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詩log  作者: 箕雨シキ
6/10

log6

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 Poem - log6



例えば何もない世界にぽつり

例えば君のいない世界がひとつ

例えば君が笑う世界がぽつり

例えば何もない世界にひらり

例えばこの世界に何があるのか

君にはわかるだろうか

例えばこの世界のどこかに

僕の愛さなかった君がいるのなら

ぽつり立つ僕は

例えられない感情を知る



 ----


月並みな言葉よりただ一片いっぺんの愛情を



 ----


愛の手のひらに包まれて

この愛を大空に羽ばたく

届けるのは 愛の場所

戻っておいで 本当の愛

(あい、アイ、逢い、i。それは私、愛は私、アイアム、愛)



 ----


前を向いて歩くより

後ろ向いて 走ってやる

横向きに跳ね回るより

斜め向きに 飛び跳ねてやる

何より君を 抜かすために

努力なんて生ぬるい

死ぬ気で君を 抜かしてやる

頂点に立つのは君じゃない

この僕自身だから

死ぬまでに君を 抜かすから

胡坐かいて待ってろよ



 ----


溢れ出る何かを伝えるには

この命は短すぎるのに

ただ枯れて消えるにしては

長いものだ



 ----


青白い唇から吐き出すの

そのまま そのまま

くすぶるのは 愛情の魔法

青白い切っ先が示すままに

そのまま そのまま

くすぶる想いを 吐き出すの



 ----


静寂な夜に眠る

疲れを癒すように 心を休めるように

脆弱な朝が来る

命を慰めるように 言葉を失うように

そしてまた 静寂の夜がやってくる

涙を流すように 慟哭を吐くように

静寂な夜に眠る

ただただ ゆっくりと 夜を眠る



 ----


受け継ぐ先に 言葉があって

伝える前に 言葉が消える

伝達の手段は 存在を肯定され

変容を伴って 受け継がれるのなら

僕たちの語る言葉は

澄み切った水を照らす 光のように

暗がりに誘う 魔法のように

替えようもなく 美しい



 ----


「ひとりはさみしい」と言った

言葉の響きが 色を変えて漂う

互いの空間に漂う色は

互いに違う 色味を 響きを 意味を

それぞれ持っていて

僕らの色が 切ない色になる前に

「さみしい」と言った言葉は

意味をなくして 消えていった



 ----


僕の目を 一つあげよう

見える世界が 少なくなるだろう

僕の手を 一つあげよう

できる事が 少なくなるだろう

僕の心を 一つあげよう

意思のないガラクタがまた一つ 少なくなるだろう



 ----


甘い砂糖菓子と苦いコーヒー

貴方の好みに 染まった空色

好きと嫌いが 混ざり合うHug&Kiss

酔って酔われて果てない愛を

甘いクリームのように歌いあげ

舐めとる舌に噛み付くのなら

私の愛は どこまで届くのかしら

私の愛は 貴方に届くのかしら?



 ----


「部屋にいるだけで 僕は満たされるのだ」



 ----


(さい)

祭壇の祭に再会の誓いを立てた

春の訪れに咲いた桜の足元で

最後のさいに別れを告げた

美談なんかじゃない

最悪だけどそれなりに最愛な彩を

僕は見たのだろう



 ----


ブラックコーヒーが飲めないと言った君の

歯を見せて笑う姿を 僕は覚えていない

僕らはまた会うことは 決してないのだろう

思い出すのは あやふやな君の 言葉ばかり

ぼんやりとした君の影は 僕をあざ笑うように霞むのだ

君を捨てた僕を けらけらとあざ笑うように



 ----


「さよなら、愛した人」

「ありがとう、愛しき人」

巡る季節、外の景色は変わらない

また桜は散って 若葉を芽吹く

「愛してた、貴方のことを」

願いは届かないし 窓の外も変わらない

また桜が咲く頃 僕は思い出すだろう

なにより美しくない桜が咲く頃

変わらない 春の香りに似ている貴方を



 ----


愛、愛、愛。

愛は恋の上位互換?

愛情、友情、すべて感情。

戻れない道なら、前に進むしかないじゃないか。

愛、愛、愛。

生きている限り感じる情と、

進む限り避けられない道の誕生に

涙する、これもまた感情。

言葉にできない、感情、愛。



 ----


革命の足音が聞こえる

遠くまで響く力強い音は

僕のちょうど目の前で立ち止まった

これ以上は、進めないよ

そう言っている気がした

僕は革命と向き合いながら 呆然と立っていた

それ以外 なにもできない

革命と、僕 僕と、革命

僕は自分がどうしたいのかわからなくて

革命を撫でた



 ----


さあ、飛び降りろ

君が思う殻の中から 外へ 外へ

その先に着地点がないとしても 怖がるな

足をくじいたって 膝を擦りむいたってかまわない

そんなのすぐに治るさ

自分の力で 意思で 飛び降りろ

さあ、君が思う線を越えて その先の世界に



 ----


誰が誰を殺したの?

何が何を殺したの?

誰に誰が殺された?

彼は誰を殺したの?

誰が彼に殺された?

綻んだ傷跡をえぐるのは 君じゃない

僕たちの役目だから

「誰が彼を殺したの?」

鳴いたカエルに問いかけた



 ----


(タグ使用作品)

#最後の今日 に別れを告げるくらいなら

きっと僕は最後の昨日を悔いるだろう

最後は 終わりは常に 新たな始まり

終わらないものはないし

始まらないものもない

憂うより嘆くより #最後の今日 に口付けて

また会える日を夢にみよう



 ----


ふわふわり 風の下で寝そべりながら

上を見上げて そよぐ雲に抱かれるの

青く透明な空に浮かぶ 想像をしながら

地面の密やかな 草地に抱かれるの

のどかな初夏の朝の風は

緑の香りを運んで 僕に

新しい芽吹きを見せるのです



 ----


他人の不幸を大さじ二杯と

死者への冒涜をひとつまみ

愛する人への感謝と 利己主義の塊を

ドロドロに溶かして混ぜて

溢れる涙と 吐き出した怨嗟と一緒に煮込む

形がなくなるまで煮詰めたら

最後に心が裂かれる程の哀しみをスパイスに

貴方へ贈る 最高のおもてなし




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