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現実と仮想の狭間の記憶  作者: 秋初数奇
OCVC(にとって)の日常編
18/20

第十七話 接触Ⅲ:明かされしtruth's'

「ああ、知ってるよ」


ビジネスチェアに座り、往復80°回転しながら、呑気にも見える軽い調子で梶狩は答えた。


「・・・・だったら、どうして言ってくれなかったんだ」


驚いて言葉がでない夕霧の代わりに、新鳥が怒気をはらんだ声で聞くが、梶狩は特に気にした様子もなく話を続けた。


「信憑性の薄い話だからね。何より、その話は嘘だ」


言われた側が違和感を覚えるほど、梶狩はきっぱりと言い切った。


「なんで言い切れるんだ?それに、その言い伝えをどこで知ったんだ?」


「こっちにもあるんだよ、言い伝え(ファンタジー)が。どちらかというと遺言だけどね」


しばらく間をおいて、梶狩は続きを()()


この世界(ネットワールド)の全てを統べるもの現れしとき、極彩色に燃える二対の羽が、絶望堕とす」


「は?」「はい?」


二人とも理解できなかったが、その様子を見てもなお、梶狩は続ける。


「これは、OCVCができる直前に、政府に送られてきたメッセージでね。最初は信用されなかったんだが、後から…おっと、この話は置いといて…。この際、解釈とか、どっちが正しいとかそんなのはどうでもいい。少なくとも誰かがネットワールドを・・・そうだな・・・統一、にするか。統一すれば『絶望』という何か(最悪)が起こる可能性があることは明らかだ。そして、OCVCはネットワールドの警備だけではなく、その何かを起こさせないために結成された」


「そう、だったのか・・・」


どうやら、OCVCはただのパトロール隊ではなかったらしい。これは覚悟をあらためないとな。新鳥はそう、決意する。

そして隣には、同じく決意を固めた水色髪の戦士がいる。


「知らなかったな」「知らなかったです」


「このことを知っているのはごく一部だからね。・・・だが、向こうから言ってきた以上、全隊員に共有するしかないか・・・とりあえず二人とも、これからは、世界を守るつもりで頼むよ」


「「はい!」」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




ーーーえー、今回、一斉連絡という形をとったのは、OCVCが戦う真の理由について伝えるためである。我々の活動目的とは何か。そうだ、ネットワールド上の犯罪の取り締まりだ。だが、ついに本当の目的を説明しなければならない時が来た。ネットワールドで行われている闘争は、実は陣取り合戦なのである。今表示した画面を見てほしい。この球体状の地図は、言うなれば地球であり、色分けされているのが現在の勢力図である。我々OCVCが持っている領地は日本に一部分のみ。これだけ見れば深刻な状況に見えるだろう。だがこれでいい。なぜか。さっきも言ったがこれは陣取り合戦である。では、この地図が一色に染まったときどうなるか。詳しいことはまだ分からない、分からないが確実に言えることが一つだけある。世界だ。確実に世界が終わる。我々は、この地図を一色にしない、させないために存在する!諸君!今、この瞬間から!我々の目的は!我々の使命は!世界を守ることに他ならない!さあ!立て!立てよ全隊員!正義は我らにあり!


「できた!これでよし!」

「いいわけねぇだろこのスカポンドラゴン!」




龍が紡ぎし最高の駄文、麒麟の鉄拳を呼ぶ

つまりは、言い伝えがあるからヴィランがいて、遺言をもとにOCVCができた、ということです。


truth? ?=?そして?=s 結構気に入ってるタイトルだったりする

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