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現実と仮想の狭間の記憶  作者: 秋初数奇
OCVC(にとって)の日常編
16/20

第十五話 接触:明かされしTruth?

それからの梶狩さんの対応は早かった。あっという間に警備部隊、警戒部隊の編成と部隊の巡回ルート、巡回時間をまとめ、OCVC全隊員に共有した。これをもとに全隊員をあげての警備、警戒態勢が敷かれた。

その後も、Fortune-Tellerは何度も現れ、無差別爆破を引き起こしては、逃走することを繰り返した。


そうこうしているうちに1週間が経ち…


「何の成果もありませんね…」


夕霧さんが(作った見えない)椅子に座りながらつぶやいた。


「パトロール中ですよ。しっかりしてください」


今は梶狩さんが決めたルートを回っているところだ。


「そんなことを言われたって、何も起きないのでは何もできないじゃないですか」


最初の邂逅以来、Fortune-Tellerが現れるのは決まって、夕霧ノンも新鳥有夢もいないときになっていた。今は検証のために、この二人だけで回っている。


「二人ともいないときに限って姿を現すなら、二人だけで回ればいい…って話だったけど、本当にそんなことあるのかな?」


「案外そうかもしれませんよ?私達だけに接触したい、けどメッセージも使いも出せない。なら、自分たちの狙いが伝わるまで、同じことを繰り返せばいい・・・とか?」


「・・・当たっているかどうかは別として、夕霧さんって案外推理とかするんだな」


「どういう意味ですか?」


「イエナンデモナイデス」


言うや否や、後ろから拍手する音が響いた。急いで振り向くと、一人分の、シルクハットをかぶったような人影があった。


「ふむ、ご名答ご名答。こちらの思惑が伝わったようで何よりです」


「「Fortune-Teller!」」


後ろに少し跳んで距離をとり、夕霧は銃を、新鳥は右手を構える。だが、Fortune-Tellerはカードも出さず、身構えもしない。


「何が狙いだ」


思わず新鳥が聞くと、返ってきたのは意外な答えだった。





「まあそう慌てずに、少しお話でもしませんか?」


首を少し傾け、右手を差し出すように前に伸ばすFortune-Tellerの仮面は、笑っているかのようだった。

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