第十話 22+14×4
大変お待たせいたしました。
話がなかなか進まないらしく、僕にも話が振られてきた。少し考えてから、
「爆発ではないと思います」
と、答えると
「爆破による破壊ではなく、消去された、ということかしら」と、長宮さん。
「しかし、同時に複数の消去など可能でしょうか」
これは夕霧さん。
「ネットワールドなんて新しいことだらけさ」
と、何故か少し上を向いて答えるのは梶狩さん。
「ネットワールドは世間に認知されてないので噂とかは少ないんです。俺の出番はなさそうですね」
米田さんはそう言うと離れていった。
「「「で、根拠は?」」」
「ネットワールドって、現実世界じゃなくても、炎は熱く、更に高温になると青い炎になったり、って化学とか、物理法則が守られているところと守られていないところがあって………、もし爆弾だったら、少なくとも破片とか、爆風はあるんじゃないかなぁ………と思いまして」
「ネットワールドに囚われないから出てくる考え………ですね」「ん、時雨いつの間に」
結局、原因不明の発光の正体は分からないまま、帰らざるをえなくなった。同時消去のカラクリさえ分かれば、対策の立てようもあるのに…………
「こんだけ派手にやったんだし、犯人から接触があってもいいのになあ」
僕がつぶやくと、隣の夕霧さんが少し笑った。
「そう簡単にはいきま「お呼びでしょうか。OCVCの皆さん」
「っ、誰だ!」
梶狩さんがいち早くマグナム型の武器を構えるが、近づかれた時点でもう遅い。相手に戦闘の意思がないのが幸いだった。
少し離れたところに、白と黒色でマジシャンのようなアーマーをまとった、少年と思われる背丈の人形が立っていた。
「いえいえ、少し自己紹介をしてから立ち去ろうかと思いまして」
気になる。『力』はなんだろう。なんの『力』が消去したんだ…………
「私は、このネットワールドでFortune-tellerと名乗る者。望む未来を見せる『タロット』使いです。以後、お見知りおきを」
タロットが複雑だったことと、時間があまり取れなかったことで、かなり時間がかかってしまいました。
タロットの力は、
・複数種あるが、どの種類を使うかはその都度自分で決める(戦闘中に変更可)
・基本的には、カードに込められた「意味」、描かれた「図柄」、図柄が持つ「意味」、カードの「数字」などで戦う
・カードを投げて牽制や切断、ダメージはあります
などなど、細かいルールがあり、使いこなせれば強力です。ルールや持つ力は少しずつ紹介していきます。




