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不気味な男  作者: 原始人
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リミッター

三人称side



アリス(嘘でしょう!?あのローギスがやられるなんて。)



アリスは信じられないと思った。



ガイ(おいおい、マジかよ!)



ガイもまさかと思った。


麗奈(まさか、ローギスさんがやられるなんて。)



麗奈もかなり動揺している。



アイシャ(マジで、やられちまったのか!?)




しかし最後に全員が思った事は、あんなに簡単にローギスがやられるだろうか?という事である。



カイン「やっと、他のゴミを片付けれるな。」




カインの左手はローギスの血で真っ赤に染まっていた。



現在、ローギスは地に伏せた状態だ。



カインが少しずつ、4人に迫る。

どうやらあの鎖鎌で、全員一気に殺すみたいだ。


???「クハハハハ!少し油断しちまったぜ!」



カインが鎖鎌を構えたまさにその時、後ろから笑い声が聞こえた。

その声は確かにローギスであった。




カイン「!? お前は、確かに始末したはずだ!」




流石のカインも動揺していた。



ローギス「クハハ!何故生きているかって?答えは簡単!俺が人間じゃないからだ!」




アリス達はローギスが生きている事に、ホッとしたが、今度は性格が変わっているのが気になった。


アリス(でも人間じゃないってどう言う事?)




ローギス「アンタは確かに俺の心臓を貫いた、がしかしだ、それだけだ。それだけじゃ、俺は殺せない。」




カイン(心臓を貫いても死なないだと、ならば弱点はどこにある!?)



カインはかなり焦っていた。



ローギス「俺は特殊な身体をしていてな、ある場所から魔法の無限供給を受けているんだ。つまりダメージを受けた瞬間に回復しちまうんだな。」



カイン「なるほど、要はお前を跡形も無く消し去れば言いわけだ。」




ローギス「まあ、そうなるわな。」




カイン「だったら簡単、今すぐにでも、消し飛ばしてくれる!」



カインはローギスに高速で接近した、そこから鎖鎌を振り回し、ローギスに巻き付けて動けないようにした。




カイン「ハハハ!どうだ結局は同じだ!今度は跡形もなくお前を消せば良いだけの事。」




カインはもう勝った気でいるようだ。




ローギス「そういえばアンタ、俺の事ゴミ扱いしてたな。だったら今度はアンタがゴミの役だな。」




カイン「何を言っても、負け惜しみにしか、聞こえんぞ。ハハハハ!」




ローギス「少しだけ俺の本気を見せてやろう。」


ローギスがそう言った途端、ローギスの身体から白い煙が吹き出てきた。



ローギス「【リミッター30%限定解除】」



ローギスの口から機械的な声がれる。




ローギス「さてと、まずはうっとうしい鎌からだな。」



ローギスは両腕に力を込めた。



ブチブチィ

鎖鎌はそれだけでバラバラになってしまった。




カイン(何だと!あれは魔力の込められた鎌だぞそれを腕の力だけで、バラバラにするとは!)



カインは内心、冷や汗をかいていた、自分はもしや想像を絶する者を、相手にしているんじゃないかと。




ローギス「さ~て、死刑執行の時間だぜ、魔将カインさんよ~。」



ローギスはその言葉を、皮切りに動いた。

ローギスが一歩、二歩、と歩き、三歩めで唐突にカインの視界からローギスが消えた。




カイン(一体どこへいった!この俺でも見えないとは!)




カインがそう考えている頃には、ローギスはカインの肩に手を置いていた。




ローギス「よお、誰を探してるんだ?」



カイン「!!!?」



ローギスはそう言いながら、カインの肩を握り潰した。




カイン「グァァァ!」



それでもカインは即座に、ローギスの目を抉り取ろうと反撃するが、ローギスは陽炎のようにすぐに消えた。




その後も、右手、右足、左手、左足をローギスにちぎられてしまった。




カイン「・・・」



カインはもはや抵抗する気もないようだ。




ローギス「クハハハハ!どうだ、ゴミになった気分は!ああ、そういえばお前の主人は、ダラスって言ったな。アイツとも戦ったが、なかなか面白かったぞ!」




カイン「なるほど、お前がダラス様が言っていた男なのか。」



ローギス「ほう、何か言われていたのか?」



ローギスは自分の事をどんな風に、言われていたのか気になるらしい。




カイン「ああ、黒づくめでシルクハットを被った男とは絶対に戦うなと言われていた。」




ローギス「クハハハハ!そうか、アイツそんな事を言ってたのか!」




カイン「結果的には、こうして戦ってしまったがな。」




ローギス「どうせお前、再生できるんだろ、だったらダラスのところに帰って、俺の事をこう伝えておけ。いつでも相手になると。」



カインは目を見開いて驚愕した。



カイン「見逃すのか?」



アリス「ちょっと待って悪魔を見逃すって言うの?」



今まで黙っていたが、悪魔を見逃すのは聞き捨てならないとアリスは思った。



ローギス「ああ、そうだ。」



ローギスはカインに背を向けてアリスに言った。



麗奈「悪魔は今のうちに仕留めるべきだと思います。」



麗奈も同じ思いのようだ。



???「そうだよ、悪魔は皆、殲滅しなくちゃ。」



麗奈がそう言ったその時、突如として、ローギスの影から青年が飛び出てきた。




青年「無槍流操影術むそうりゅうそうえいじゅつ第4章 炎槍殺戮劇えんそうさつりくげき




カイン(ダラス様、申し訳ありません、どうやらここまでのようです。)



青年はカインに近付き

無抵抗のカインに、炎を宿した槍を何十回にもわたり、刺した。

ついにカインは消滅した。




ローギス「てめえ、俺の楽しみが一つ、減ったじゃねぇか、どうしてくれる。」



ローギスは青年にかなり怒っていた。




青年「悪魔は皆、滅びるべきなんだよ、それを自分の楽しみのために見逃すなんて、君も悪魔かもしれないね。そうだ、そうに違いない。今から、君も滅ぼすよ、覚悟しなよ。」




ローギス「クハハハハ!俺が悪魔だと!?だったらお前は天使か!?まあいい、降り懸かる火の粉は全て振り払う!」



ローギスと青年の戦いが始まる。

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