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不気味な男  作者: 原始人
20/28

ベルザインの塔(アンダーグラウンド)

今回また少し短いです。

???side




ベルザインのアンダーグラウンド



ここは、世界で最も危険な塔の地下区域である。中には円卓があり、現在は12こある椅子のうち、現在は2人だけ座っている。




???「ふむ、中枢の奴等は出ていったか。もぬけの殻になるが大丈夫なのか?どう思うキリヤ?」



緑色の髪と眼をした、30代ぐらいのキリッとした顔だちの眼鏡をかけた男性が、つぶやいた。




???「ま、いいんじゃなーい。最上階の奴等が代わりに来るんでしょ。だけど、アイツらが中枢につくって事は大方、中枢にいた三人がローギスさんに会いにいったんでしょ。」




もう一人、金髪で青い眼をした男、いや男の子がいた。キリヤというらしい。




???「あのお方は、我らの希望であり頂点に立つ方だ。我らはあのお方に救われた者ばかり、会いたくなるのも頷けるというものだ。」




キリヤ「俺たちだって会いたいのに、あの三人てば自分達の仕事を、代理をたてていっちゃうんだもんな~、勝手だよね~。ルインもそう思わない。」




ルイン「仕方あるまい、しかし代理を立ててまでいくとはな。」




もう一人の男性ルインは、首を横に振りながら言った。




キリヤ「それにここにいるはずの、他の10人だって今はいないしね。」



キリヤは全くと言いながら、ため息をついた。




ルイン「あの10人も、ローギス様の命令以外は聞かないからな。ローギス様がここに戻ってくればあの10人も戻ってくるだろう。」




ルインがそう言った瞬間、塔が大きく振動した。



キリヤ「ルイン、どうやらお客さんのようだよ。」



塔に侵入者が入ってきたようだ。



ルイン「キリヤ、我らの居場所はそう簡単には見つからん。恐らく中枢の方にいってしまうだろう。」




ルインは上を指差しながら言った。



キリヤ「そうだね、じゃあ俺たちはゆっくりしてようか。」



キリヤはそう言うと、円卓の上に両足を組みながら乗せた。




ルイン「ああ、私も寝るとしよう。」




この二人、敵が侵入した状態でもゆったりとしている。

何故なら今まで侵入者が入ってきた事なんて、数えきれないから。

日常茶飯事なのである。



ギャァァ・・

どうやら侵入者は入ってすぐに、やられたようである。

今頃はモンスターに喰われているだろう。




この塔が何故、危険扱いされているか?それは、危険度SSダブルエスクラスを遥かに上回るモンスターがウヨウヨいるせいである。




もう一つの理由が、50階ごとに配置されている塔の管理者のせいである。

管理者達の中には、塔に侵入してきた者達を、殺す事を生きがいにしているものもいる。



モンスターから逃れたとしても、管理者に殺されるのが侵入者の末路である。

それゆえにこの塔は、1000年たった今でも、危険視されていた。

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