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金髪美少女な彼女と付き合ってる事がバレそうになった!?

「羽一今日はご機嫌だなー」

となぜか僕の体調を日頃から気遣ってくれている友人の友一にそんな事を言われた。

「まあなーっかお前は僕のおかんか!」

と僕が言うと友一はニヤアと笑みを浮かべ

「あーわかった!羽一お前、今日転校してきたって言う黒髪スレンダー美女が転校してきたからだろ~」

おそらく時期的にも僕の最愛の妹であるめいの事だろう。なんて、昼休みに僕たちが雑談していると教室にいた生徒たちがざわめきだしてきた。

「おい!あれって水星さんと転校の子じゃないか?」

「うおお!!本当だ!可愛いー!」

などと話しているのでおそらくラミとめいの事を言っているのだろう。会話の内容は少し不快になるものだったが僕が彼らの立場だったらおそらくそう思う可能性が高いのでそれくらいは許容することにした。

「おーい!お兄ちゃん!」

と廊下からドア越しに僕の姿が見えてのかめいが廊下からこちらに向け手を振り近づいてきた。教室からは嫉妬の眼差しや値定めるような視線を向けられたが僕はそんな視線を無視し

「おー。良くここまで来れたな」

と呟いた。以前の僕だったらおそらく会話出来なかったが僕は母との一件で大切な人を守ると決めたのだ。おそらく僕が以前のような対応をしたら良くは思わないと思うので僕は家と同じように接するようにした。

「ラミもお弁当とめいの案内ありがとー」

僕のこの一言でラミは少し頬を赤らめこちらを慈しむような瞳で見つめ

「...こっちもありがとね...」

と呟いた。おそらくラミのありがとうは話しかけてきてくれたことへのありがとうだろう。だが、こうして変われたのも全てラミのお陰なのでラミには感謝してもしきれない。

ラミの表情や声色からクラス中の男子たちから殺意が籠った視線を向けられたがおそらくまだ交際していると確信もっている訳ではなさそうなので完全にバレた時には確実に視線で死にそうなので怖いものである。

「お前~こんな可愛い妹いたんだー!」

と友一が僕が殺意を向けられている事を気遣ってか、自分に注目が向くように少し大きな声でゲラゲラと笑いながらそう言った。やはり友一は機転がきくし何よりも優しいので本当に良い友達をもったと自分でも思う。

「おまえ...僕の妹狙うなよ」

と僕が冗談でそう言うと2人から

「いや、俺最愛の彼女いるんで」

「友一さんお兄ちゃんがすみません」

と冗談だろうが総批判を食らってしまった。

僕が子犬のようにラミに助けを求めるとばかりにラミを見つめるとラミは見つめられた事に頬を赤らめ

「...そうやって色気で...か、からかってくるからだめ...」

と呟いた。正直男に色気も何もないのではないか?とも思ったがラミがそう思ってくれていたなら嬉しいばかりである。それからちょっとして僕はラミからお弁当を受け取り頬張り始めるのだった。


~作者から~作品のフォローいいね的なやつブックマーク的なやつよろしくです!( *´艸`)

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