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始まる世界2

前期中間終わった(いろんな意味で)ので更新していきます。

アキトには頑張って飯でも作ってもらうかな?

まぁ、料理人スキルがあれば`ヤバイ´物にはならないだろう。


なんてくだらない考えに浸ってると頭も大分楽になってきたのか、魔法の扱い方や冒険者としての基礎知識についての情報が整理できたのが分かる。


______


これは感覚的に感じていることのため分かりにくいが、理解しやすいように言うならば、いくつかに分類した圧縮ファイルを順番に解凍していっているということだ。


そして、脳の動きがその解凍により力を入れているため、余り思考が安定せず、寧ろ思考が止まることがあるほど危険な方法である。女神がこの魔物がほとんどいない地域を選んだのはこういう意味でも正解だったと言えるだろう 。


そのため、普段のカイトなら考えないはずの`アキトに料理をさせる´という思考に達してしまったわけだが・・・・やっぱりそれは後の話。

______


「「ステータスオープンっ!」」


頭がスッキリした俺達は、解放魔法を使い自身のステータスを確認できるようにしていた。



そして、魔法を唱えると目の前に・・・・・何も出なかった。


「「あれっ?」」

意気揚々と唱えた最初の魔法が不発だったことに若干の焦りを覚える。


アキト「な、なんでだ⁉ポーズが違うのかっ!?」


そんなわけはなく。

解凍した知識を少し探るとステータスを表示するためには、不思議な石を冒険者ギルドで受け取る必要がある。その石にステータスが表示されるらしい。


カイト「なるほど・・。冒険者ギルドに行かないとステータスは開けないらしい。」


アキト「おぉ、ホントだ。じゃあ、女神様の言う通りさっさと街に向かった方がよさそうだな。」


カイト「そうするか。まぁ、日が落ちる前には街に入りたいしなぁ。」


アキト「そうと決まればパン食いながら、ちゃっちゃと行こうぜ!」


言うか早いかアキトは片付けを終わらせ、もう歩く準備を終わらせたようで笑顔で待っている。

少々呆れながらも待たせるのは可哀想なので片付けをさっさと終える。



「なぁ、アキト?」


「ん?なんだ。」


「女神様のことを人前で女神様って言うのは避けた方がいいと思わないか?」


「あぁ、それは確かに思ってた。でもよ、他になんて言えばいいんだ?」


「ぬぅ、あの人とか かの人じゃあダメだよなぁ・・・。」


「それは流石に失礼だろう?」


「俺もそう思う。今度あったとき名前聞いてみて、それを文字って呼ぶみたいな感じにするか?」


「・・かなり、まどろっこしい気がするが、まぁそれでいいだろう。それまではどうするんだ?」


「うーん、白くって可愛くて迫力あるし....そだな、ユリで[アスセナ]でどうだ?」


「どうだ?って言われても悪くわないんじゃないか。だが、その知識どっから出たのか聞きたいレベルだが…敢えて追求はしないでやろう。」


「ぐっ…。(俺の黒歴史だな…。)ま、まぁいいならいいんだ。」


「まぁ、アスセナって名前にしておくとして、この隠蔽効果を持つ指輪を一応はめてさっさと行こうぜ。(人の黒歴史には触れないのが紳士的の動きだな。)」


「まじか?そんな効果をあるのかこれ?確かに袋に入ってたけど…知らなかったな。」


「俺も今さっき知識が増えて分かったからな。」


まぁ、そんなこと言いながらいったん川に向けて歩き出す。






__________


昼を過ぎて、太陽が一番高い所を超えまた降りようとし始めるころ、西の川まで行き着くことができた。


アキト「案外川まではすぐ来れたな。いったんあの橋の下で休憩するか?」


カイト「そうだな、結構日差しが出てきてるし、一度小休憩を挟むとしようぜ。」


アキト「あいさー。」


川の周りまでもそのまま草原がつづいている。

河原の水際までは急な坂になっていて、3メートルほどのちょっとした崖になっているようにも見える。

少々歩きにくいが、先人達が歩いたのか地面が窪み、道が出来ているのでそこに沿って下っていく。


カイト「う~ん、日陰は涼しいが、思ってたよりも暑いな…。川に飛び込みたくなってきたぜ。」


アキト「全くだ。クソッ…魚共め涼しそうに泳いでいやがる…。」


橋でできた日陰で涼しみながら、アホなこと言いつつ時間を過ごす。


確かに、川は魚が泳いでいるのが目で追え、川底まで日が届いているのが見える程には綺麗だ。

流れはほとんどない、少々水深があるようだが…。



アキト「カイトどうした?袋をあさって…」


カイト「いやぁ、確か荷物に簡単な地図があっただろ?川は地図に乗るだろうから、橋もあるし大体の位置が把握できないかなって思ってな。」


アキト「おぉ、そかそか…なるほどな。今さっきまでは只の草原だったけど…今なら絞る要素があるしな。」


カイト「そういうことだ。橋に川か橋の名前がないか見てきてくれ。」


アキト「もちろんOKだ。」


先に腹が減ったので黒パンを1つ食べる。

地面が湿って無いのを確認したのち、見やすいよう、地図を広げる。


広げようと…したとき、アキトが叫ぶ。


「おーい、ちょっと来てくれー。今すぐだー。」




何だろう?と思いつつ急いで橋の上へと向かう。


PUBG全然打ち勝てない…。

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