに行くと言うと? “行く事は許さない!”

とか言って、なかなか行かせてもらえない。




・・・これから先、私はどうしたらいいの? 

考える必要があると思うの。



最後までお読みいただきありがとうございます。

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