始まる世界3
体調崩してました。
すいません。
アキトに呼ばれたので俺も橋の下から上へと移動する。
アキトが女神…アスセナからの贈り物にあった片手剣を構えて、戦闘態勢(?)をとっている。
まぁ、戦闘をしたことがない俺たちにとって何がどうなれば戦闘態勢かなんてわからないが・・・・。
そんな戦闘態勢(笑)のアキトの顔をよく見ると、あごと剣を持っていない手のひらが若干赤くなっている。
そして、その目の前にいるのは…こう、なんかぶよぶよした手のひらサイズの流動体。スライムだった!
アキト「来たかカイト!アイツを殺るにはどうすればいいと思う。」
何故かアキトは半ギレに見えるが、先にスライムだ。
スライムは思っていたより小さく、濡れていて結構綺麗な色をしており、日の光を受けてキラキラとしていて・・一見害がなさそうに見える。
しかし、スライムが通ったところ、木でできた橋の木目が消えているのをみるとやはり害がないわけでないのようだ。
カイト「って、言われてもその剣で切れないのか?なんか小さいし弱そうだぞ?」
アキトは若干顔をしかめながら目の前のスライムからは視線は離さず答える。
「俺も最初はドラ〇エてきなスライムかな?と思った。だからそこら辺の石をぶつけたら殺れる。とも思った!」
カイト「・・・この世界のスライムは、物理攻撃効かないタイプなのかっ!」
アキト「そういうことだ。」
カイト「ん、じゃあ、光魔法か火魔法なんじゃね?」
アキト「・・・そか。そだな。」
最初は橋の向こうにいたスライムは、何か液体のようなものを吐き出しながら
ゆったりとした足取りで(まぁ、足はないのだが…)橋の中腹まで来ている。
カイト「知識の書に初級は全部あっただろ?」
アキト「あぁ、あるな。てか、送られた知識をそう呼ぶのか?」
カイト「・・・。」(スっ。)
アキト「まぁいい。火魔法使うから離れていろっ!」
カイト「分かった。」
(なんで俺が呼ばれたのか分からないくなってきたが、まぁいったん離れておこう。)
俺は橋から5メートルほど離れる。スライムは、アキトの2メートル前まで迫っている。
アキト「・・・・」
カイト「そろそろ打てよー!ちびったかー!」
まだ動かないので野次を飛ばしてみる。さらに野次を飛ばそうとしたとき・・。
「{ファイヤーボール}」
そう聞こえたのは分かった、がそのあとの”爆音”で何が起きたかわからなかった。そして同時に一気に風が突き抜けた。
アキトがいた地点には煙や粉じんが上がっていて、姿はよく見えない。
カイト「えぇぇ・・。何が起こってるん・・。」
流石にやばいと思い、走って向かうと・・。
・・・橋が吹き飛んでいた。
開いた口が塞がらないとはまさにこのこと・・。
カイト「初級いうてたやん・・。」
俺のつぶやきはむなしく風に流される。
視界がクリアになっていくと同時に橋の下から何か聞こえる。
「_ひぃ__カィ_たす_けで__。」
・・・川まで下りてみる。
下りると橋の一部と思われるものと一緒に知ってる顔があっぷあっぷしていた。
浮かんで沈んでを繰り返すアキトのそばまでより笑いをこらえながら、
カイト「お前かなづちだったのか?」
アキト「それよ__たすけ__くださ_い……」
心地よい日差しの中びしょびしょから変わり、少し乾いた2人が並んで歩く。
何の変哲のない午後3時ごろ・・・。
アキトは怒り、俺は爆笑していた。
アキト「お前!あそこまで来たらさっさと助けろよ!マジ死ぬかとおもったぞ!」
カイト「いやいや木でできた橋に立って足元で爆発起こしたら誰だってそうなるだろっ・・。ぷっ」
もう少し早く助けてあげるべきだったなと若干の反省をしつつ、話を逸らすことに専念する。
カイト「それより、あの魔法の威力なんだあれ?本当に初級魔法なのか?」
アキト「いや、流石に俺も分からん、殺す気満々で只々思いっきりやっただけだからな。(話そらされた気がする・・。)」
カイト「そんなもんか。やっぱり、情報が知識の書だけじゃ足りねぇな。」
アキト「まぁそうだな、日が落ちる前につくことを願おう。なんせ知らない土地だ、動けるときに動かないとな。」
それ以降は、川沿いをだべりながら歩く。
カイト「なぁ、観察眼結構便利だと思わないか?」
{観察眼:観察眼はいくつかの女神の加護のうちの一つ。物をよく見る、よく見ることができる能力のことである。}
アキト「そうか?モンスターや持ち物とかの名前がわかるだけじゃないのか?」
カイト「いや、今さっきまで俺もそう思っていたんだが、これを例えばお前に使うとお前に今戦闘する…隠蔽の指輪でお前はみえねぇや。」
アキト「・・・なんやねん。まぁ言いたいことは分かった。敵対心があるかとか、敵にばれてるかが観察眼でよく見ることによってわかるってことだろ?俺も今さっきスライムと敵対したとき変な感じがしたんだ。」
カイト「なんだよ、お前もやっぱりわかってたのかよ。おもしろくないなぁー」
アキト「まぁ、”プロファイリング”的なのができるってとこだろう。」
カイト「俺もそんなとこだろうと思う。」
アキトが橋の名前を憶えていたおかげで(橋はもうなくなってしまったが)、
地図を頼りに自分たちの大体の位置も把握できていたので、気が滅入ることは特になかった。
そして、途中で橋から離れ、最後の丘を越えたところでついに街とその城壁が視界に入る。
カイト「おぉ、街だ!なんか感動的だ!」
アキト「やっと着いたか!確かに不思議な感動を覚えるな!」
そして、2人は残りの道中も特に魔物と遭遇せずに無事つくことができた。
何かこう、街を描写したり、物品を描写するための資料がほしい。(描写できるとはいっていない)
今日は2話+閑話(?)です。




