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第51話 新見くんがんばった!

少し修正しております。

たまにで週2回は多いとのご意見を頂きました。

確かにと思い新見くんの昼食参加回数を週1回水曜に変えております。

なお話的には変わっておりません。



俺を放置にして3人で盛り上がるガールズトーク? それをぼんやり聞いていたのだが、今日はひとりお客様が見えたようだ。


「山口、ちょっといいか? 」


 そういって現れたのは新見。この前のことがあるからそう変なことは言ってこないだろうと思い話を聞いてみようと思う俺。


「よっどうした? 新見」


「ああ、山口だけにじゃないんだけどな。お願いがあって来たんだけど……聞いてもらってもいいかな? 」


「えーとここにいるみんなにか? 」


「ああそうだよ」


 どうも新見は俺だけじゃなくみんなに話があるらしい。


「美樹に千夏に美優。ガールズトーク? 終了。ちょっと新見がみんなに話があるってさ。聞いてもらっていいかな? 」


 そう言ってみんなに声をかけた。そうするとちゃんと皆は新見の方を向き話を聞く体勢を取ってくれた。


「楽しそうなところすいません。お願いがありまして……も、も、も、もしよろしかったら私もたまにで結構ですので昼休みの昼食を一緒に取らせてもらうことはで、で、出来ませんでしょうか? 」


 ほう、今回は新見も周りが見えてるんだろう。俺や千夏だけでなく一緒に食事をする皆に許可を取ろうとしているわけで。最初からこうできればよかったのにね、ほんと。とりあえず俺としては断る理由がないので千夏次第ということになるけれど。


「みんなどう? 俺は別に問題ないけどとりあえずは千夏次第かな? 」


 俺はそう意見を言った。


「そうですね。きちんと一緒に食事をするみなさんに許可を取りにきたわけですし、みなさんが問題なければ私もなにも言うことはありません。」


「私もそうですね。というより私も途中参加でここに来るようになったわけだし嫌だとかは言えないですね」


 美樹と美優も意見を言った。ふたりとも特に問題なさそうだ。さて……問題は千夏だ。


「目的がわかってしまっているので……悩んでしまうんだが。まあ、みんなが良いと言っているから私だけが嫌だと言っても仕方ない気がするよ。それに別に新見くんのことを嫌っているわけではないしたまにということもある。それなら良いんじゃないかな? 」


 とりあえず千夏も了解したようだ。いろいろ悩んでいるようだが、まあそれは仕方ないかな。


「ふぅ……断られると思ってたんで安心しました」


 新見は胸をなでおろして安心しているようだ。まあ、断られまくってたしね。


「とりあえず新見。ここにいるのは千夏だけじゃないから。ちゃんと周りを見て参加しろよ」


「ああ、気をつけるよ。それじゃ戻ります。みなさん有難うございます」


 新見が戻ろうとするが


「ちょい待った待った。たまにってことだけど週1回くらいでいいか? 」


 俺は新見に聞いてみる。新見は再度こちらを振り向いて


「参加させてくれるならそれでいいよ」


と納得してくれた。


「みんなもそれでいい? 」


 皆に確認を取るが問題ないようだ。


「1回なら水曜でいいか。決めておいたほうが楽だし」


「ああ、わかったよ。それで参加させてもらうよ」


「それとさ新見。友達は良いのか? お前いつも友達と昼食とってたよな? 」


 俺は新見の友達のことについて確認を取っておく。


「ああ、そこはきちんと説明しておく」


「説明して他のやつも来るって言われても困るからな」


 俺は少し苦笑いしてそう言った。


「ああ増やさないよ。じゃ戻るよ」


 そう言って新見は戻っていった。




「千夏、本当に良かったのか? 」


 俺は念の為に再度確認した。


「さすがに食事を一緒にするくらいのことだしな。おまけに断る理由がない。毎日のことでもないわけだし……仕方ないな」


「まあ千夏も魅力的な女性ってことでこうモテるのは諦めるしか無いのかな? 」


 俺がそう言うと


「蒼汰くんにあまりそういう事は言われたくないな」


「確かにそうですね。蒼汰さんもう少し女性に気を使いましょうね」


「ほんと蒼汰くんは駄目駄目だね」


 


「えっ3人揃って?」


 そう駄目出しをされてしまった俺であった。

お読みいただき有難うございます。

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