第十九話 Side-B とある黒幕の甜言蜜語〜Another Beginning〜
ある日ある時ある場所で
「力が、欲しくはないか?」
「・・・」
「君に話しかけているんだよ?」
「・・・私は、あなたと会ったことはありません。それならば、無視するのが普通です」
「まあそう言わず、話だけでも聞いてもらおうか」
「随分と勝手なかt
「ここに、未発表のとある技術のデータがある。これを、君にやろう」
「・・・・・色々と、話が見えませんが」
「まだ知られていない技術のデータを、君に渡すといっているんだ」
「なるほど、ふざけた話のようですね。では、私はこれで」
「まあ待て。詳しい話はこれからだ」
「そうですか。残念ですが話は終わりです」
「君は聞いたほうがいい。いや、聞くべきだ。君を見込んでの話だからね」
「・・・何の技術か、何故私なのか。まずは、それからです」
「簡潔に言うと、人間がコンピューターになれる技術、だな」
「・・・はい?」
「そして、私が君を選んだのは、君にふさわしい技術だからだ」
「説明になっていませんが」
「君は、この世界を壊したい。違うか?」
「・・・」
「情報で埋め尽くされたセカイが無ければ、俺たちがいる世界は成り立たない。それほどまでに、社会にとって情報が持つ意味は大きくなった」
「・・・なるほど、私である理由が分かりました」
「ならよかった。じゃ、頼むぜ」
「まずは、と言ったでしょう。質問はまだ……いない……?
妙な男、妙な話…………だか、好奇心の方が、勝ちますね。ふーむ………見てみることにしますか」
そして青年は、目の前に置かれたUSBメモリを手に取った。
Before the … begins.




