始まりの終わり
初めての投稿です。色々教えてもらえたらうれしいです。
俺は今年からついに高校一年生になった。
夢だった高校生活を送ることができる!と入学前までは思っていた。
だが、現実はそううまくはいかない。俺は少々頭が悪い。いや、ホントに少々だからね。
俺の今年から通う高校はいわゆる底辺高校というやつだ。今時ヤンキーみたいなやつはいないだろうと思い、あまり入試の時に周りを見ていなかったが、実際に入学するとけっこういた…我死なないよな?
自分の教室につくと、すでに何人か座っていた。俺も自分の座席を確認してすぐに座った。席はThe真ん中だった。時間がたつごとに一人、また一人と入ってきた。思ったより静かだなぁと思ったその時、
「おはよう!!!」
無駄にでかい声であいさつをする奴が入ってきた。その男子は、自分の席に荷物を置くと近くの人に話しかけた。
「おはよう!俺は石田浩司!お前の名前は?」
次々と名前を聞き出しさらにはLINEまで交換していた。
そろそろ聞かれるか?何故か期待に胸を膨らませていた。なんて言おうかなどと考えていると俺の前に石田が来た。「来たっ!」と心の中で思い顔を上げて喋ろうとした時、石田は俺の前を通り過ぎ俺の後ろの席の人に話しかけた。
「おっ!?!?」
変な声が出たが誰にも聞こえなかったらしい。ふぅっと一息ついた。俺はなぜ話しかけられなかったのか必死に考えた。答えはすぐに出た。
俺が陰キャだからだ!!俺の容姿は髪が目元まで伸びていていかにも陰キャの象徴という感じだ。だが、髪を切れば顔立ちはそこそこイケメン……なはずだ。うん。絶対そうだ。
ちなみに俺が話しかけられたら言おうと考えていたことは、「おはよう!俺は川崎陸。友達になろうぜ!」まぁ、俺コミュ障だから初めての人とこんなにフレンドリーに話せないんだけどね。
ここから俺のボッチ高校生活が始まった。
不定期に更新させていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。