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不気味な男  作者: 原始人
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会議

また少し、書き直しましたやはり確認は大切ですね。

ガイside




ガイ達はあの砂漠から、遥か北に進んだ城下町にきていた。

まわりには、行商人や親子連れなどの人が、たくさんいる。




ガイ「しかし、なんとか逃げ切れたな。」




アリス「何言ってるのよ!麗奈とアイシャがこなかったら、やばかったじゃない。」




麗奈とアイシャには、呼び捨てでよんで良いと言われている。




麗奈「まあまあ、その辺にしましょう。」



麗奈は二人を宥める。



アイシャ「しかし、気になるな。」



ガイ「ああ、あのローギスとか言う奴が、あんなにあっさりと見逃すなんておかしい。」




ガイ「(正直いくら助っ人がきても、逃げ切れるとは思わなかった。ローギスと言う奴はそれぐらいヤバい相手だとおもうんだが。)」




アリス「逃げ切れたんだから、良いじゃない。今はそれよりもこれからどうするかよ。」




麗奈「それならば、一度城の方にこられたほうがよろしいかと。」



麗奈は城の方にいく事を進める。




アイシャ「あたいも、その方が良いと思う。」




ガイ「おいおい、良いのかよ俺達が行っても?」



アイシャ「ああ、それなら麗奈がいるから大丈夫だ。」




ガイ「何で麗奈がいると大丈夫なんだ?」




アイシャ「それは、来てのお楽しみだ。」




城門には門番がいたがすぐにこちらに気付いた。



門番「お帰りなさいませ!麗奈様、アイシャ殿

それにそちらはお客人様ですな。ここまでご苦労様です。」




麗奈「ただいま、お疲れ様です。」



ガイ(何故、麗奈だけ様づけなんだ?)



ガイはそう思いつつ、足を進める。



そしてついに、他の部屋よりも大きい扉の前にたどり着いた。



アリスは、この扉の向こうがなにか気付いたようだ。




ガイ「ああ、十中八九そうだろうな。」



ガイも気付いてしまったみたいだ。この先に皇帝陛下がいるということに。




麗奈「では、入りますわよ。」



麗奈は扉に手をあてた。ギギィと音を立てながら静かに扉は開いた。




そして扉が開いたその先には、両横に人が整列して並び、皆フードをかぶっている。




さらにその先には、階段があり階段を上りきったところで、椅子に悠然と佇む男がいた。

40代後半ぐらいで見た目は優しい感じだ。髪は紫で短髪である。もう一つ椅子があるようだが、今は誰も座っていない。




麗奈「ただいま帰りましたわ。お父様。」




ガイ・アリス「「お・お父様~!!??」」




室内に声が響き渡った。ガイとアリスは急に気恥ずかしくなり、咳払いで誤魔化していた。

アイシャは目論みどうりだったのかニヤニヤしていた。




???「うむ、よくぞ戻ってきてくれた麗奈よ。それにお客人もわざわざここまでご苦労だったな。」




アリス「い、いえしかし麗奈がまさかここの娘さんだったなんて驚きだわ。」



アリスは本当にビックリしたと言った。




麗奈「黙っててごめんなさいね。お二人を驚かせたくてここまできてもらいましたの。」



麗奈は舌を出しながら言った。

見た目の割に茶目っ気があるようだ。




???「まずは自己紹介からいこうか、私はここの城主のアデルだ。

娘共々宜しく頼む」




アリス「私はアリスと言います」



アリスは姿勢を正して自己紹介をする。



ガイ「俺はガイと言う者だ、こちらこそ宜しく頼む。」




アデル「さて、本題に入ろうか?」



アデルは早速、用件を聞いてきた。




アリス「敬語は使いにくいので、普通に話しても良いですか?」




アデル「ああ、構わんよ。」



アリス「実は、砂漠でモンスターと戦ってる時にヤバい奴に出くわしちゃったのよね。ソイツは急に魔方陣から現れて、私が倒そうとしていたモンスターを一瞬で真っ二つにしたわ。それも危険度がSSダブルエスクラスの超危険な奴をね。」




アデル「それが本当だとしたらとんでもない奴だな。」




アリス「だから私達は挑発したわ。でもそんな挑発は無駄だった、だから少し抑えたけど魔法で攻撃したのよ。それも超上級の魔法をね。」




アデル「それでどうなったのだ?」




アリス「ソイツはなんと魔法を吸収しちゃったのよ。」



アデル「なんだと!」



アデルはかなり驚いていた。



アリス「ソイツはお返しすると言って、見た事も聞いた事もないような魔法を放ってきた。

私とガイで二重結界を張ったけどそれでも駄目だった。それでもう限界と思ったときに、麗奈とアイシャが助けてくれたのよ。」




ガイ「ああ、あの時は本当に助かったぜ。マジでやばかったからな。」




麗奈「ですがやはり、こちらが逃げる時にあの方が何もしてこなかったのが不思議ですわね。」



やはり麗奈もあの時の違和感を拭いされないようだ。




アデル「まあ、いくら考えても答えは出ないだろう。それでソイツの名前は分かるか?」



アデルはアリスに聞いた。



アリス「ローギスと名乗っていたわね。」




アデル「!!本当にローギスと名乗ったのか?」


アデルは何故か驚いていた。



アリス「ええ、確かにそう言っていたわ。」



ガイ(なんだ、麗奈のオヤジさんなんか知ってる風な感じだが、聞いても答えないだろうな。)




アデル「この件については、しばらく保留にしよう。」




アイシャ「何でだ、ヤバい奴ならギルドにでも頼んで捕まえてもらったらいいじゃねぇか?」




今まで黙ってたアイシャがアデルに問い質した。



アデル「いや、それは駄目だ。それに恐らくギルドに頼んでもそれ程の奴なら皆、返り討ちに遭うだろう。」



アデルはアイシャの提案を却下した。



アデル「しばらくは、様子を見ていたほうがいい。」



麗奈「そうですわね、下手にこちらから首を突っ込んでも余計な犠牲が増えるだけですわ。」



麗奈もアデルの意見に賛成した。




ガイ「俺もオヤジさんの意見に賛成だ。」




アリス「私も陛下の意見に賛成よ。今はまだ動く時じゃないわ。」




アイシャ「仕方ないか、あたいも皆の意見に乗るよ」



アイシャも仕方なしだが賛成した。




アデル「よし!今日はこの辺にしてお開きにするか、皆疲れているだろうから、宿の方に泊まりなさいお金の方はこちらで賄っておく。」




麗奈「それでは、皆さん時間になったら宿に集合ということで、よろしいですか?」



全員が頷きそして、各々行きたいところへ出て行った。


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