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親友なクウォーター金髪美少女との甘々生活!

「おーい!羽一」


と学校の帰り、快晴の中駅前の公園で背後から可愛らしい少女の声が聞こえ、それとほぼ同時に何やら柔らかく幸せな感触が背中を流れるように走る。


「おいぃ!ちょ。僕も一応は男なんだぞ!やめろ!」


と僕は抱きついてきた声の主の親友兼幼なじみ、水星ラミにいつものように怒鳴る。


「えー!それにしては私を振りきろうとしないじゃん!羽一のえっち...」


とラミは頬を赤らめながら僕の手を小さな手で握りながら言う。ラミは毎日と言って良いほど、僕をからかってくるので僕はラミをなんとか振りきり、思わず冗談で


「もう、ラミの親友やめようかな」


とニヤニヤしながら言うと、ラミも冗談にのったようで、まるで宝石のように美しい瞳、整っている高い鼻に艶のある唇、小柄ながらも豊かな胸を協調性させながら色っぽく


「私を捨てるの?...」


と呟いてくる。あまりの可愛さに羞恥から思わず目を反らしたそうになったが、その瞬間大きな風がふき、ラミがクウォーターである証の金髪の艶のある綺麗な髪が色っぽく揺れた。僕はその姿に見とれて10秒間くらい放心状態になってしまったがそれ誤魔化すように


「そうやって、すぐ冗談で色気出してくるからだよ!!」


と僕がむきになってまた怒鳴るとラミは腹を抱えて笑い出す。


その姿のラミは豊かな胸が強調されていて僕は目のやり場に困って足早に無言で家へと走って帰るのだった。




それから僕は家に帰り、諸事情により一人暮らしをしているので適当に家事などをこなし、ゆっくりとリビングでゲームをしていたらピンポーンとインターホンが鳴った。


僕は柔らかく、心地が良いソファーから離れるのが億劫だったが、居留守を使う訳にはいかないので重い足取りを進め玄関へときやいや向かう。


「はーいはい。今出ますよっと」


と僕が呟き、ドアを開けるとドアの前にはどこか寂しげな表情を浮かべているラミがいた。


「おっーす!ごめんね...こんな時間にきちゃて。」


とラミが申し訳なさそうに呟くので、僕は手を左右に振り家に上がるように促す。


リビングにつき僕がソファーにクッションを置くとラミは「さんきゅ」と言いソファに座る。それから数秒間沈黙が続いたが僕はそれを崩すように、


「んで、どうしたの?無理に言わなくてもいいけどさ」


と僕はラミが出来るだけ話しやすいようになるべく柔らかい表情を浮かべることを意識して呟く。


するとラミの表情も少し明るくなり、


「いやー。実はさー...家追い出されちゃった」


と衝撃の発言を何故かニヤニヤしながら話す。


「お前何でニヤニヤしてるんだ?」


と僕がラミに聞いてみるとラミは


「...羽一といたら安心してどうでも良くなっちゃった的な?」


と少し頬を赤く染め、頬を人差し指で撫でながら呟く。自分の親友だし、なるべく意識しないようにはしていたが思わず胸がギュッと締め付けられるような感覚を覚える。


「で、いく宛がないと。なら、しゃーない。うちに泊まるか?」


いく宛がないなら仕方がないと思い、そう僕が告げるとラミは少し意外だったのかあわあわと瞳を大きく開き期待と少し状況が飲み込めないと言った表情をしている。


「私今、泊まりたいってお願いしようと思っていたんだけどまさか羽一から言われるとは思わなかった...ありがと...」


ラミはさらに頬を赤く染めながら僕の小指を小さな手でにぎにぎと握って来るので、僕は理性を保つため、距離を少しおき目線を反らして言う。


「まあ、ラミが人が嫌がることをするとは思えないしな。あらかた、ラミに嫉妬したラミの父親の再婚相手の母とその娘がラミを追い出した事くらい予想が出来るよ。」


「なんでわかったの、ちょっとこわ!」


「なんでやねん!まあ、そのなんだ...学校でのラミは才色兼備の清楚美少女とか言われてモテはやされてはいるけど、嫉妬している人もいるし。大体家庭の様子も予想出来るよ。」


「...そっか...でもちょっと、嬉しい...見ててくれたんでしょ。私のこと...」


こうしてラミは僕の家にお泊まりすることになったのだった。




あれから数時間たち、僕たちは食事を終え僕がお風呂から上がりリビングに戻るとそこには何故か豊かな胸がより強調され、肉付きの良いお尻や長い手足がより目立つバニーガールの衣装を着て頬を赤く染めているラミの姿があった。


「お、おおおおおおおいいい!な、な...何て、格好してんだ!」


するとラミは腕をパタパタと動かしながら


「...と、友達が男子はこうすれば...よ、喜ぶって言ってたの!!」


と羞恥を我慢しているのか頬を両手でちょこんとおおいながら僕の右肩に少し寄りかかり言う。


「ら、ラミ!こういうのは僕なんかじゃなくて...好きな人にやれ!」


正直、ラミは見た目はそこら辺の女優の1000倍可愛いし、性格も良くて女性のとしての魅力はすごくあると思うのだが、向こうは僕の事を親友と思ってくれていると思うし、その信頼を裏切りたくないと言うのが僕の本心なので目をつぶっているとラミが


「...こ、こんな格好...好きな人以外に見せないよ!...だ、だーいすきに...き、決まってるじゃん...」


と可愛く呟いてくる。え?僕の中の全ての思考が停止する。このセリフから察するにそういうことなのだろうか?


「そ、それってどういうこ...」


僕の言葉を遮るようにラミは顔を真っ赤にしながら僕の胸に顔を埋め両手で僕の胸をぽすぽすと叩きながら呟く。


「...し、親友としてね!うん。そう。そうだよ。親友としてね!」


なんだ。そういう事だったのか。と鈍感主人公なら思うだろうが流石にそれはないだろう。だが本人はこれをなかったことにしたいと思っているから言っているんだ。


流石に家族に不遇な扱いを受けているラミを慰めてそこを狙うと言うのも人としてどうなのかと思ったので僕は


「そ、そうかー。そうだよなーー。」


と呟く。告白するなら自分から伝えたい。


「...で、でも、今まで出会った人の中では一番...す、好きだからね...」


僕はラミの可愛すぎる呟きに顔を真っ赤にし、明確な恋心を自覚するのだった。





~作者から~次回はラミちゃんの手料理と、羽一とラミの学校での様子が描かれます!




それと最後に、創作の励みになりますので良いね的なやつとコメント、フォローよろしくお願いいたします!


作者は現金なやつなのでそれによってこの作品の更新スピードや質も上がると思います笑

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