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現実と仮想の狭間の記憶  作者: 秋初数奇
OCVC(にとって)の日常編
8/20

第八話 嘘を誠に 誠を嘘に

なんとかなった

 なんやかんやで無事にアーマーを装着できるようになり、今は梶狩さん、長宮さん、夕霧さん、隊員三人、僕の七人でパトロールをしている。

 ちなみに、アーマーは防御と変装を兼ねているらしい。デザインは一人ひとりちょっとずつ違う。僕は紫を基調として、あちこちに真紅を入れているが、夕霧さんはオレンジ色、長宮さんは黒色で、梶狩さんは青色だ。隊員三人は迷彩柄になっている。


「うん、ここらへんは異常なさそうだし、そろそろ二手に分かれようか」


 と、梶狩さんが言ったので、梶狩さんと長宮さんと隊員一人、夕霧さんと僕と隊員二人に分かれることになった。


「じゃ、三十分後にスタート位置で集合ね〜」


と言いながら、そして手を振りながら長宮さんが去っていく。


 四人で歩いていくと、隊員の一人が僕に話しかけてきた。


「黙って歩くのもつまらないんで、すこし話しませんか。例えば、最近の噂とか」


「最近の噂?」


「ええ。データが消えた、という苦情が増えてるんですよ。それに、データが消えてどうしたら良いか、という質問も増えています」


「そんなの、偶然かもしれませんよ」 


「ですが、分かる範囲でデータが消えたと思われる時間を書き出していくと、結構被ってるんですよ」


「被る?それも偶然じゃ………」


「いえ。十件中八件の割合で被ったら偶然ではなく人為的でしょう」


「確かに多い……………って、どうやって苦情とか質問を集められるんですか?データの復旧はOCVCの仕事じゃないですよね」


「ああ、OCVCって政府の組織だからね」


え?


「そうなの?」


「はい。話を戻しますと、規模から考えて時限爆弾を設置された可能性が高く、『爆弾』の力を持っているのではないか、と。」


「新人に変なことを教えないでください」


「うわぁ!びっくりした!」


いつの間にか夕霧さんが隣に移動していた。話に夢中で全然気づかなかった。


「そんな確証も無いことを教えてどうするんですか。ただの噂じゃないですか」


「いや、こういう話好きそうだな〜、と思って」


はい。好きです。


「都市伝説とかいいですよね」


「そうそう!やっぱり俺の目は間違ってなかった!」


「だからってそんなこ…っ」


その時、


「え!?」


「何だ!?」


()()()()()()()()()()()()無数の閃光が発生した。

遅くなりました。さてさて、フラッシュの正体は………

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