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金髪美少女な親友と友達のギャルが居合わせ修羅場になった。

あれから1日がたち学校でのお昼休みに僕は友人と雑談していた。


「お前、ますます顔色悪くなってないか?」


と僕の友人である友一が苦笑いしながら言う。まあ、バニーガールに始まり数々の修羅場をこの数日間で経験したのだから当たり前だろう。


「それ、なんだよねー!羽っち、ほんとだいしょぶ?」


と僕の学校でのもう1人の友達、桜見 渚が心配そうにこちらを見つめてくる。ちなみに口調からも分かる通り渚はギャルだ。渚は優しくて友達思いな良いやつなのだか、帰国子女と言うこともあり、誰にでもスキンシップが激しいのでそこだけは治してもらいたい所ではあるがあとはほぼ完璧な美少女でなぜか僕の友人である。ラミも一応はスキンシップを取って来るのだがラミの場合、本当に気を許した極一部の人にしかやらない。というか男にはやらないだろう。まあ、最近は色々とあってなのか僕はやられているのだか。


「あーうん、大丈夫。」


と渚には心配させてしまっていたので僕はそう答える。


「えー羽っちホントに大丈夫?」


とまだ疑っているのか渚は僕の両頬を小さな手で覆い呟く。


これなのだ。彼女は平然とこういうことをしでかす。思春期の男子からすれば少し助かる部分もあるが流石に日本でこのような行動をしていると倫理的にも色々アウトなので、僕が渚には注意しようとすると、教室のドアの方から鋭い視線を感じた。


すごく嫌な予感がする。僕は渚の手を払いのけ、ドアの方に振り返るとそこにはプリプリとどこか機嫌が悪そうなラミがいた。


「あれが噂のラミちゃん?」


「そうそうー。羽一の親友だな」


「睨まれてるけど、そういう事だよね。」


「うむ...哀れな友よ。そういうことだ。」


と良く分からない会話を友一と渚がどこか冷や汗をかきながら言っている。


すると、痺れをきらしたのかラミは


「委員会の報告に来ましたー」


と言い僕の方へと近寄ってくる。やはり、普通にラミと僕が親友として交友していると知られると嫉妬に狂った男子や一部の女子が何をしでかすか分からないからこのような偽造行為をしているのだろう。


「可愛い女の子とイチャイチャしちゃて!!...」


とラミが僕にしか聞こえないくらいの距離でどこか恨めしげにそう呟いてくる。


「違うから、あいつ帰国子女で癖で触っちゃうんだってよ」


となぜ怒られるかは分からないが一応弁解しておくことにした。この反応やはりそういう事なのだろうか?と僕は内心思ったが、今いくら僕が考えたって答えを導きだすことは出来なさそうなので、今考えるのはやめておくことにした。


「...ふ、ふーん。なら、私のおじいちゃんもイギリス人で、実質私って帰国子女だから触って良い?...」


とラミはどこか期待を織り混ぜたどこか儚げなそして悪戯っぽい笑みを浮かべてこちらを見てくる。


「なんや、そのがばがば理論!ま~ダメではないけどさ、そもそもお前確か日本から出たことないじゃん」


僕のこの発言によりラミの頬は風船のように膨らんだ。このまま放置していても面倒くさくなるだけだと悟った僕がクラスメイトにバレないようにラミのしなやかな小指を握るとラミは慈しむような表情でそして頬を赤らめて僕を見つめてきた。


この反則級に可愛らしいチートのような表情で僕の頭は真っ白になるのだった。

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