第九話 調査中(雑談)
遅くなりました
謎のフラッシュの調査のため、別行動をとっていた梶狩さん達と合流して、調査をすることになった。僕は新人なので近くで見学させてもらっているが、頭の中はさっきのフラッシュでいっぱいだった。
―あれは、『爆弾』の力に見えなかった………だとすると、あのフラッシュは……?
だが、梶狩さんの声で思考は中断する。
「さっきの謎の発光なんだけど………飛び交ってたデータは?」
「一度に複数の消失を確認しました」
夕霧さんが答えていく。
「近くに人の気配は?」
「ありませんでした」
「見覚えは?」
「ありません。初めての事例です」
不意に、梶狩さんが少し上(になっている方向)を向いた。
「……………最近、妙な噂がある」
「データの同時消失のことですね」
突然、パトロール中に僕に話しかけてきた隊員が入ってきた。
「ああ、それだ。時雨、分かっているとこまで教えてくれ」
「最近になって、データの消失や破損などの報告が増えています。消えたデータは、デバイス問わず、メールや、資料などさまざまです」
(シグル?)
そういえば隊員三人は自己紹介をしていなかったな。そう思って、僕は隣の夕霧さんに小声で話しかけた。
(はい。米田時雨さんと言って、梶狩さんの友人だそうです。都市伝説や怪しい噂などに詳しいと聞いています)
(情報収集能力はウチでダントツトップよ)
長宮さんも入ってきた。
(ちなみに、彼には兄がいてね、それがなんと、)
「みんなは何か気づいたことはあるかい?」
時雨さんの話が終わったようだった。
(続きは今度ね。)
そう言って長宮さんは話を終わらせた。兄がどうかしたのだろうか。
次話も遅くなります。2週間は空くと思います。




