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不気味な男  作者: 原始人
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集結

三人称side




ギル(この我が震えているだと?あの者に恐怖しているというのか?魔神たるこの我が?)



ギルはローギスが変貌を遂げた途端、全身が震え出した。



ローギス「出でよ、聖剣デュランダル




ローギスの右手に純白に輝く剣が出現する。




ローギス「貴様は我に一撃も与えられずに、死す。」




ギル「ククク、面白い冗談だな、寝言は寝てから言うものだぞ。」




しかし、ギルが答えた時には既にギルの視界にローギスの姿は無かった。



ギル(何だと!?確かに今この瞬間まで、我は奴をこの眼でとらえていた!どこにいったというのだ!)




そう思っていると、ギルの視界の端に人影が一瞬うつる。




ギル(そこだ!)



ギルは魔剣レヴァンテインでおもいっきり、人影がうつった所をきりつけるが、そこには誰もいない。




ギルの視界に再び人影がうつる。

そこにギルは先程と同じ様に魔剣で斬りつけるが結果は同じく誰もいない。




ギル(一体どうなっている!?さっきから全く同じ事が起こっているぞ!)




ギルは何度も同じ事が起こる事に違和感を感じていた。




ギルが違和感を感じていると、突如としてギルの右腕がちぎれて吹っ飛んだ。




ギル「グァァァ!」




ギル(馬鹿な!?奴の気配は全く無かった!)




ギルはローギスの気配を全く感じ取れずに、さらにギルの左足が吹っ飛んだ。



ギル「アガァァァ!」



ギル(どこだ!奴はどこにいる!?)




ローギス「どうだ、たとえ魔神でも我のこの、無限廻廊の能力からは逃れられまい。」




いつ移動したのか突如としてギルの耳元に、ローギスが語りかける。




ギル(無限廻廊?なんだそれは!?)




ローギス「愚かな魔神に教えてあげよう、我は時を移動しているのだよ。さっきから同じ事が起こっているのは、時を戻していたからだ。」




ギル(時を操るだと!?そんな事は人間では、まず無理だ。しかし、奴の気配を感じなかった事といい、同じ事が何度も起こった事を考えるとあながち嘘というわけでもなさそうだな。)




ギルはそう考えると、いきなり眼を閉じた。




ローギス「勝てないと分かって、諦めたのか?魔神ギルよ?」




ギル「フハハハ!そんなわけがなかろう!仲間を呼んだのだよ。貴様に対抗出来る仲間をな。」



ギルがそう叫ぶと、ギルの近くの上空に魔方陣が浮かび上がる。




そしてギルが出現した時と同じ様に、足から出てきて最後に頭が出た。




???「ギルよ、何を手間取っておるのだ、さっさと塔を潰さんか。」



魔方陣から、オレンジ色の髪と眼をした紫色のワンピースを着た美女が現れた。




ギル「すまぬ、思いの他敵が強くてな。」




???「それで妾を呼んだというわけか。」




ギル「そうだ、敵は時を操る術を使う。そこで同じく時を操れるお主、魔神ティアならいけると思ってな。」




ギル(これで、奴に対抗出来る!ククク、まさかこちらにも時を操れる者がいるとは思ってもいまい。)




ティア「それで肝心の敵はどこにおるのじゃ?」



ティアはキョロキョロと辺りを見回す。




ギル「いや、ここだ。ここ。」



ギルは自分の右横を指差す。



ギル(コイツ、本当に大丈夫か?)



ギルは果てしなく不安だった。




ティア「そこか!・・・(何という美形じゃ!まるでプロの造形師が作ったみたいにキレイな顔をしておる!・・・よし、決めたのじゃ!)」



ティアの中で何かが決まったらしい。




ティア「え~ゴホン!ギルには悪いのじゃが、妾は、今日からコヤツと行動をともにする。」




ティアはローギスの肩に手をかけながら、ギルに裏切り宣告をした。




ギル「!!本気で言っているのか?」



ギルは信じられない思いで聞いた。




ティア「本気も本気、大マジじゃ、そういうわけで他の魔神ともオサラバじゃ!」




ギル(やはりコイツを呼んだのは、間違いだったか。仕方ない他の魔神をもう一度呼び・・・)




しかしギルの思考はそこで止まった。

何故なら、突然ギルの身体を魔力がこもった、格子鉄線こうしてっせんがギルの全身に巻き付いて細切れにしたからだ。




???「あっれ~、あそこにいるのってローギス様じゃん。てか今の敵、弱すぎでしょ(笑)」




ローギス達より、少し離れた所から10人もの人間が、動物の仮面をつけて喋っていた。

どうやら最初に喋ったのはネズミの仮面をつけた男のようだ。




???「あんな敵、どうでもいい、ローギス様がいる事が、超重要。」




次に牛の仮面をつけた女の声がした。

話し方が片言みたいになっていたが。




???「そうよ、ローギス様がいる事が重要なのよ。でも中枢のあの女どもまたローギス様にひっつきやがって。」




その次は虎の仮面をつけた女が喋った。

どうやらローギスを現在独占しているロザリー達が、気に食わないらしい。




???「ぼ、僕はローギス様に会ったら、抱っこしてもらうんだ。」




ウサギの仮面の少年はローギスに抱っこしてもらう予定らしい。




???「・・・私が先にローギス様に抱っこしてもらう。」




龍の仮面をつけた少女も、ウサギの仮面の少年と同じ願望があるみたいだ。




???「ローギス様・・やはり貴方は美しい。」




ヘビの仮面をつけた男?はローギスを見つめて、別世界へと旅立っている。



???「ローギス様は私の事が好き、嫌い、好き、やっぱり私の事が好きなのね。フフ、両想いね。」



馬の仮面をつけた女は、花占いをしていた。




???「さっきの敵はローギス様と戦っていたのか、身の程知らずとはまさにこの事。」




羊の仮面をつけた男は、ローギスだけを見つめていた。




???「ローギス様が帰られたということは、宴だな!」




猿の仮面をつけた男は、嬉しそうだ。




???「ローギス様に逆らうなんて、なんて愚かな敵だったのでしょうか。」



鶏の仮面をつけた女は、やはりローギスだけを見つめていた。




ここにベルザインの塔の地下の管理者が10人集結した。

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